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シャインポストのライブに行ってきた

2023年3月11日、東京の中野サンプラザで開催された「シャインポスト」のライブに行ってきました。
正式名は「シャインポスト TINGS LIVE JOURNEY ep.02 “Re-Live” with HY:RAIN & HOTARU」。
長いけど、要するに作中に登場する2つのアイドルグループと1人のソロアイドルが共演するライブということです。


まずシャインポストって何? という方はこちらの記事をどうぞ。そしてぜひアニメを観たり小説を読んだりしてください。
それにしてもこの記事、ここ半年で何度も貼ってるな…。


■はじめに
本題に入る前に、まず自分のことを書いておきます。

・二次元アイドルコンテンツのライブに現地参加するのは初めて(配信やライブビューイングでの視聴はある)
・リアルのアイドルが出演するライブイベントを観るのは初めて
・アイドル界隈やアイドルに関する知識はツイッター等で話題になったことやアニメで描写されるもので知った程度

まだまだ新参者ってことです。楽しみ半分、不安半分の気持ちで臨みました。


■ライブのチケット
今回のライブは昼公演と夜公演があり、チケットはCD2種購入が条件の最速先行抽選があって、昼と夜の両方を希望して応募しました。しかし当選したのは夜公演のみ。席は二階席のやや後ろの方とかなり観づらそうなところで、「ほんとにこれ最速先行の席か…?」と疑いたくなるほど。
出来れば昼も行きたかったしもっと前の席が良かったけど、当たっただけありがたいと思います。

というのも、シャインポストはまだまだマイナーなタイトルではあるんですが…

・リアルアイドルがキャラの声を担当してるため、そのファンもやってくる
・中野サンプラザの収容人数は約2000人、決して多くはない
・作中での目標に設定されているこの会場は、いわば聖地
・建物が2023年7月に終了・解体となる(最初で最後の、聖地でのライブ)

などいろんな理由が重なって、競争率が激しいライブになることは必至でした。
実際、ツイッターでは片方だけ当選とか両方外れたとか、いろんな結果が見受けられました。いやほんと当たった人は幸運ですよ…。


■物販
夜公演は17時開場、18時開演となっていて、自分は17時ごろ到着予定で動いていました。そして予定通りに中野サンプラザに着いて物販コーナーへ。

周辺の人を隠したら変な画像に…。

このライブの物販、昼公演のときはとんでもない人数が詰めかけて捌き切れず、開演までに買い物が終わらない人がけっこういたそうです。その様子を道中ツイッターでチェックしていて、「夜公演の物販どうなるの…?」「とりあえず並んで、間に合わないなら途中で列を抜けるか」と不安になりつつ覚悟していました。

が、到着してみるとツイッターで見かけた様子とは全く違ってガラガラでした。自分が並んだときは前に30人ぐらいいたでしょうか。それでも割とサクサク列は進み、10分ほどでレジを終えて買い物終了。何この違い…。
欲しかったものは売り切れることも無かったし、快適に買い物出来たので個人的には全く不満はありませんでした。

その後、開演前にフォロワーさんとお会いしてグッズを譲っていただきました。何かお返しが出来れば良かったんですが、出せるものが無くて申し訳ない…。こういうときのためにどっかでおみやげを買っておくべきですねえ。

フラワースタンド その1。CSテレ朝はこのライブを独占生中継していました。
フラワースタンド その2。すごい人たちの名前が見受けられます。


■ライブ
開演10分ぐらい前になってようやく席へ。もうほとんどの人が着席してました。
自分の席は、先ほども書いたように二階席やや後方。座ってみるとそこまで見づらい場所では無かったし、舞台を俯瞰することが出来るので、これはこれでいいかなと思えました。

開演直前にはキャストたちによる影ナレ(影ナレーション、舞台裏から声だけ出してアナウンスをすること)で掛け合いがありました。もうこの時点でいくつかの観客は湧いてましたねw

照明が暗くなって、さあ始まるぞとなった瞬間、周りの人が全員ザザッと立ってビックリ。「え、なになに!?」「スタンディング!?」と驚きつつも、周りに合わせて自分も立ちました。スタンディング禁止とは書いてなかったと思うので何ら問題は無いんですが、当たり前のように立ってたので面食らいました…。

1曲目は螢の「Sweet Surrender」。アニメ1話の冒頭からすぐに流れる曲です。大橋彩香さんの「さあ、輝こう!」の一声で開幕。これはもう理想通りのスタートで最高でした。
そして同時にバックダンサーの方々も6名。アニメでの描写を考えるとダンサー付きなのは当然とも言えるんですが、なぜか登場するとは全く思ってなかったのでこれには驚かされましたね。そしてさすがというべきか、動きも素晴らしかったです。
また、螢の衣装も今回初お披露目。再現度が非常に高くて、もう本物でしたね。
ただ、二階席だからか、音響が大きすぎてちょいちょい音割れしてたからか、聴こえない部分があったのは残念でした。これはこの後もけっこうな頻度で発生してたので、音響に関しては不満だらけです。

2曲目は「ワンダー・スターター」。アニメのOP曲です。TINGSの5人が登場。シャインポストで一番好きな曲というのもあってか、始まってしばらくした辺りで感動してちょっと泣きそうになりましたw

3曲目は「TOKYO WATASHI COLLECTION」。アニメ2話で登場する曲。
この辺から周りのコールが強くなって聞こえるようになっていったように思います。「あ、そういう掛け声するんや…へえー」と感心してましたが、「でも、どこでそんなコールを覚えたの…?」と不思議でもありました。

ここでキャストのMCタイム。大橋彩香さん、鈴代紗弓さん、蟹沢萌子さん、夏吉ゆうこさん、長谷川里桃さん、中川梨花さんのトークが始まります。
が、実は内容はもうあんまり覚えて無かったり…。鈴代さんが「大橋彩香さんと同じ舞台で嬉しいー!」みたいなことを言ってたような。
あと、キャストが喋ってるのに叫んだりする人がいててよく聞こえず、非常に不快でしたね…。
最後に「ここまで1話、アニメOP、2話の曲を披露しましたが…じゃあ次はー?」という発言のあと、蟹沢さんがスーッと前に出てきて「おおー!?」と歓声が湧き…

4曲目は「一歩前ノセカイ」。アニメ4話で登場する玉城杏夏(蟹沢萌子さん)の曲です。蟹沢さんメインの楽曲ということもあってか、コールにも熱が入っていたように思います。

5曲目は「Yellow Rose」。アニメ6話で登場する聖舞理王(夏吉ゆうこさん)の曲。作中唯一のバラードで、落ち着いた静かな歌です。
夏吉ゆうこさんは歌唱力が評価されている方で、CDに収録されているこの曲の音源も素晴らしいものなんですが、ライブで生の歌唱を聴くとこれがまた良くて、「ああ、この人ほんとに歌が上手いんやなぁ」と再認識させられました。

…と1曲1曲コメントしていくのもしんどいのと、細かく覚えているわけでも無いので、あとは印象に残った部分を。

中盤になり、ようやくHY:RAINのターンが回ってきます。HY:RAINのキャストは芹澤優さん、高瀬くるみさん、久保田未夢さん、高柳知葉さん、香里有佐さん、とアイドル多めの構成となっています。

まず、いかにもなかっこいい系の人が登場するときに流れそうな曲(語彙力が無くて上手く表現出来ない…)をバックに一人一人スポットライトが当たって登場。「え、なんか別のライブ始まった? これシャインポストのライブやんね…?」と思うほど、さっきまでとは全然違う雰囲気。これには度肝を抜かれました。

1曲目は「Rain of BulletsXX」。少し前にツイッターで初公開された曲です。HY:RAINの曲の中でも最もスピーディーでテンポが早く、かっこいいこの曲を一発目に持ってくるセンスが素晴らしい。
続いて2曲目には「Misty=Missing You」。これも好きな曲だったので生で聴けて嬉しい。
最後は黒金蓮の感情爆発曲「GYB!!」で締め。どれも最高でした。

ところで後ろ2曲のどちらかの最中、段を降りる際に芹澤さんが靴紐を結び直してたけど、ごく自然に行なってたので様(さま)になってましたね。かっこいい! これはプロの動きですわ…と感じました。

最後はアンコール曲…なんですが、キャストが再登場する前のアンコールタイムが非常に長くて、さすがにうんざりしました。準備に時間がかかるとはいえ、もうちょっとなんとかならなかったのかなぁと。ずっと「アンコール! アンコール!」って言い続けてる人も多かったけど、あれかなり大変よね…。

さて、アンコール1曲目は「Be Happy Time!!」。TINGS5人の自己紹介も兼ねた曲です。「ティー!」「アイ!」「エヌ!」「ジー!」「エス!」の部分に合わせてみんなしっかりコール。非常に盛り上がりました。

そしてアンコール2曲目はアニメED曲の「パレットガールズ」。やはり最後はこれで決まりですね。ペンライトを横に振るのがちょっと大変でしたが、ぶつかることもなく上手いことやれたかなと。

最後のMCタイムでは一人一人がコメント。
長谷川さんのコメントが面白すぎて会場大爆笑w 「皆さんの笑顔が素敵で、もう七福神みたいで…」という例え方は無いでしょw 横にいてた夏吉さんも笑いすぎてそのあとコメントするのに時間かかってたw

個人的に印象的だったのは中川梨花さんと高柳知葉さんのコメント。
中川さんは小規模の舞台にも何度か出られてますが、今回がこれまでで最も広い会場だったとおっしゃってて。
高柳さんは「中野サンプラザはこれまで観客席から観る側だったけど、今回初めて舞台に立つ側になった」とおっしゃってて。
それぞれステップアップしたり立場が変わったりしてて、すごく良いなぁと思いました。

そしてほんとの最後のアンコール曲。これまたライブ直前に初公開された「LOOK AT ME!!」。ゲームのメインテーマでもある、まさにシャインポストをあらわした曲です。これがトリを飾ることは予想してましたが、しっかりやってくれましたね。

キャストが退場していき、最後に長谷川さんが「また会おうな…」と雪音のイケボイスで一言決めていきました。いいですね、こういうの。

これで終わりかなと思いきや、影ナレで紅葉、青葉、絃葉の掛け合いが開始。原作ファンとしてはたまらない時間でした。


■全体の感想
シャインポストとしては何度目かのイベントではありますが、アニメからハマった自分にとっては初めてのイベント参加となりました。
いろんな層のお客さんが集まりそうなのでどんな雰囲気になるか楽しみ半分、不安半分でしたが、けっこう楽しめたので良かったと思います。
しかし、お客さんのマナーや音響など不満はけっこうあるので、手放しで喜べるライブでは無かったかなと思います。

ところで、アイドルのライブと言えばそのパフォーマンスも評価されるものですが、自分は素人目なので良し悪しの判断が出来ないのと、席が遠くて細かいところまで見れなかったので、「なんかけっこう動いてたな」としか言えないです。
ただ、本業が声優の方々が、アイドルや舞台役者の方々に決して引けを取らない動きを見せていたのは高く評価すべきかと思います。

席の遠さに関しては、双眼鏡を持参したことでそれなりにカバー出来たかなと思います。いやほんと双眼鏡ってすごいですね…。遠い席やと必須です。
いくら舞台の観劇などでよく使われるとは言え、「双眼鏡使ってまで見るとか必死やん」と思われそうですが、周りを見ても何人か使ってる人がいたし、全然恥ずかしいことでは無いんやなと実感しました。
3年前に舞台観劇用に購入したものの、全く使うことなく家にほったらかしてあったので、ようやく使う機会が出来たのは良かったです。

さて、ここからは良かったところと悪かったところ、改善した方がいいことを簡単に挙げていきます。個人的な良し悪しになるので、人によっては「全然違う」と感じる方もいてると思います。
昼公演などの感想もそこそこ見聞きしてるので、それらも含めた全体的な反省記事は別途書こうかと考えています。

■良かったところ
・チケットがイラスト付きの特別製
・物販でオーダーシート(注文の紙)があった
・物販はガラガラで快適だった
・ライブの盛り上がりがすごかった
・声出しライブの良さを知った
・キャストの歌唱力が非常に高かった
・トークの雰囲気が良かった

■悪かった、改善すべきところ
・最速先行抽選の席なのに決して良い席では無かった
・グッズ販売が当日現地購入or事後通販のみで、事前入手が不可能だった
・音響バランスが悪く、音が大きすぎて割れていた
・キャストが喋ってるのに叫んでる人がいた
・トークが始まったら着席するよう促してほしかった(キャストが見えない)
・当日初公開の新曲が無く、サプライズに欠けた
・今後の展開に関する新情報が無かった

と、こんな感じで良くも悪くもあったライブでした。なので、「開催してくれただけで100点あげちゃう!」と言いたいところではあるんですが、本音を言うと辛口評価で70点ぐらいかなぁと。

ただ、不満点のほとんどは運営面、観客のマナーの問題であって、キャストの皆さんは素晴らしく文句無しのクオリティだったので、そこは勘違いしないでいただきたいです。

まだまだ新興コンテンツであるシャインポストは伸びしろがたくさんあると思うので、今後も改善を重ねて快適なライブを運営・開催していってほしいですね。
引き続き、応援していきます!

あ、ライブ映像のブルーレイもぜひお願いします!!

「こんなに素晴らしい棒だとは…」

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