【Q&A】国試ガイドラインをみてみる(1)
--- 試験対策ってなにからはじめたらいいと思う?
marcy
具体的な勉強でいうなら、とりあえず過去問かな。過去問をできるだけたくさん解く。自分が理解できるように解く。合格するには、この量と質かなって思う。
--- やっぱそうか。
marcy
ただ、ほんとにイチからのスタートなら、まずは国試ガイドラインをざっとみて、どんな試験なのか?を確認しておくのもいいと思うよ。がむしゃらに進めて問題に溺れるよりも、どんな構造なのかなぁって全体像を知っておくだけでも、けっこう違うし。
--- なるほど。見るポイントとかってあるの?
marcy
あんまり細かく見る必要はないと思うけど、じゃぁ順番に見ていきましょうか。
--- お願いします!
marcy
まず、試験問題はぜんぶで200問。5つの選択肢から1つを選ぶ形式が基本。すべてマークシート。試験時間は約5時間。
--- あらためて見ると多いな。
marcy
たしかに(笑)
ここで重要なのが時間配分。マークシート形式なので、正解だと思う番号を塗りつぶすだけだけど、問題数を時間当たりで割ると、1問につき約1分30秒。また、1問につき5つの選択肢なので、1つの選択肢を約18秒で判断する必要がある。
--- けっこうなペースだよね
marcy
そうやね、じっくり考える問題もあるから、いかに基本問題をテンポよく答えられるようになっておくかが重要かな。
--- OK。
marcy
次に、出題科目。現在の試験の科目と問題数は次の通り。ちなみに本番の試験問題も、この順番で並んでる。
社会・環境と健康 16 問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 26 問
食べ物と健康 25 問
基礎栄養学 14 問
応用栄養学 16 問
栄養教育論 13 問
臨床栄養学 26 問
公衆栄養学 16 問
給食経営管理論 18 問
応用力試験 30 問
--- これは新しく変わった?
marcy
この配分になったのは34回試験からで、38回試験から適用された新しいガイドラインでも同じ。国試のガイドラインはだいたい4年ごと(試験4回ごと)の更新なので、41回試験まではこれだね。
--- 今って何回?
marcy
2025年3月に行われるのが、39回。僕が受けたのが29回だから、もう10年もたつのか(笑)
で、この科目ごとに、どんな範囲がでるのかが、ガイドライン報告書の後半に一覧で載ってる。
--- けっこう具体的なキーワードも載ってるんだね。これみて勉強してた?
marcy
ざっとは見てたと思うけど、別にこれから勉強方法を考えたりはしてないかな。ガイドラインの策定って、議事録も公開されてるんやけど、それ読んでると「ガイドラインにキーワードとして載ってるから出る、載ってないから出ない、というわけではない」って言ってて。あくまで問題つくる人の目安だから、あんまり気にしなくていいかなと思ってる。
--- そうなのか。
marcy
一応、変更で新しく登場したキーワードは、新出問題の予想として使えるんやけど、そこに時間使うより、過去問で解ける問題増やした方が確実だと思う。
--- 新旧のガイドライン見比べるのも大変そう。そして議事録も読むのな(笑)
marcy
はい(笑)
なのでとりあえず、10個の科目を把握して、今解いている問題がどの科目の問題なのか意識していくとグッドやね。あとはガイドラインに目を通しておいて、問題解いたとき、あぁこの名前あったなぁって思うくらいでOK。
--- 了解です!
つづく。
今日も勉強おつかれさまです。
marcy
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