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オーガニックは何のために?意外と深い目的とサステイナビリティーとの関わり

化学物質を使用しない食品が主なものですが、石鹸などの日用品も増えてきている。私たちの身体に優しいのは勿論、地球の環境問題を考えた奥が深ーいプロジェクトとも言える。

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①生態系に配慮:自然の力を利用し共存をしていくことを目指すもの。農薬など極力使わず、微生物や昆虫を殺さなずにすべての生態系を考慮していく。※日本の基準では天然原料による農薬の使用は認められいる。

②健康:健康はダイエットなど食生活改善・運動だけでなく、内面から考えた健康にフォーカスしている。先に述べた農薬や添加物などのを低減し、体内に入る化学物質を少なくすることが出来る。

③環境保護:昔からある適地適作「その土地の気候風土や社会的・文化的条件に最も適した農作物を栽培する事」という考え方は、実はオーガニックの考え方と繋がっているのです。

④健全な社会:オーガニックは、農業や畜産業だけの関わりではありません。児童労働の禁止・植民地栽培の排除・南北格差の解消など、人を大切にする社会を実現を目指す。

☆国際的な規模で有機農業推進活動を行う「IFOAM」(国際有機農業運動連盟)は、この4つの項目を掲げて活動をしている特定非営利活動法人です。 気になる方はチェック✓ ※筆者はこの団体と関わりはありません。


******目的が分かったところで、次のステップ!!******

これらの4つと関わってくるのがSustainability(サステイナビリティー)SDGsの考え方です。この言葉も最近はよく聞かれる気がします。(定義はここでは省略)以下17項目をゴールとして取り組み、持続可能な社会を作っていこう!というものです。

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地球温暖化が年々進んでおり、日本の四季が昔とは異なってきています。特に最近の夏は、30℃越えが当たり前で9月に入っても残暑というよりまだ夏の日々。排出される二酸化炭素の温暖化への影響は大きく、温室効果ガスや化学燃料の使用、人口の増加などが起因となっています。

農薬や化学肥料には化学燃料が使われているのです!!こういった化学物質の使用で安定的な作物の供給ができる一方で、土壌汚染や二酸化炭素排出などにより、環境には負担をかけ続けてきたことになります。オーガニックの目的である4つの項目は、サステイナビリティーの考え方と繋がり、私たちの暮らしを守っていくために必要といえます。

もう一つのポイント☆ 海外などからの輸入品類。長距離輸送は、多くの二酸化炭素を排出して運ばれてきているので、フードマイレージの問題も年々深刻化しています。地産地消は、こういった輸入に対する環境問題を軽減することに繋がります。

しかし、日本においては、農業をする働き手の減少や土地の限りがあり適地適作をする事で育成可能な作物・生産量の限界があります。輸入に頼る必要性があり課題はたくさんあります。

☆食生活をはじめとする生活スタイルや思考は多岐にわたり、強制をするものではありませんが、自身の内面からの健康や環境問題に目を向けてみて下さい。


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