エッセイのようなもの #1
土地神様
今夜、帰り道でいつもの畑の中を通る道でタヌキにあった。話しかけたら立ち止まって私を真っ直ぐみていた。私が頭を下げるとよもや私に近づいてくるかと思うほど身じろぎもせず私を見つめ、私が立ち去るまで見送ってくれた。
この土地の草木や木の実が、朽ちた後土になり風に舞い上がり空中を漂い、私が吸い込んだ空気共々、私の体に入ってきているはず。。その循環の中に確実に私はいることを実感した夜だった。
口から入る食べ物以外にも私の血となり肉となりこの土地そのものが私と一体なはず。