【いろどり芸能郵便社】キービジュアルの公開とVactorとは

PRTimesの方で12/11に一般公開を発表したいろどり芸能郵便社。今まで未公開だったキービジュアルも公開され、いよいよ本格的に始動するようだ。

さて、このPRTimesをじっくり読み解いていこう。

キービジュアル

まず公開されたキービジュアルだ。メインの3人がお茶している光景だが、よく見ると周りに鳥が飛んでいる。服装のカラーからいって、黒い鳥が「御園 結唯(みその ゆい)」、白い鳥が「冬守 しずく(ふゆもり しずく)」、ピンクの鳥が「服巻 有香(ふくまき ゆか)」のペアだろう。

つまりキャラ+鳥のペア。魔法少女物でよくある動物や妖精とセットになっている様だ。2Dモデルにも恐らく小物として登場するのではないだろうか。

キービジュアルの背景も独特なのに気づく。一見西洋の様に見えるが、この世界観については独自の物のようだ。今日まで気付いてなかったのだが、こういう記事も出ており、いろどりについての方向性について述べている。

「いろどり芸能郵便社」は、独自のシステムで成り立っている仮想世界にあるタレント事務所になります。この仮想世界上に存在している会社に所属するキャラクターがいろんな作品に出演するという形になってます。

なるほど。独自の仮想世界のようだ。心がぴょんぴょんしそうになる風景だが、あっちよりも背景のカラフルでキャラクタの色合いと上手く調和されている。イラストレーターのbratさんの技術力が光る、他のV事務所には見られないレベルの高いキービジュアルだと思う。流石にブシロードだけあって、グラフィックのレベルの高さは段違いだ。

Virtual Actor

さて、次に気になるのは「Virtual Actor」という単語だろう。同じく上の記事からどういう存在か推測できる。

リアルな声優さんができない領域をバーチャルアクターは担っていきたいなと思っていて。例えばの話ではありますが、「台詞リクエストに応えたボイス販売」などができれば面白いのではないかな、と。

――なるほど。リアルよりも更に身近さを狙っていくということですね。

ええ。ですので、バーチャルタレントのボイスレッスンも収録して発信していく予定です。最初から完成している存在ではなく、バーチャルアクターとして成長するストーリーをお見せしていく。これがブシロードらしさだったりするので。

その先になにか声のお仕事で表現ができたときに初めてバーチャルアクターとして初めて完成する、という構図ですね。

どうやら声を主力にしたVtuberの様だ。いわゆる声優的な活動がメインになるのかもしれない。実際お披露目後の動画を見てもかなり演技力が高いなという印象だった。にじさんじは未経験者も多いし、ホロも配信出身が中心なので、ここは大きい差別化だろう。

いわゆる触れあえる声優みたいなポジションになる可能性がありそうだ。元々声優自体オタク人気があるので、それに配信でリアルタイムに触れ合えるという付加価値を付けることで、かなりアドだ。アイドル化が進みビジュアルまで言及されることの多くなった声優業だが、ここにきてVactorという顔出ししないが表に出てきて活動できる声優という新しいポジションが出来るのはカウンター的で面白い。もっと広がりえる可能性を感じる。

次に気になるのは「VActor」の公開順序だろうか。

Vactorについて

「御園 結唯」→「服巻 有香」→「冬守 しずく」の順序である。かつてのIPだった探偵オペラ ミルキィホームズでも主役ポジションがいたように、ここでもトップにきた「御園 結唯」が主役ポジションなのだろうか? まあここはチャンネル登録者数に寄るのかもしれない。現在のチャンネル登録者数は以下の様になっている。

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ここから見ると、今のところロリ可愛い冬守しずくが一番人気の様だ。自分もこの中ではしずくが一番スコなんだワ。あと、しずくはナナカグラ先生がtwitterで宣伝していたのもプラスだろう。

動画は現在公開されていないが、お披露目直後のお礼動画が以前書いた記事から再生できるので参考にして欲しい。

これまで不明だったLive2Dモデラ―も記載されている。fumiさんとrariemonnさんの様だ。fumiさんはあくあやるしあ、はあちゃまを担当している事で有名でrariemonnさんの担当はフブキ、シオン、ミオ、おかゆ、ころね、ぺこら……etcでトップクラスに担当している数の多いモデラ―だ。

イラスト以外にも気になる点としては以下のキャラクターのロゴだろう。それぞれの特徴表しているロゴが面白い。3人という少人数体制な分、有名イラストレーターのグラフィックだったりL2Dモデラ―だったり、専用ロゴだったり、潤沢に予算を使っているなという印象。

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プロジェクト発表会

プロジェクト発表会についても見ていこう。

まず日時だが金曜日の13時とのこと。

2020年12月11日(金) 13時(1時間程度を予定)

出演者も気になる所で、「サイトウケンジ」さんはシナリオライターで特にトリニティセブンで有名だ。ここから察するにいろどり芸能郵便社の仮想世界の世界観作りやシナリオ作りに協力しているのではないかと思う。世界観からきっちり作りこんでくるのは他のVにはなく、やり方がかなりアニメ的で興味深い。

ミルキィのキュール・バートン役の佐々木未来さんも参加するようだ。こちらは何だろう? 司会進行をするのか、はたまた早速何かコラボするのか気になる所だ。

他にもプロデューサーの「野呂祐介」さんも出てくるのでプロジェクトの概要について説明してくれるだろう。ここまでしっかりと作りこんだプロデュースは恐らくVでは珍しいと思うので、個人的には俄然注目している。見切り発車的な活動が多いベンチャー企業中心のVに、大資本できっちり仕上げてきた「いろどり芸能郵便社」がどう立ち向かっていくのか、気になる所だ。

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