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急遽~続

2回戦目の前にはおしゃべりタイム。

優しく話し、触れ合うこの時間が大好き。

私のお腹を心配しているようで、
大丈夫かどうかまた確認される。

チョコレート嚢胞の位置を確認。
そっと手を置く彼。
チョコレートさんを癒してくれるようだ。

彼の手から出る遠赤外線のようなもので
チョコレートさんが癒されほぐれている
感覚がある。
嘘のようなほんとの話。

一発触発な雰囲気が漂っていたのが
まるで嘘のように
穏やかになっていくのがわかる。
とっても不思議だ。

チョコレートさん特有の存在感のある
痛みもひいてきた。ほんとに不思議だ。

何十分と置いていた手を離そうとすると、
チョコレートさんがもっともっと、と
要求している。
これも嘘のようでほんとである。

何も言わずとも
それは彼にも伝わったようで、
この子は要求しますねぇ。
と、微笑み更に手当てを続けてくれた。
これもほんとのほんと。

お母さんが子どもに手当てを行うと
痛みが消えるように、
チョコレートさんにも手当ては効果が
あるようだ。

暫くして、あまり当てすぎるのもよくない
かもしれないとのことで終了した。
エネルギーやけを起こすのを避けるため
本日は閉店ガラガラだ。

彼の手当てを終えて、
チョコレートさんが満足しているのが
私にも伝わってくる。
不思議な出来事だった。

今まで腫瘍は身体にとっていらないものと
敵視する存在であったが、
共存共生という手もあるような気がした。

手がかかりつつもかまってあげたい
我が子のようにも可愛く思える。
腫瘍なのに。

リボンなんかつけたくなるほど。
ってことは性別は女の子、娘だな!
チョコ子🎀

彼の優しさを私と同じように
感じ取ってくれ、本音が言えて、
唯一共感できる存在でもある。
古くからの友人のようにも思えた。
ちょこのちょこっち🎀

チョコレートさんがそんなかけがえのない
存在に思えたのははじめて。

彼の手当てに心からありがとうを伝えた。

チョコレートさんもかなり癒され、
穏かになり、リボンをつけてお目かしして
気分も良くなったところで2回戦目。

2回戦目も、
舐めに舐められ気持ち良くなり、
入れに入れられ更に気持ち良くなり、
思わず彼のことが好きと言ってしまった。
最中に。
彼にくっつきながら。
ビックリした表情の彼。

ん?彼がなかなかいかない。いけない?

私の好きが重すぎた?
スキがよくないのか?

2回戦目はとうとういかなかった。
まあいかないことは前にもあったけど。
なんだか気になる。

私が気持ちを伝えたことで萎えた?

私のスキが関係しているのか気になる。

彼のボウヤは難しい。
弱ってる私にくっついて
急に元気になったり。
スキという言葉でしょぼくれたり。

はて、、、私がよくなったのか?

彼は二回目はいけなかったが、
私のことはいたわり、尽くしてくれて、
私はピクピク気持ちよく終えた。

しかし、
帰宅後モヤモヤが大きくなってきた。

私ってなんなんだろうか。
彼とどうして出会ったのか。
どうしてこういう関係になったのか。
え?スキがよくなかった?
やっぱりそこ、気になる。

考えても仕方ないことでまた落ち込む。

相手をスキになり惚れてしまったから
どうしようもないのに。
どうしようもないモヤモヤに襲われた。

この歳でこんな気持ちを味わい尽くす
ことになるなんて。
こーゆーのは結婚するまでで
おしまいにしておきたかったのに。
全く想定していなかった。

数日後また崖から突き落とされるとは
知らずに…










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