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2023ジェフユナイテッド選手短評 サイドバック編

■SB(サイドバック)

背番号67 日高 大

37試合36先発(3,236分)4得点3アシスト
タックル数87 空中戦勝利数22
ブロック数84 インターセプト数11 リカバリー数165
パス数1,756 チャンスクリエイト数55 シュート数42
ドリブル数35 クロス数95 FK数55 CK数44
エルゴラッソ選定J2ベストイレブン

23年はJ2デビューでいきなり実力の高さを証明した一年になった。
ストロングポイントが「キック」「スピード」と明確であり、それを活かす術も自分自身でよく理解している。28歳という年齢が移籍のネックになった可能性はあるが、ジェフとしてはJ2最高の左サイドバックが残ってくれた価値は大きい。

不安要素は彼のバックアップが不在であることで、右SBの松田陸や岡庭愁人をコンバートするしかないこと。オフの補強で選手層が増したのは事実だが、それでも彼の代役は不在で離脱は致命的。その意味では37試合で警告1なのでカードコレクターでないことは安心要素だろう。不足している左のプレースキッカーとしても期待したい。

24年はアシスト数を倍増させ、J2ベストイレブンとしてクラブを昇格に導いて欲しい。

背番号2 髙橋 壱晟

30試合24先発(2,255分)0得点1アシスト
タックル数49 空中戦勝利数34
ブロック数38 インターセプト数4 リカバリー数90
パス数1,257 チャンスクリエイト数25 シュート数28

24先発は自身キャリアハイ。ポジションは右サイドバックだった。
ポゼッションスタイルである小林慶行のジェフにおいて、ビルドアップ型のサイドバックという需要にズバリとハマった。彼自身の適応力の高さであり、背番号2らしい才能と言える。

24年から長友佑都のような純正右サイドバック、岡庭が加入するがスタイル継続なら髙橋が右サイドバックのままで岡庭を右サイドハーフにするようなケースもあるかも知れない。

髙橋には将来的には田口のポジションでジェフの王様になって欲しいが、とにかく今はレギュラーとして立場を固めるべき段階。ポジションにこだわらずに経験を積んで、チームを引っ張る意識を強めて欲しい。年間を通してコンスタントに出場を続けることを願う。

背番号36 松田 陸

14試合12先発(1,018分)0得点0アシスト
タックル数22 空中戦勝利数30 空中戦勝率69.8%
ブロック数21 インターセプト数3 リカバリー数32
パス数606 チャンスクリエイト数8

開幕戦から4試合は3バックの右センターバックとしてプレー。空中戦にも強く、機動力があってよいプレーを見せたがチームの結果に繋がらず、4バックにシステム変更。本職である右サイドバックで5試合プレーしたものの、10節からスタメン落ち。そのままレギュラーの座を取り戻すことはなかった。

タフな選手で4バックのセンターバック経験もあり、日高のバックアップとしても期待できる存在だが、主力だった金沢時代を考えるとややもったいない立ち位置。サイドバックに繋ぐ能力や強度の高いネガティブトランジションを求められるため、勝負するなら守備力の高さを活かして鈴木大輔のポジション(4バックの右センターバック)の方が良いかも知れない。

開幕後、良いセンターバックが確保できて岡庭も期待通りの活躍を見せるとしたら、シーズン途中の移籍もありそうな気がしているが、ぜひとも手のひらを返させて欲しい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
そんなわけで、次回はセンターハーフ編です。

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