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Oヘンリー短編集:四百万

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Oヘンリーの短編集『四百万』(原題:The Four Million)の邦訳をお届けします。
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【連載告知】O・ヘンリー短編集和訳

はじめまして。駆け出し翻訳者の柳田です。 翻訳業界って、未経験だと仕事を取りづらいですね…

柳田麻里
2年前
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【おまけ】キプリング作「ボンベイの街に捧ぐ」

私が先日訳したOヘンリー作A Cosmopolite in a Cafeで、キプリングの「To the City of Bombay…

柳田麻里
3か月前
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【訳者感想】私の考えるコスモポリタン

O Henry作"A Cosmopolite in a Cafe"を翻訳し、ドはまりしてしまいました。 本編よりも長い解…

柳田麻里
3か月前
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【調査報告】自称コスモポリタンの話のネタ

「とあるコスモポリタン」(原題:A Cosmopolite in a Cafe)の柳田訳、いかがでしたでしょう…

柳田麻里
3か月前
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【前編】とあるコスモポリタン

 真夜中のカフェは混んでいた。なぜかこれまで客の目を逃れたために私が座れることになった小…

柳田麻里
3か月前
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【後編】とあるコスモポリタン

<前編のあらすじ> ある夜。主人公はニューヨークのカフェで、初めて会うE・ラシュモア・コ…

柳田麻里
3か月前
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【前編】トビンの手相

 トビンと俺の二人は、ある日コニーアイランドに行った。その日は二人で四ドル持ちあわせていたし、トビンには気晴らしが必要だった。というのも、トビンの愛しの彼女、ケイティ・マホーナーが、アイルランドはスリゴ州からアメリカに向けて三か月前に出発したのに、行方知れずなのだ。彼女自身の貯金二百ドルと、トビンが遺産として引き継いだ、シャーナー沼のほとりに建つ立派なコテージと養豚業を売ってつくった百ドルを持ったまま、彼女は消えてしまった。トビンに会いに出発した、と告げる手紙から、ケイティ・

【後編】トビンの手相

<前編のあらすじ> アイルランドから渡米予定の彼女、ケイティ・マホーナーが行方知れずとな…

柳田麻里
2年前
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【調査報告】コニーアイランドってどんなとこ?

О・ヘンリーの短編「トビンの手相」、お楽しみいただけましたでしょうか? 次の短編に移る前…

柳田麻里
1年前
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【調査報告】「賢者の贈り物」に出てくる聖書の登場人物名

おかげさまで仕事が忙しくて、すっかり更新が空いてしまいました。ようやく訳文の準備ができ、…

柳田麻里
1年前
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【前編】賢者の贈り物

 一ドル八十七セント。たったこれだけ。しかも、うち六十セントは一セント硬貨。食料品店や八…

柳田麻里
1年前
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【後編】賢者の贈り物

<前編のあらすじ> クリスマス・イブ当日。デラは、愛する夫のジムにクリスマス・プレゼント…

柳田麻里
1年前
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