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23.11.07 求められるものをつくる

Fantasiaと井手さんのダイアログを読んだ。

考え方、感性、建築家としての姿勢。
全てに共感し、カッコいいと思った。

その中でも、特に井手さんの言葉で響いたものがあった。

「裾野が求めていることに答えたい」
プロダクトアウト的な発想で「良いものつくったら人が集まるでしょ」というタイプの建築家がほとんどの中、自分は「何がこの場所に求められるのか?」というものをつくる

井出さんDIALOG#1より

マーケティングとかしたくない。
ものづくりや生き方に思いがあって、そこにファンはつくはずだ。というのが最近の私たちの考えだった。

これを読んで少し視点が変わった気がする。

慶吾さんに話してもらった自意識の話とも関係があることだけど、

これが作りたい!
これいいから絶対売れるでしょ!
というのは経営者の自意識で、そこにユーザーの体験や価値は無視されている。
自意識には、求心力は生まれない。

ブランドは、人の心にあるもの。
これがブランドだ!なんて押し付けはいらない。
人の思い出をどう作るか、どう引き出すか、共感を生むか。
それを考えた時に
マーケティングなんてどうでもいい!という言葉は出てこなくなると思う。

戦略が先に来るような、人のほんとうの心を無視したマーケティングみたいなものはしたくない。

だけど、
お客さんが欲しいと思うもの、必要だと私たちが信じているものを作って行く、そんなやり方もありかもしれない。

そして、当たり前に品質が良くて、絶対これはみんなが喜ぶ!と自信のもてるプロダクトを持ちたい。

そうしたら自然と周りに人が集まってくるはずだ。

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