好転反応とホメオスタシス

【好転反応】
身体が正常に戻る際に、急激な身体の変化を脳が知覚することで起こります。
施術後は、よどんでいた身体の血流やリンパの流れが良くなります。
これにより、凝り固まっていた老廃物や毒素が体の中を一気に流れ、身体の外に出そうという動きや反応が強く出ることがあります。

よって、一時的に好転反応(だるさ、眠気、頭痛、発熱、かゆみ、湿疹、吐き気、下痢、頻尿、筋肉の張りなど)と言われるものが起こることがあります。

好転反応は、体が回復する過程の一時的な反応で、通常は数日以内に治ります。
水分をしっかり摂り、十分な睡眠を取られることをおすすめします。

【ホメオスタシス】
身体が変化を拒み、生体の内部環境を一定に維持しようとする働きのことで「恒常性」とも呼ばれます。
たとえば、真夏の炎天下でも真冬の寒さでも、気温に合わせて体温は上がったり下がったりしません。
これは、自律神経やホルモンなどが機能し、体温が変化しないよう維持する働きがあるからです。
施術を受けた後にも同じような作用が働く傾向にあり、回復した身体の状態を元の状態に保とうとする働きが生まれます。
そのため施術を受けると良くなったと思われる方も、時間経過と共に元の状態に戻ることが多いです。
回復した身体を「元の状態」と覚えてもらうには、定期的なメンテナンスが必要です。

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