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Marching bldg.で新しいこと始めよー!「オンラインスクール作戦会議!」VOL.0 イベントレポート

2020年10月に “ 鳥取駅前中心市街地の「新しい暮らし」と「新しい働き方」を実現すること “ を目的として設立されたMARCHING bldg.(マーチングビル)。その活動の一環として、鳥取の若手社会人が学んだり、新たな活動のスタートを支援する「オンラインプログラム」を開講する予定です。

2021年7月5日、若手社会人の方々の親睦も兼ねて、第0回の「作戦会議」を行い、興味関心のあることや、これからやってみたいことについて、オンラインでゆるく語り合いました。

Marching School とは?

プログラム始動に向けた準備会となる今回は、若手社会人の方々が抱いている、

「暮らしや働き方を考えたい」
「仕事以外での学びや実践の場がほしい」
「鳥取の若手社会人とのつながりをつくりたい」
「新しい分野や活動にトライしてみたい」

というような熱い気持ちを、参加者全員で共有することを目的としました。

まずは、進行役である丸毛さんの和やかな声掛けからスタート。みんなで一斉に「よろしくおねがいします」のあいさつをした後、作戦会議の趣旨説明がありました。

まるも

丸毛:マーチングスクールでは、「これをします」ということではなく、「こういうことをやっていくけど、中身をどうしようか?」というのを、一緒に考えていくことを目的としています。大きな方向はあるのですが、今回は中身を一緒に考えていければな、と思っています。この「マーチングスクール」でどんなことをしていきたいか、アイデアべースでかまいませんので、どんどん出していってもらいたいと思います。

続いて、株式会社まるにわの斎藤さんより、「Marching bldg.」について説明がありました。「株式会社まるにわ」は、3年ほど前から空き物件となっていた個人所有のビルをリノベーションし、「マーチングビル」という名前を付け、2020年10月に「シェアハウス」としてOPEN。その後、1階と2階を「働く」というキーワードでワークプレイスにしようと思い立ち、再度リノベーションを行って、2021年4月に「シェアオフィス」という形に変化させました。現在では、このオフィス空間に「NPO法人 学生人材バンク」をはじめとした関係者企業が5社程度入居しています。

さいとう

齊藤:実際に、「マーチングビル」をワークプレイスとしてご契約いただいている方も増えてきているんです。その一方で、これからはオンラインでのコミュニティがベースになっていくんだろうな、とも考えていまして。なので、「こういったコミュニティをどんどん作っていきたい」という願いから、今回の作戦会議のようにオンラインの場も活用できればと思っています。今後は、地域人材や外部の関係人口を踏まえながら、自分たちのやりたいことや課題への打ち手として、「マーチングスクール」の活動をやっていきたいと考えています。

次は、中川さんより、「Marching School」の紹介。マーチングビル内を拠点として、これからどんな活動をしていくのか、について説明がありました。

なかがわ

 中川:「マーチングスクール、って何?」ということですが、まだカチッとしたものは決まっていません。ただ、「面白い人が集まる場所に、面白い街が出来ていくなあ」というのは、強く実感しています。「シェアハウス」だとか「シェアオフィス」って言うと、結構すごいことに聞こえるんですけど、「まるにわ」のみんなでコツコツ作ってきたような道の動きを増やしていけば、この街も面白くなるんじゃないなかな、と思っています。なんとなくイメージとしては、今日みたいな作戦会議やワークショップを通じて、情報を交換、共有しながら、新しい物を生み出す、みたいな時間を作っていきたいと考えています。最初は座学というか、講師の方を呼んで勉強会みたいなことから始めて、具体的なプロジェクトをやっている方のお手伝いをさせていただきながら、最終的には皆さんがやってみたいことを「マイプロジェクト」として街に実装できればいいな、と。そういうふうに思っています。

今回の作戦会議には、鳥取県東部の方だけでなく、米子から参加されている方も。東中西部関係なく、まずは鳥取県内で積極的な仲間づくりを行い、そこから学びの場を広げて、多くのことにチャレンジしてほしい、というのが、中川さんの願いであるようです。

まずは自己紹介

ホストのお二人によるお話の後、参加者同士でグループに分かれて自己紹介を行いました。名前やニックネーム、仕事や趣味などはもちろん「この夏、楽しみにしていること」や「今回の作戦会議に期待、楽しみにしていること」についても共有しあい、笑顔の見える場面も多くありました。

みんな

参加動機としては、

・社会人2年目でなにか物足りない気がしてるから
・学びの場が無い
・越境学習に興味がある
・新しい人と繋がりたい
・同世代で話したい
・面白そう
・知人から誘われた
・何をするか、を考えたい

などあり、みなさんも様々な想いをもって参加されているようです。

メンバーがもっているものを共有する

ワークショップは、3つのグループに分かれて行われました。まずはこの場で大切にしたいことの共有からスタート。

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丸毛:今日はアイデアを出し合い、自由に考える場なので、「否定」よりも「共感」をベースに、楽しくお話しいただければな、と思います。「正しい」だとか、「こうあるべきだ」というよりも、「こうありたい」という認識でいてもらった方が、いろんな仮説やアイデアなど、生まれやすくなるかもしれません。

次は、ワークの内容について説明がありました。

丸毛:ここからの時間は、みなさんと
①わたしがやってみたいこと
②私ができること
③私がやれるわけではないけれど、誰かにこれをやってほしい、と思うこと
の3つを一緒に考えて、シェアしていきたいと思います。
シートを書き終わったあと、自分が書いた内容について先程のグループでシェアしながら、お互いに深堀しつつ、具体的に話していただきたいです。

「やってみたいこと」として多くの方が挙げていたのは、やはり「同世代と交流できる場がつくりたい」という意見。中には、「地域で誰もが頼れるコミュニティを作りたい」「気軽におしゃべりできる場を作りたい」といった声もあり、都会に出ずとも地元で何かをやろう、という強い意志がうかがえます。

また、「誰かにこれをやってほしいこと」として「若者向けのイベントや気軽に集まれる場所が欲しい」「20歳以上の人たちの居場所を作ってほしい」などの意見が挙げられ、UIターン者が定着するための受け皿が不足しているという問題も浮き彫りになりました。

持ち寄って何ができるか?を考える

続いては、先ほどのワークショップで出た話なども踏まえながら、「マーチングスクール」でやってみたいと思うテーマや企画のアイデアについて、グループ内で話し合う時間。ユニークな発想が多く飛び出し、雑談も交えながら、楽しい作戦会議となりました。

【アイデアの一部】
・リアルでの場所づくり
・みんなが求めてる”場所”ってどんな場所?
・海辺にコワーキングスペースを作ろう!

まとめ

すべてのプログラムが終わり、全員で感想を共有しました。

・「街の楽しみは何ですか?」と聞かれて、答えられることがないな、と思ったので、「これから自分たちで楽しいことを作らなくちゃいけない」と強く感じました。
・大学時代からずっと「若者が気軽に集まれる場所がほしい」と考えていたので、「今度は自分から場所づくりをしていこう」と思いました。
・楽しかったです。昔あった、お酒の試飲をしてから寿司屋を回る企画を思い出しました。
・ 誰がやりたい事を全員で、全力で応援するコミュニティがあれば最高です。

最後にホストから終わりの挨拶がありました。

丸毛:今日は全体的に1時間半程度の構成で作戦会議を行いましたが、「もっと話したかった」だとか、「もっとここからつめていきたいな」というようなことを感じたと思います。そういったことも踏まえて、今後の開催ついて話していきたいと思います。今回、僕たちが用意したような作戦会議の「場」を、これからはみなさんが作っていく側として、興味があればアンケートの方に記入していただきたいです。また、余裕のある方はこのあと感想をいただければと思います。
齊藤:今日はありがとうございました。僕も楽しく、一参加者として話せたと思います。ワークショップでは、「やりたいこと」の項目で「場所が欲しい」と書いておられる方が多くて、「リアルでふらっと会いたい」と思っている方が多いのがわかってホッとしました。若者が気軽に集まれるような「場」は、オンラインだけにとどまらず、リアルでも作っていけたらいいな、と思っていたので、そこの価値を見出しにくかったんですけど、今回いろいろな意見が聞けて、それが一番の収穫だったなぁと思います。街に余白はあるんで、もしよければ、皆さんも場所を作ることに参加していただければな、という時間でした。
中川:スプレッドシートに書かれていることを、「これからどんどん形にするんだ」と考えると、ワクワクします。画面に映るみなさんの表情が、最高の笑顔だったので、良い時間だったんだと思いました。「BARをやりたい」という話もありましたが、交流できる場所として、マーチングビルの1階にバーカウンターを作ったのが形にできそうなんで、「場」があることで、できることは結構大きいなと思います。「株式会社まるにわ」でも「ゆうき不動産」があるので、皆さんのやりたいを形にしていきたいと思います。

みんな

地域での「場づくり」に向けて、みなさんの意識が高まってきたところで、最後は参加者全員で集合写真。丸毛さんより、「身近にあるものを手にとって映りましょう」という呼びかけもあり、よくある集合写真とは少し違うものになったのではないかと思います。みなさんのアイデアを実現できるように、参加者同士で連携して、もっともっと街自体が活性化していけるように、マーチングスクールでは、今後もこのような場をつくっていきたいと思います。

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