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春日猫

やっとこさ3回目のワクチン完了。モデルナワクチンを打ってもらいました。

何をしても、メリットがあればデメリットがあります。それでも、今の最善を選択して、とっとと生活を変えていかないと、あとからあとへ、難題が控えています。

あ~あ、温泉に浸かって、軟体動物になるくらいマッサージしてもらいたいよ~。


庭のミモザ


ぽっかりと春満月や湯の香り


空気中の水分が増す春は、月も潤んだ感じがします。

ただ、「朧月」が比較的「満月」に近い月をイメージさせるのに対し、「春の月」の形はさまざまです。三日月もあれば半月もあるでしょう。

満月の場合は「春満月」ということで、どうやら、「朧月」のぼんやり感とは区別されるようなところがあるようです。

ぽっかり浮かぶ春の満月、もし匂いがするのなら、湯舟の香りかなあ。入浴剤は使わないわたしですが、柑橘系の香りが好きです。


くるぶし春冷しゅんれい払ひ出勤す


アラ還ともなると、そう易々と踝を出したりしません。

冷え性ではありませんが、体を冷やすことの害は知っています。でも、若い人たちを見ていると、薄いストッキングを穿いて、春冷を払い落とすみたいに、颯爽と歩いています。

あやかりたいもんです。


鏡川の春風景


春日猫しまい忘れた舌ざらり


「春日」「春の日」には、二つの意味があります。春の日の光(天文)と春の一日(時候)。

春の一日、のんびり過ごす猫の様子を詠んだものですが、どうして猫って舌をしまい忘れてしまうのでしょうね。

別に春でなくても、年がら年中、舌のしまい忘れはあるのですが、長閑な春に、無防備なしまい忘れの舌。

かわいいもんです。


ミモザのしたでお昼寝


なんとも美猫になってしまいました。起きていると騒々しい猫ですが、寝ている姿には、わたしの目尻も下がります。

夜勤の夜はいつもひとりで留守番。猫でも、寂しいとか思うのでしょうか。犬みたいに、全身で喜びを表現するのが苦手そうな猫。

それでも、わざわざ、わたしの前に走り込んでは寝転がり、腹をさすってもらいたがる。
服従のポーズといわれそうだが、わたしには精一杯の情愛のポーズに見えます。