見出し画像

人生が変わった日

今日は、スペイン移住のきっかけであり、note投稿を始めたきっかけでもあり…今の生活に至るまでの全てのきっかけとなった日のことを思い起こしてみようと思います。

2021年12月、夫が1ヶ月半の予定で来日。
夫と私は4年近く国際遠距離婚状態で、年に1〜2回お互いの国を行き来していました。
夫が帰国する1週間ほど前から、食後に気分が悪くなるように…。
「年末年始、食べ過ぎたかな?」「胃が弱ってるのかも。」
ストレスフルな仕事のせいだろうと、その時は気にも留めませんでした。
それから2週間、胃もたれのような気持ち悪さは治るどころかひどくなるばかり。

月経が1ヶ月以上遅れていたことも引っかかっていました。
元々遅れやすいタイプだけど、ここまで遅れるのは珍しい。
妊娠に心当たりがないわけじゃないけど、体調不良の可能性も大いにある(当時、仕事がホンマにきつかった…)。

そこで、まず妊娠検査薬を使い、陰性が出たら近所の内科を受診することに。

ドキドキ…

結果が出るまでの間、ずっと頭にあったのは
「妊娠していたらどうしよう?」

夫も私も子どもは大好きだし、いつか子どもが欲しいとも思っていたけど、まだ夫とは離れて暮らしている。
子どもが生まれたら、たぶん私は夫の国に住むことになる。
仕事はどうしよう?今からだったら出産は秋頃。
契約の途中で退職なんてできるのかな?
もし今年の契約自体が破棄されることになったら、いろんな人に迷惑かけるし、そもそもどうやって生活しよう?

大きくなった娘に聞かせたらショックを受けちゃうかもしれないけど、妊娠していて欲しい気持ちと、ただの胃もたれであって欲しい気持ちが半々で、結果が出るまでの短い時間が、永遠のように長く感じました。

こうして、悶々と検査薬を眺めること数分。
赤い線がくっきり2本現れ、妊娠していることが分かったのでした。

「マジで!?」
と、思わず声が出た後、なぜか心臓がバクバク!ものすごい速さで動いているのを感じました。

とりあえず、スペインは夜中でしたが、夫に電話。
夫は寝ぼけながら「本当ニ〜!?オー、嬉シイ!」と言いました。
検査薬で陽性が出ても、一言目に「やったー!」と言えなかった自分がはずかしくなりました。
夫がこんなに喜んでいるなら、いろいろ頭をよぎった不安も、何とかなるのかもしれない。そう思えて初めて、お腹に新しい命が宿ったことを、心から嬉しいと思ったのでした。

ちなみに、写真のあんまんは、妊娠がわかった直後に食べた記念の食べ物。
甘いものは胃もたれしにくかったんですよね〜。

Maqui

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?