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Action 1.
>connecting Biological_network...............
>connecting now...............(8%)
>connecting now...............(14%)
>connecting now...............(36%)
>connecting now...............(57%)
>connecting now...............(71%)
>connecting now...............(94%)
>connecting now...............(100%)
>connection completed.
>Hello world!!
(...............................長い間眠っていたみたいだ。目が覚めたと同時に自分が少々暗がりの場所に居るということを認識した。)
(自分はどうやら長い通路の様な場所にいて、奥には扉がありそこから光が漏れている。)
僕は辺りを見回しながら扉の方へ歩いた。両壁には配管の様なものやよくわからない機械、天井には機能していない照明がある。しかし、少々暗がりなので詳しくは見えない。
40秒くらいがたった頃、僕は扉の真正面に立っていた。起きたばかりでぼーっとしていたので体感では15秒くらい。
扉はそれほど大きくなく、身長がある程度高い人なら少し屈んで通らないといけないくらいの大きさ。半開き状態だったので両手で扉を開け、僕は膝を少し曲げてそこから出た。
そこから出たのはいいが、目を開けていられない。光に慣れていないからだ。光は僕の目を容赦なく刺激する。ほんの一瞬だけ頭痛がした。
僕は一度目をつむり、徐々に目を開けていくことにした。目を徐々に開けていくとそれに合わせて光が目に入ってくる。完全に目を開けた時、そこには草原が広がっており、何かのタンクが2基佇んでいた。
僕はとりあえずタンクに近寄ってみた。タンクは両方とも錆びており、タンクに耳をつけてコンコンと叩いてみると音がよく響いたので、中身は空っぽだと思う。
今度は僕が出てきた場所から左方向に目を向けた。道路だろうか。ガードレールと荒れたアスファルトが見えた。また、その先には青く澄んだ海と地平線があった。
ここはどこなのだろう。懐かしい気もするけど見覚えがない。僕は周辺を散歩してみることにした。
続く(かも)
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