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建設現場をDX!GIS(地理情報システム)で施工状況の見える化・地質調査・建機の配送まで
GIS芸人のいりやまです。
建設現場は、地理情報システム(GIS)がかなり役立つ分野なのですが、とあるお客様から、そもそもDX自体があまり進んでいない(からGISもよくわからない)というお声がありました。
そこで、GISを活用したらこんなことが出来ますよ!というのを以下の観点で解説していきたいと思います。
お役に立てると嬉しいです。
|施工管理業務
建設現場において、施工管理者は非常に重要な役割を持ちます。
しかし、その業務は現場の状況や工程管理、品質管理、安全管理など多岐にわたるため、一人で全ての業務をこなすことは非常に困難です。
そこで、GISを活用することで、現場の状況や工程管理、品質管理、安全管理などを一元管理することができます。
また、スマートフォンやタブレットなどの端末を利用して、現場の状況をリアルタイムで把握することができるため、迅速かつ正確な意思決定が可能となります。
|建機の配送
建設現場では、重機や資材の運搬が必要不可欠な作業です。
しかし、重機や資材は重く、道路の通行に制限があるケースもあるので、建機や資材の運搬に関する効率的なルートの設定や配車管理は非常に重要です。
GISを活用することで、配車の最適化や現場への到着時間の短縮、交通渋滞を考慮した適切なルートの設定が可能になります。また、配車の状況をリアルタイムで把握することができるため、スケジュールの調整や急な変更にも柔軟に対応することができます。
|作業員
建設現場での作業員は、複数の現場を移動しながら作業を行うことが多いため、出退勤の管理や作業時間の把握が困難です。
また、作業現場での作業員の配置や作業手順の確認も、現場に行かなければ把握することができません。
そこで、GISを活用することで、作業員の出退勤管理や作業時間の把握が可能となり、作業員の配置や作業手順の確認もスマートフォンやタブレットで確認することができます。これにより、作業員の生産性を向上させることができます
|外注業者との連携
建設現場において、外注業者との連携も重要な要素です。外注業者の工程や進捗状況を把握し、自社の作業にフィットさせることで、効率的な工程管理が可能になります。
GISを活用することで、外注業者の担当者がいる場所や、作業している場所を把握できます。さらに、現場において施工計画に基づいた位置情報を共有することができ、作業者同士のスケジュール調整や作業の進捗状況確認が容易になります。
また、GISを活用することで、作業現場の状況をリアルタイムに把握することができます。これにより、外注業者が発生する余分な負荷を最小限に抑えることができます。
外注業者との連携を円滑に進めるためには、事前に共通のルールやプロセスを設定し、互いの情報共有を行うことが重要です。そのため、GISを活用した情報共有が、建設現場のDX化に大きく寄与することができます。
|地質調査
建設現場では、地盤や地質の情報を正確に把握することが非常に重要です。そのために、地質調査を行いますが、GISを活用することで調査データの管理や分析を効率的に行うことができます。
具体的には、地質調査で取得したデータをGISに取り込み、地形や地盤の立体的な情報を可視化することができます。また、地質的に危険な箇所や地盤沈下が予想される地域などを、GISを使ってマッピングすることで、安全管理に役立てることができます。
さらに、GISを活用することで、地質情報を建設現場で活用することもできます。例えば、地盤沈下が予想される地域では、建物の基礎の強度を高めたり、柱の配置を変更したりすることで、建物の耐震性を向上させることができます。
地質情報を活用することで、建設現場での安全性や品質向上、工期短縮につながることが期待されます。また、GISを使った地質調査は、人的ミスを減らすことができ、正確な情報を素早く取得することができるため、コスト削減にもつながることがあります。
|まとめ
今回は、GISで建設現場をDXするという内容をお伝えしました。
昨今では、資材の高騰や人手不足により、効率的な経営が求められる業界でもあります。ぜひGISを活用してみてください。
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