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一期一会の乗務員・グルメ散策 〜神保町、天麩羅『はちまき』〜 2023年7月27日

都内でタクシー乗務員をしております、みやび と申します。

私はタクシー勤務の日にはいつもお弁当を持参。しかし、ここ最近のこの猛暑!☀️ 車の中に食料を置いておくと、すぐ痛んでしまいます😖😩🍱

仕方がない、どこかで食べてしまおう♪ と諦め、タクシー乗務員のランチ巡り🚕✨

これがまた、楽しい…

タクシーと言うのは、必ずお客さまが居て成り立つ仕事。

お客さまをお送りするとなると、ご自宅や職場など、その人の『ホームグラウンド』へ赴く訳ですから、話が弾むと美味しい店やお勧めの店をたくさん教えて頂けます。

こうして私は、お客さまはじめ職場の仲間達から様々な情報を得て、色々な店にゆき、楽しいことを書こう!と食べ歩きを始めました。

とは言え、何処もかしこも知ってるなんてことはなく、行き当たりばったりの店も多いです。毎度の食事のことですからね。

お客さまの目的地は、どこへ行くのか分からない。辿り着いた慣れない土地のランチを、ネットで調べてから行きます。

顔を合わせて仕入れた情報にハズレがなくとも、誰が書いたのだか分からないものに失敗はつきものです。

この毎出番のランチで、足を運んだ店の情報は溜まってゆく一方。

訪れた店を全部書く気にはならず、紹介する価値、伝えたい!と思って書く、手間暇かけて書きたい店はそれほど多くありません。

しかし、今日の店は直ぐ書かずにはいられない、、🫢🫢🫢

こんなに美味しい店あったの⁉️と思うほどの、絶品ランチの店を見つけてしまいました。👀✨

私の中の5本指に入る名店でしたね〜🤞

いつも書いている通り、私は浅草も好きですけど。お仕事では東京駅のタクシープールからお乗せするのが1番好きなので、神保町は立地が良いんですよね。東京駅が近くて、ランチに便利なんです💕

この神保町。

古本の街であり、学生街としても有名です。出版社も多く点在していて、ランチ1,000円ほどでめちゃめちゃ美味しい😋😋

お気に入りは、神保町よしもと漫才劇場の周辺です。駐車場もあるし、行列のできる名店ばかりだし、食べ尽くしちゃいたい、、😆笑

神保町よしもと劇場のあたり

先日いただいた割烹料理屋の和食ランチも素晴らしいご馳走でした。いずれ、この店もご紹介したいです。美味しいので!

でも今日の店は、作家志望の私にとって浪漫もあるのです…📚✨

何故かと言いますと、ミステリー作家のあの江戸川乱歩が愛してやまない店だったらしいんですよね。

江戸川乱歩との思い出

『天麩羅 はちまき』と言います。

店に入り、カウンターに座りました。注文時には、注文を取りに来た店員さんにこう声をかけてみました。

「すみません。天丼か、天麩羅定食か、どちらか文豪っぽいのをお願いします」

ランチメニュー

ハテ… と、店員さんが困った様子を見せると、厨房カウンターに居た店主でしょうか? すかさず言葉を添えました。

「注文に迷われているのでしたら、天麩羅定食をお勧めします」

では、そちらを。私は天麩羅定食を頼みました。

店内を見回すと、カウンターに座っていた客の多くは女性でも男性でも、天丼を食べています。

1番人気は天丼なのかな… と思ったりもしましたが、間もなくきた天麩羅定食を食してみて、やっぱりコレで良かった!と嬉しい気持ちになりました。

天麩羅定食 ¥1,000-

この店の天麩羅、サクサクカリッはさることながら、フワッフワなんです😭✨🍤

噛みますでしょ、サクサクッとして、カリッとして、フワッとする。

絶品てんぷら

粉っぽい訳でもないけど、粉がフワッとするような… 子どもの頃の懐かしい記憶が蘇りました。

幼い自分が白粉を軽く叩いたお母さんに抱きしめられている… ほのかに温かくて優しくて、胸が締め付けられるような愛情を感じます。

もう、最っ高ぅぅ😭😭 でした。

江戸川乱歩の言葉を借りますと…
『うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと』
現世は虚構、幼い記憶(夢の中)こそ真の自分。

仕事に戻る私は、仮面をつけて生きている。
つまり、はちまき締めて、頑張っている訳です、、

疲れて、泣きたくて、休みたい私は…
この店の天麩羅によって、夜の夢、昔の懐かしかった自分に還るのです。

以上、第1回神保町グルメレポートでした。

つづく。

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