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進化できるか できないか

この記事はFacebook LIVEの原稿を、LIVE 終了後に 一部書き直したものです。
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旅先のホテルにて

今年の初め、旅行先で、
ホテルを出るまでに少し時間に余裕があってテレビをつけたら、
たまたま流れてきた番組が、とっても印象的でした。

生物学者の 小林武彦さんという方が話しておられました。
10分か15分くらいのプログラムです。
小林さんは有名な生物学者です。
小林さんの専門分野の生物の話。

遺伝子の変異

生物の遺伝子は頻繁に変異する。
変異とは、生きているものがある日性質が変わる、というものではなく、
新しく生まれたものが それ以前のものとは違うタイプになっているのです。

変異したものがすべて生き残るわけはなく、
多くのものは変異したものの、その先はない。
生き残って、受け継がれていくものはほんのわずか。

生き残ったものがまた変異して、また変異して、を繰り返して、
今の世の中の微生物から巨大な生物までを作り出した。
そして、生物はこれからも変わり続ける。
そんな話。

では、進化とはどういうことなのか。

淡々としていた小林さんの口調が、
ちょっとだけ強くなりました。

生物は死ぬから進化するんです。
生き残っているということは、古いものをそのまま守っているので、
そこには進化はない。
死んでいくものが、進化するんです。

あ、そうだ。そうなんだ。

言われてみたら当たり前のことに、初めて気づいたような気がしました。

損切りが出来ないと

話は変わって。
私は自他ともに認める「もったいない母さん」で、
モノが捨てられない性格です。
すっごく倹約している とは、自分では思ってないのだけれど、
他人の目には  リサイクルとかリユースとか、
よくやるなーと映るみたいです。

あるとき、そのことで人に言われました。
「そういうのはダメじゃない。むしろ良いことだと思うんだけど、
ただ、そういう人って損切りができないのよね…」

あ、ホントだ。

その人は別に、私にダメ出しをしたつもりもないと思いますが、
私は、かなり本質を突かれました。

すぐに「もったいない」がちらつく私は、
確かに損切りが出来ない。
古いものをなかなか手放せないってことは、そうつながるよね。

そこで思い出したのが、小林さんの話。
「死ぬから進化する」

死ぬから進化する

死ぬ。つまり、古いものをある時点で終わりにする。
それがなかなかできない私は、なかなか進化できない。

うーん、そうだったか。
私がなかなか理想に近づけないのは、
この「もったいない母さん」の性質のせいだったか。
と思い知ったのでした。

そうはいっても、性格を変えるのはかなり難しい…

まだ進化したいワタシ

そこでまた、別の友人の教えを思い出しました。

「使わなくなったものをゴミに出して燃やしてもらえば、
それはエネルギーになるのよ」

…なるほど、そうであったか!

捨てる作業はエネルギーを作る作業と思えば、
「もったいない」も少し抑えられるかもしれません。

私ももうちょっと進化したい。

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