#14 Off-Broadway 2016/10/17

「ニューヨーク=マンハッタン=ブロードウェイ!!」
初めてNYに来た12歳の時の私の脳内です。
いつから知ったのでしょうか?ONではないBroadwayがあることを。

Off-Broadwayは、収容人数が約100〜500名の小劇場作品。ちなみにOff-off-Broadwayもあって、こちらは100名以下となります。
Offで上演される作品は、前衛的だったり、実験的だったり、かなりユニークなものもあるみたいで、そこで良い評価が得られるとON、つまりBroadwayでの上演に繋がっていきます。

日本ではここ最近小劇場での作品に出演していて、箱の小ささが持つ独特の良さみたいなものを理解しつつあったので、今回の留学中に必ずOff-Broadway作品も観よう!と決めていました。

そしてそして!素晴らしい出逢いのおかげで、1週間に2本も観ることができました。今回は1本目について綴ります。

Sell/Buy/Date (10/12/2016)

写真撮り忘れちゃった。
友人がフリーチケットを譲ってくれました!ラッキー!
小さなこじんまりとした劇場で、今までとガラリと雰囲気が違うので少しドキドキ。脚本・主演のSara Jonesの一人芝居。内容はSex Industryというかなり攻めの姿勢でした。

芝居と日常の線引き
彼女のセリフが全くセリフに聞こえないという謎の現象が起こりました。日常会話みたい。英語という言語が持つ特徴だと思いました。日本語でももちろんナチュラルな芝居は存在するし可能でもありますが、イントネーション、アクセント、ジェスチャーといった点で、英語は表現が派手になるなと思いました。
確かに考えてみれば普段から英語話者ってドラマから飛び出してきたの!?ってくらい表現がオーバーだったりするので、芝居だとしても凄く自然に捉えることができます。だからこそ、「よし、芝居見るぞ」って変に身構えたりせずにいられたり・・・。
もちろんThe 芝居!という作品もあるとは思います。どちらが優れてるとかいう話ではないです。じゃあ日本語という言語だからこそ生み出せる特有の空間って何だろう?能?歌舞伎?それを現代の演劇に置き換えると?考察しなければ。
土地に根付いた物語
Sex Industryといういかにも欧米らしい問題を取り上げていました。物語の中に様々な国出身のキャラクターが登場する(Saraが全部1人で演じます!)ところも多文化共生のアメリカって感じでした。NYやNJの地域ネタもたくさん盛り込まれていて、ここの人がここの人のために作った作品という印象が強かったです。この点でもBroadwayに比べてかなり実験的だし、万人受けを狙わない地域密着型と位置付けることができると思いました。

Then…

Broadwayではない数々の新たな発見が散りばめられたOff-Broadway。次の記事で、さらに迫っていきたいと思います!お楽しみに。

Be Hope, Be Mare!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?