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【Adobe JavaScript】Visual Studio Code で開発環境を構築する

PhotoShop や Illustrator などの Adobe 製品は JavaScript で操作することができます。

Adobe 製品向けの JavaScript 開発環境として ExtendScript Toolkit がありますが、既に開発が終了しています。
そのためかインストールの仕方がちょっと分かりづらくなっていますし、そもそも使い勝手があまり良くありません。(個人の感想です)

この記事では Visual Studio Code にExtension を入れることで Adobe 製品向けの JavaScript 開発環境を構築していきます。

OS は Windows 10 Pro を使用しています。

1. Visual Studio Code のインストール

本体の Visual Studio Code が無いと始まらないので、公式サイトからインストーラーをダウンロードしインストールします。

2. Adobe Script Runner のインストール

Visual Studio Code を起動したら、左のアイコンから Extensions をクリックして下さい。

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EXTENSIONS パネルが開いたら、検索窓に「Adobe Script Runner」と入力して下さい。

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Adobe Script Runner が見つかるのでクリックして選択して下さい。

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選択した Extension の詳細画面が表示されるので、Install ボタンを押して下さい。

インストールが完了すると、ボタンの表示が Uninstall に変わります。
Uninstall ボタンの右側にある歯車マークをクリックし、Extension Settings を選択して下さい。

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Settings 画面が開くので下の方にスクロールし、Adobe 製品(After Effects、Illustrator、PhotoShop)の実行ファイル(~.exe)があるフォルダのパスを入力して下さい。
特に Adobe 製品をデフォルトのフォルダ(C:\Program Files (x86)\Adobe)以外にインストールしている場合は、この設定をしておかないと Extension から各ソフトを呼び出すことができなくなります。

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3. 動作確認

Visual Studio Code で新規ファイルを作成し、中身に

alert("Hello, world");

と入力して下さい。

hello.jsx という名前で適当なフォルダに保存します。

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jsx ファイルを開いている状態で、Ctrl + Shift + p を押すと入力窓が表示されるので実行したい対象の Adobe 製品名を入力します。

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例えば、Illustrator で実行したい場合は「Adobe illustrator」と入力し、Enter を押します。

すると Illustrator が起動します。

下図のようなメッセージが出る場合は「続行」をクリックして下さい。

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JavaScript が正しく書けていれば、下図のようなアラート画面に「Hello, world」と表示されます。

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まとめ

Visual Studio Code に Adobe Script Runner Extension をインストールして Adobe 製品向け JavaScript 開発環境の構築と動作確認を行いました。

スクリプトで制御することで作業の自動化ができ、効率化ができそうですね。

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