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2022年!あけましておめでとう!

2022年になりました。
農業の世界に飛び込んで10年目突入です。

今までの9年を振り返ると、色々ありました。
就農して最初の5年は、祖父のやり方を踏襲して、市場へ出荷する日々。
主にリーフレタス、ナス、トウモロコシ、キャベツ、白菜を育てていました。
それらの経験は今も活きています。

市場への出荷は、規格さえキチッと守れば基本的に持っていった作物はすべて買い取ってもらえるというメリットがあります。
ただその金額はその時の相場に応じて様々。
良い時もあれば悪い時もあります。
マーフィーズファームは基本的にワンオペ農業なので、この近辺の農家さんに比べたらそんなに規模は大きくありません。
そのため、出荷出来るタイミングの作物も一つずつというやり方をしていました。
周りの農家さんは畑も広いので、複数の作物を同時に育て、その時の相場が良いものを出荷する、というやり方をしているところが多いのです。

出荷出来る作物が一つだと、もし相場が悪い時期に出荷が重なるとその季節まるまる収益が見込めない、もしくは赤字になる、という事があり、それが悩みのタネでした。
周りがどうであろうと、自分は自分の農家としてのやり方があるのではないか?と思い今のように直接、食べてくれる方と繋がるやり方を模索し始めたのが5年前。
自分が愛情を持って育てた野菜たちの美味しく食べてもらえている姿を見届けたい。
そして、身体の中に入る食べものが育つ様子や生産者の想いを届けたい。

でも、その頃はまだ自分の育てた野菜を食べてくれる人とどうやって繋がればいいのかまったく分からず、試行錯誤の連続でした。

そうしてもがいているうちに、ポケットマルシェというところの髙橋博之という代表が全国47都道府県を周って車座をやっている、ということを偶然知ります。
その名も「平成の百姓一揆」
ヤバい人なんだな、というのはすぐに感じました。
これはもう参加するしかないという直感のもと、その車座に参加し、ポケットマルシェという産直サービスを知ったのが平成30年、2018年のこと。
就農して6年目でした。

結果、ポケットマルシェとの出会いは大きな転機になりました。
そこからの出来事はまた別の機会に譲ります。

ただ、常に動いていれば、なにかが起きる。
諦めず、もがき続けること。

まだまだ経営は厳しく、綱渡り状態ではありますが、自分の農業、農との付き合い方を信じていきます。少しずつでも、想いが広がりますように。

2022年もどうぞよろしくお願いします。
皆さんにとって、素敵な一年になりますように。

サポートしていただいた分は農園の整備・野菜作りに活用させていただきます。理想の農園に向けて一歩一歩頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。