ラクチェ主人公デッキ(レシピカード)の解説
サイファのブースターパックを開けると、こういうデッキレシピが書かれたカードが入ってることがあります。
確か9弾のころから封入されるようになりました。
開発スタッフがデッキ作りの参考にどうぞ、と用意したものだと思いますが、実際このデッキって強いの? 使いやすいの? と思われる方は多いと思います。
自分は毎回いくつかのレシピカードを作って試してまして、手応えのあるものもあれば、「これは…どうなんだろう…」と思うものもありました。それで、この19弾でもデッキを作る際にレシピ通りに組んで何度か遊んでみましたが、このラクチェ主人公デッキに関してはかなりの手応えを得られたので、記事で解説してみることにしました。というわけで前置きは以上です。解説始め!
剣士系の主人公ということもあり、ガンガン攻撃していくアグレッシブなデッキになっています。とにかく攻撃! 必殺攻撃! って感じで、非常にシンプルです。
■各種カードの説明
・1cラクチェ→4枚
主人公のカード。スカサハに支援されると+30されるので、攻撃時は1cなら+60でなんと戦闘力100が出せます。4-3cでも80です。防御時でも80となるのでクラスチェンジ(以下、CC)前でありながら、非常に高い戦闘力を叩き出せます。ラクチェは必殺攻撃をたくさんするのと、後述するスカサハの支援のために1cも4枚入ってます。
・3-2cラクチェ→4枚
中継、妥協でCCする上級のラクチェ。序盤に相手がいっぱいユニットを展開してきた場合はいったんこれにCCするといいでしょう。また、4-3cラクチェを引けてない場合もとりあえずCCしておきましょう。というのも、このラクチェの攻撃で敵を撃破したとき、手札の剣のカードを捨てることでラクチェを回収出来るからです。つまり、4-3cを手札に引き込めなかったけど退避には落ちてるという場合、わざわざライブ持ちユニットを出さなくても自身の効果で回収出来るため、スムーズに動けるわけです。それに、絆のリバースも温存出来ます。
・4-3cラクチェ→4枚
このデッキの軸となる重要なカードです。必殺攻撃をするだけで未行動になり、再び攻撃するなり移動するなり出来ます。BSは味方の必殺攻撃の際、絆にあるこのカードをリバースすることで必殺札を肩代わりすることが出来ます。つまり、クラスチェンジに必要であると同時に、手札に持っておきたい、絆にも置いておきたいカードでもあるということになります。手札と絆のどちらにある方が望ましいかは状況次第で変わりますが、手札に持っておくと両方の選択肢が取れるので、基本的には手札でしょう。
・1cスカサハ→4枚
低コスト前衛向けユニット。1cラクチェと対になっており、ラクチェに支援されると+30されます。このデッキはラクチェが11枚(主人公の1枚を除く)入っているので、高確率で効果が発動します。攻めはもちろん、受けも高い戦闘力となるので、相手の攻撃を耐え切ることも多いでしょう。
・4-3cスカサハ→3枚
高コスト前衛向けユニット。攻撃時の支援カードが剣のカードの場合、相手は神速回避が出来なくなります。このデッキにはスカサハが支援に成功する剣のカードが18枚入っているので、けっこうな確率で効果が発動出来ます。ただ、攻撃時支援10のカードも多いため、必殺攻撃(ラクチェのBSを使うのも手です)で通していくことも多いかと思います。下の効果は他の味方がスキルで未行動になったとき、自身も一緒に未行動に出来るというものなのですが、言うまでもなくラクチェと相性抜群です。2人合わせて4回攻撃を叩き込みましょう。4枚欲しいところですが、支援力が低いため3枚に抑えてあります。
・1cアレス→4枚
低コスト前衛向けユニット。絆に剣のカードが置かれたら+20という強力な効果。ですが、このデッキにおいてアレスは基本的に絆フェイズを過ぎてから戦場に登場するので、普通に使ってるとこの効果を使うことはほぼ無いでしょう。相手ターンを耐え切れば機会はあるかもしれませんが、それもなかなかありません。じゃあこの効果は主人公のときじゃないと意味が無いじゃないか、となりますが、そこで後述する4-3cエルトシャンや1cユリアの効果に注目です。
・4-3cエルトシャン→3枚
高コスト前衛向けユニット。絆を1枚リバースして、絆のカードを退避にある主人公のカードと入れ替える効果です。退避に置くカードはなんでもいいですが、ゲームが長引いてデッキをシャッフルしたあとのことを考えてデッキ内支援力を高めるために支援30のカードや、後で使いたいカードを送っておくといいでしょう。そして持ってくるカードは主人公のカード…つまりラクチェなんですが、これでBSを持ってるラクチェを絆に置けるわけです。しかもこのエルトシャンは聖戦旗(黄色)のカードが絆に置かれたら+20され戦闘力90となります。このカードだけで高戦闘力を出しつつBSラクチェを準備出来るのは非常に強力です。また、前述の1cアレスが一緒に並んでいればアレスは戦闘力60となり、相手の戦闘力次第では同値勝負が出来たり、届かなければ今置いたBSラクチェで必殺攻撃をすれば大体攻撃が通るので、親子並べてガンガン攻撃するのも強力です。これも支援力が低めのため、3枚に抑えてあります。
・1cユリア→3枚
低コスト後衛向けユニット。序盤に後衛を攻撃するだけでなく、絆カードを入れ替えられるので、これでBSラクチェを仕込むことを期待したり、1cアレスの戦闘力を上げられるかもしれないので、状況にもよりますが使っておいて損は無いでしょう。また、聖血紋章を持っているので、絆枚数が負けてるときなどにはありがたいカードでもあります。序盤はスカサハ、アレス、マーニャなどを出撃させることが多いので3枚に抑えてあるのかなと思います。でも序盤に後衛に攻撃出来ないと不便なこともあると思うので、個人的には4枚入れたいところです。
・3-2cディアドラ→3枚
高コスト後衛向けユニット。…ですが、戦闘力が半端で効果もあまり使うことが無いので、戦場に出すことなく絆に置きがちなカードです。ただ、絆が5枚(大体終盤)のときに出せばラクチェの戦闘力(どちらかと言うと防御力)を上げられるので、ここぞと言うときには使えそうです。使う機会が少ないから3枚でしょうか。
・4-3cティルテュ→3枚
高コストの後衛向けユニット。必殺攻撃する場合、手札の魔法のカードを使って肩代わり出来ます。このデッキの場合、1cユリアと3-2cディアドラの6枚が該当します。必殺攻撃で敵を倒せば「2枚引いて1枚捨てる」なので、必殺札消費も合わせると実質2枚の手札入れ替えになります。が、ここでラクチェのBSを使って必殺攻撃をすれば、絆1リバースで1枚手札が増えることになります。もちろん回避されるリスクもありますが、その場合は絆1リバースで相手の手札を1枚減らせたと考えれば悪くはないでしょう。4c帯はスカサハやエルトシャンがいるので、これも抑えめに3枚なのかもしれませんね。
・1cエーディン→4枚
ライブ要員。ラクチェが3-2cにもCC出来ないときはこれで4-3cを回収しましょう。また、シンプルにこれで必殺札を回収するのもいいでしょう。もちろん、祈り紋章も大事です。必殺札回収が重要なので4枚入ってるのかなと思います。
・1cフュリー→4枚
支援力30要員、そして天空紋章持ち。
・2cマーニャ→4枚
支援力30要員。…だけではありません。2ターン目に出撃させて攻撃しつつ後衛に下がり、耐え切れば次のターンに味方を+10出来るので、地味ながら非常に強力な動きが出来ます。
・3-2cディートバ→3枚
他に飛行の味方がいればその数だけ+10されますが、このデッキにおいてはあまり使う機会は無いでしょう。下の効果も同じく。ただ、手札次第ではフュリー、マーニャと一緒に並べて戦闘力70が出せるという選択肢も取れなくはないです。支援力が高いとは言え、使う機会がほぼ無いのと、4枚入れる枠が無かったから3枚なのかなと思います。
■このデッキの支援力(主人公の1枚は除く)
攻撃時+30→22枚(攻撃紋章が11枚+支援30が11枚)
攻撃時・防御時+20→13枚
攻撃時+10→14枚
攻撃すれば半分よりやや少なめの確率で+30が出ます。これはなかなか高確率かと思います。その一方で、防御時は半分の確率で支援が10という脆さです。とにかく攻撃しまくれ! というのは
■戦い方
・1ターン目
アレスやスカサハを出撃させて攻撃します。後衛に敵がいるならユリアです。
・2ターン目
ラクチェをCCさせます。もしくは、1ターン目と同じ動きをするか、マーニャを出撃させて攻撃しつつ下がりましょう。
・3ターン目
ラクチェをCCさせます。もしくはディアドラを後衛に出して手札入れ替えをするのも手です。
・4ターン目
退避にBSラクチェがあればエルトシャンを出撃させて、絆にBSラクチェをセットしつつ攻撃します。もしくは、スカサハを出撃させて攻撃し、ラクチェ必殺攻撃で2体とも未行動にして更なる追撃をしましょう。相手が後衛にユニットを展開していればティルテュで倒しておきましょう。
・5ターン目
先ほども書いた、エルトシャンとアレスを並べる動きが強力です。また、ディアドラの効果で戦闘力が上がるタイミングでもあるので、ディアドラとマーニャを出してラクチェを強化したり、ディアドラをマーニャで強化して後衛を倒しにいくのもいいでしょう。
大体こんなものでしょうか。6ターン目以降は特別やることが変わるわけでも無いですし、そのころにはゲームが終わってるかもしれません。
というわけで長々と19弾ラクチェのデッキレシピカードについて解説しました。割と集めやすいカードだけで構築され、かなり強力なデッキに仕上がってると思うので、ぜひとも作って試してみてください! なんか合わないな…と思ったらその部分は好きなように改造して自分好みのデッキにしていきましょう。
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