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ほぼ無職だったのにかかわらず、まる一年かかった相続のお話。

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…巷で言われるような骨肉の争いこそありませんでしたが、故人が予想を上回る数の金融機関に口座を持っていた為、歩き回る羽目に…。ほとんど銀行、お役所遍路の記録です。
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#差額ベッド

1)入院から始まった話

忘れないうちに、2年前の相続狂騒曲を振り返ることにしました。 …それでも、細部はもう怪しいモンですが。 1. 父は病院へ入院して、3カ月で亡くなりました。 いい意味でも悪い意味でも、父は『殺しても死なない人間』だと思われていたので、80を過ぎた高齢者であるにも関わらず、周囲のショックは大きかったです。 ただ、入院してからはベッドに縛られ、殆ど点滴に生かされているという状態だったので、ようやく解放されたんだな…という感慨は皆の胸にあっただろうと思います。入院中見舞った人は皆