今更? 今だからこそ? コロナ感染の話

もう1ヶ月ほど前の話になりますが、7月下旬に新型コロナウイルスに感染しました。
「今更?」と言いたくなりますが、まさにこの7月下旬ごろは感染者数が増えつつある状況だったため、「今だからこそ」とも言えます。

というわけで今回は感染の体験談的な記事を書いてみます。

■新型コロナウイルスの近況
まずはじめにコロナのおさらい。
2020年春ごろから日本で流行し始めて、定期的に流行ったり落ち着いたりが繰り返されてきましたが、2023年に感染症の分類(数字が小さいほど重い)が2類から5類へと変更され、「はいコロナ終わり!」といった風潮になりつつありました。
ただ、分類が変わってからも流行の波はあまり変わらず。直近だと2024年2月ごろの流行が記憶に新しいです。これはニュース等でどの程度報道・注意喚起されていたのかちょっと覚えてないんですが、自分の周り(仕事で付き合いのある人たち)ではちょいちょい感染報告があったので、個人的には印象に残っています。
その後はまた落ち着いていったように思います。

が、7月中旬ごろに、感染者数が9週間連続で増加してるというニュースが出てきました。(増え続けてたならもっと早く騒がれてもよかったのでは…? と思わなくもない)
では、全国でどのぐらい感染者が増えていたのかというと、推計値となりますが…

6/24→3万6000人
7/8→6万4000人
7/22→12万人

こんな感じですね。大体2週間で倍ぐらい増えていってます。

※ソースはモデルナのサイト

先ほど「今年の2月ごろに流行ってた」と言いましたが、あのときで9万8000人なので、自分が感染したころの数字(12万人)はそれを上回ってます。ただ、感覚的には、昨年の8月下旬〜9月上旬ごろに12万人だったと聞くと「え、そんなにいてたっけ?」と思うし、「それじゃあまだ大した数字じゃないな」とも思えてきます。

そして今年の話に戻して増加しつつあった7月の先、8月に入ると…

8/5→9万人
8/17→3万5000人

見事に減っていきました。今は落ち着きつつある状況ですね。夏休みに入った影響だとも聞きましたが、明確な理由は分かりません。
ただ、お盆休みが終了となりこれから病院に駆け込む人が出てくるでしょうし、過去のグラフの傾向から、再び増加に転じる可能性はありそうです。


■感染の原因
感染の原因はおおよそ分かっていて、7月中旬〜下旬の祇園祭の前祭、後祭の中日(間の日)に京都へ行ったこと、マスクをつけずに出かけていたこと、もう記憶がおぼろげですが帰宅後に丁寧な手洗いとうがいをしてなかった(石鹸を使わない、等)ことかなと思います。あとは、感染者数が増えつつある状況と知りながら「ふーん、そうなんや」程度に舐めてかかってたことでしょうか。

ちなみに京都へ行ったのは友達とポケカで遊ぶためで、祇園祭が目的ではありません。ただ、ずっとお店の対戦スペースにいてたわけでもなく、終わったあと河原町周辺を歩き回っていた(1時間も歩いていませんが)ので、その間は感染リスクが非常に高い状態だったと思います。
言うまでもなく今の京都は外国人観光客でごった返してるし、祇園祭の中日とは言え土曜日ですし、これだけの混雑模様の中うろついて感染しない方が奇跡です。
あとはまあ、行き帰りの混雑した電車も感染リスクの高い場所でしたね。

5月ごろから「もうマスクはいいだろう」と判断し、つけずに外出してきましたが、こうして感染してしまったことから反省し、今では再びマスクをつけるようにしているのと、また丁寧な手洗いを意識するようになりました。


■療養中の様子

遊びに行った2日後、友達がコロナに感染したと聞きました。それで自分も熱を測ってみると、37℃台と平熱以上の体温。これは怪しいなと思いつつ夜にお医者さんへ行き、薬(いつももらってる風邪の薬)をもらいました。
しかしこのときコロナの検査はしませんでした。なんとなく「いや、大丈夫だろう」と判断してしまったわけなんですが、翌日になって38℃と体温が上昇、やはり検査をすることに。もちろん陽性でした。
ただ、検査は早くしすぎるとまだ分からないこともあるため、1日遅らせたのが良かった可能性はありますが、別に意味は無かったかもしれないので、この辺の是非は不明です。まあこれは言い訳みたいなもんなので、さっさとしといた方がよかったとは思いますが…。

それで2、3日ほど38〜39℃台の熱が続きましたが、その後は37、36℃台と下がっていき、熱は完全に落ち着きました。
しかし、喉の痛み、鼻水、咳はしばらく続き、喉は治りましたが鼻水は2週間経っても残り、咳に関してはなんと約1ヶ月経った今でもまだ残っています。
これが単にまだ続いてるだけなのか後遺症なのかは分かりませんが、なんにせよ長く完治しないのは非常に鬱陶しいです。

また、同居する家族も数日遅れで感染しました。なるべく同じ空間にいないように生活してたとは言え、自分が触れたものに家族も触れたりしてたし、完全な隔離では無かったため、そりゃ感染するわなと思ったし、やっぱりしっかり隔離することは大事なんだなと実感しました。

ただ、過去に感染した方の話を聞いてると、「部屋は隔離してたけど、食器は普段通り使ってた。それで感染はしなかった」とも聞くため、物を介した間接的な接触では感染しにくいのかな? とは思ったり。
付着したウイルスが残る期間は物によって違うそうで、お皿とかなら1日2日ぐらいとか聞きますし、それなら感染するのでは…と思いますが、どうなんでしょうね?


■総括
というわけで、コロナ感染の経験談でした。
以前ほどの爆発的な流行は無いとは言え、コロナの区分が変更されたとは言え、周りのマスクをつけてる人の割合が少ないとは言え、まだまだ大丈夫とは言えません。

命に関わると言われていたコロナ流行の初期と比べると症状ははるかにマシになってると思いますが、風邪と比べて長期間体調を崩したり高い感染力を持つ状態になることを考えると、やはりまだ感染したくないし警戒すべき感染症だと思います。

ちなみに「5類になった、もう大丈夫だ!」と言う人が多いですが、じゃあ5類って他は何があるのかというと…

溶連菌(ようれんきん、劇症型溶血性レンサ球菌感染症)、HIV(エイズ)、梅毒、風しん、麻しん、髄膜炎(侵襲性髄膜炎菌感染症)、肺炎球菌(侵襲性肺炎球菌感染症)

この辺りが該当します。これらと同じ分類と聞くと、決して油断出来ないものと感じるのではないでしょうか。

ちなみに変更前の2類だと…

結核、SARS(サーズ)、MERS(マーズ)、鳥インフルエンザ、ポリオ、ジフテリア

これらと同じ分類です。

いずれの分類も名前を聞くだけで怖くなりますね…。


恐怖をあおりながらの締めくくりになりましたが、ともあれ感染症には気をつけましょう。

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