彦根 旅行記⑤(すし浜へ行け!⑴) 2023年2月20日
滋賀県の東に位置する、『彦根(ひこね)』
歴史的に重要拠点とされた土地なのに、現代は何だかパッとしない街です。でも、私はこの街に惹かれ、この街の魅力を知りたいと足繁く通っています。
さて、彦根トラベラーのみやびです。
彦根にある旧・遊郭『袋町』へ行ったエピソードの前に、私の中にある彦根の原点を少々。
初めて訪れた日のことを思い返すと…
前々からずっと、彦根を訪れてみたいと思う気持ちはあったんです。
旅に出ようと思う度、いつも通りに国内ツアーを調べてみるものの、彦根は高くてなかなか行く機会に恵まれません。
それが、去年の夏の終わり頃に青春18切符で大阪へ行くことを決めまして。
東京から東海道線を乗り継ぎ、憧れの『彦根』を通過した時。
何だか心弾み、印象に深く残りました。帰りには少しでも良いから『彦根』に立ち寄ろう!と思ったんですよね。
新大阪のホテルのチェックアウトを早めに済ませ、JR琵琶湖線を途中下車。
…のはずが、間違えてJR京都線に乗り、近江塩津駅経由で行くハプニング。
滋賀県というのは、琵琶湖をグルリと囲んでまして。東側に彦根があるんですけど、私は西側を回って行ってしまったのです。
1時間ちょっとで行けるはずが、エラく時間がかかってしまいました。
こうしてたどり着いた『彦根』の滞在時間は、わずか3時間。電車の長い長い旅でした。(青春18切符ですからね🎫😅)
朝ごはんから大分時間も経ち、お腹が空いて仕方がない。でも食事に時間を割けば、彦根を見て回る時間がない。
何処かで簡単に食事できれば… と、彦根駅と彦根城を繋ぐ『駅前お城通り』沿いにある店を発見‼️👀
とにかくお腹が満たせればいい、彦根グルメにさほど関心のないまま、とある店に入りました。
店前にメニューが掲げられ、『近江ちゃんぽん ¥650-』とある。格安だなぁ😳✨
店の扉をガラガラと開け、中を覗くと女性が4人ほど。15時近くだからか店内に客の姿はありません。
店の女性たちが何やら楽しそうにしているのにも好感を持ち、女一人旅でも入りやすいと思いました。
お待ちかねの『近江ちゃんぽん』を食すると、思っていたよりも、はるかに美味しい‼️
複雑に絡み合う出汁の旨さ… 硬さも、太さも、長さも、食べやすいシコシコ麺。
スープは残す派なのに、すっかり飲み干してしまう味わいの深さ。
野菜たっぷりで、アッサリで、彦根の味に魅了され…
今思えば、これほど彦根を好きになったのは、『すし浜』の味を初めに知ったからかもしれません。
今回が3回目の彦根では、目的が3つほどありました。
1, 冬の彦根を知る
2, 袋町を散策する
3, 彦根の人と交流を結ぶ
先の投稿で、1, 冬の彦根 体験エピソードを書きました。伊吹山おろしが冷たくて寒くて、嬉しくて☃️❄️ 目標 達成🙆♀️
そして、2, は酒飲みの歴史仲間が帰ってしまい、1人で行くのは… ちょっと気が引けます。
その代わり、友人との散策で3, 彦根の人と繋がりが出来ました。有り難い限り。目標 達成🙆♀️
その繋がりで地元の人から「21時まで袋町の店は開かない」と教わり… 友人が帰ることに。
私はこの日も彦根に泊まる予定でしたが、飲めないので、1人で飲み屋は行きづらいんです😓💦
せっかく、2連泊で『袋町』散策を計画して来たのに😭✨ 諦めるしかないか…と、後ろ髪引かれる思いで『袋町』を去りました。
友人と見送った後、ホテルに戻るか、ごはんを食べに行くか、悩んでいました。
2, は果たせなかったけど、せっかく泊まりで彦根に来たし、どこかに寄って行きたいなぁ…
何度も書いてしまいますけど、私は女ひとり旅。オマケに下戸。どこかで一杯引っかけるなんて無いんですよね🍶✨
既にあちこちで色々食べていたし、ボリューミーな食事もちょっと💦 ただ頼んで残す、なんて教育は受けてませんから、一切しませんし。
またあの店に行きたい、入りやすいお店… 私は1人で、またフラリと『すし浜』に入りました。
夜の『すし浜』は、ほぼ満席。私はカウンターに座って近江ちゃんぽんを注文。
隣の席には、地元の人と思われる男性がツマミながら酒を飲んでいました。
「どこから来たの?」
「東京から!彦根はもう3度目なんです」
この彦根の男性と、彦根談話が弾み…
「今日は袋町に行きたかったけど、店が開いてなくて😭」
「行きつけがあるから、連れてったるわ!」
「😳😳😳😳😳💕」
" 商いは、たねやに訊け " なんて言葉がありますけど、私にとっては…
" 誘いは、すし浜へ行け " と思いました。
彦根を好きになったキッカケの店。この店で知り合った男性と、あの『袋町』へ潜入したのです!
めちゃくちゃ長くなったので、一旦〆
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