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ストレングス・ファインダーで自己分析&チーム共有した話

こんにちは、ヌーラボでコンテンツマーケティングを担当しているMAPPU(Martha)です。
#ヌーラボ真夏のブログリレー2024 Business 12日目のブログとして更新しています。

さて、2023年12月にヌーラボに入社し、あっという間に8カ月が経ってしまいました。さまざまなスキルを持っている能力の高いメンバーに囲まれ、日々刺激を受け続けています。

今回は、ヌーラボのマーケティング部全員で「ストレングス・ファインダー」を受けたときのお話です。客観的視点からの自己分析で得られた気づき、そして、メンバー全員の結果を活用した取り組みについてもご紹介します。

注釈: ストレングス・ファインダー および クリフトンストレングス(Clifton StrengthsFinder®)は、米国ギャラップ社の登録商標です。このブログは筆者の個人的な体験や意見を基に書かれており、ギャラップ社との営利関係は一切ありません。


ストレングス・ファインダーとは

ストレングス・ファインダーは、GALLUP(ギャラップ)社が提供する「クリフトンストレングス」というツールです。このツールは、「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」という本でも有名ですよね。177の質問に答えることで、自分の考え方や感じ方、行動のパターンを測定し、それを34の資質に分類するものです。
ストレングス・ファインダーの特徴や受けるメリットは、検索すればごまんと記事が出てくるのでそちらをご参照ください(笑)

ストレングス・ファインダーを受けた経緯

ストレングス・ファインダーを受けよう!となったきっかけは、Backlogのユーザーコミュニティ「JBUG」に参加されていたGallup認定ストレングスコーチの塩谷さんによるストレングス・ファインダー勉強会の開催でした。「得意を伸ばして、苦手は補完し合うチーム」という私たちのチームの理想像に、ストレングス・ファインダーの考え方が非常にマッチしていたことも大きな理由です。

最初は一部の課のみで実施予定でしたが、その頃マーケティング部のメンバーが続々と増えていたこともあり、最終的には部全体で実施することになりました。ヌーラボはリモートワークが中心で、拠点もさまざまです。そのため、普段なかなか知ることのできないメンバーの強みや特徴を理解することは、より良いチームワークを築くために大切なのです。

チームにはそれぞれ違った資質を持ったメンバーがいます

ストレングス・ファインダーを受けてみた

自分の結果を知る

質問に答えている間は、どんな結果になるのか予測できなかったのですが、結果を見た瞬間はちょっと笑いました。「あー、やっぱり」ってみんなに言われましたし、自分でも「え、やっぱりそう出るの?」って思いました(笑)私の結果はこんな感じ!影響力や人間関係力に関する資質を占めていました。

1. 社交性(影響力)
2. コミュニケーション(影響力)
3. ポジティブ(人間関係構築力)

「影響力」がトップ2資質でしたが、上位10資質のうち6つが「人間関係構築力」という見事な偏りでした。昔から、人と話すことや関わることにハードルを感じないタイプなのですが、ストレングス・ファインダーの結果にもバッチリ出ていてちょっと驚きです。自分では「なんとなくその分野は得意な気がする、でも勘違いかもしれない」と思っていたことが明確になるので、スッキリします。

自分の強みを客観視できるのも重要なポイントです

チームメンバー同士で共有し、お互いを知る

ストレングス・ファインダーの結果は、自分を知るためだけに使うのはもったいないです。ぜひ、(恥ずかしがらずに)チーム全員で共有しましょう!結果を共有し合うことで、メンバーそれぞれの強みや特徴を理解することができます。チームメンバーの結果をまとめると、「この人とこの人は資質が似ているな」とか、「この人とこの人は資質が真逆!」とか、いろいろな傾向がわかるので非常に興味深いです。他のメンバーの強みを理解し、チームで補完し合う意識を持つきっかけにもなります。

共有し合い、お互いを知ることが大切です

ヌーラボのマーケ部での活用例

ストレングス・ファインダーは、受けた後の結果をどう生かすか?の方が重要です。もちろん、テストを受けて自己理解することも大切ですが、自分の資質に関連するエピソードを思い出したり、共有し合ったりすることがなによりも大切なのです。

そこで、ヌーラボのマーケティング部で行った共有方法を紹介します。

1.スプレッドシートで結果を可視化

最初にやったことはメンバー全員の結果をスプレッドシートに入力し、一覧化することです。俯瞰して結果がわかるので、傾向がつかみやすいです。ちなみに私はメンバーの傾向や平均とかけ離れていましたw

一覧化し、上位10項目に色を付けると分布がわかりやすい
チームごとの平均を出してみてもおもしろいです

2.自分の強みの資質にまつわるエピソードを思い浮かべて、書き出す

「そういえばこういうこと、あったなぁ。確かにこの資質に関連するかも」というエピソードを思い浮かべて、書き出します。上位の資質を一つずつピックアップしてもいいですし、似ているものはまとめてもいいと思います。私の場合は「社交性・コミュニケーション」を1つとして、3位、4位の資質についても触れました。
「この資質に当てはまるエピソードがない…」という場合は、次点の資質に変更してもいいと思います。あくまでも自分の強みとされる資質にまつわるエピソードを思い出すこと、そしてそれを共有することが大切だと考えましょう。
強みは、自分が意識しなくても当たり前に発揮できていることが多いのです。そのため、自分では特別に思っていなくても、資質に当てはめると長所だったりするんです。ストレングス・ファインダーをきっかけに、自分の強みを再認識しましょう。

上位の資質にまつわるエピソードを紹介しました

3.自分のトリセツを作る

トリセツのフォーマットは自由ですが、「自分がどんなことを心地よいと思い、逆にどんなことを苦手とするのか」をメンバーに知ってもらいましょう。複製して使えるCacooテンプレートもご用意したので、ぜひ真似して自己分析&開示をしてみましょう。

普段の業務では、自分の得意・不得意を明確にする機会がない人も多いはず。改めて自分のことを知るのもいいですね。また、トリセツを把握しておくことで「あぁ、あの人はこういうコミュニケーションが苦手なんだな」とか、「こういうことが苦手だから、さっきみたいな発言をしたんだな」とか、その人のことを(いい意味で)客観的に理解することができます。これによって、相手を否定することなく、うまく付き合うことができるようになります。

ヌーラボの行動規範の一つである、“Love Differences” にも準ずるものがありますね。深い。

自己開示は少し照れ臭い気もしますが、お互いを知るために大切なことですね

中途入社ヌーラバーに聞いてみた!

マーケ部全員でストレングス・ファインダーを実施し、結果やトリセツの共有を行ったあとに入社したヌーラバーに、話を聞いてみました!

入社直後でも、各チームメンバーがどんな人なのかがよく分かって、コミュニケーション上の不安がかなり減りました。とても安心でした!
こういった診断は個人的にも楽しくて好きですし、お互いの考え方や得手不得手を理解していれば、「え?何でそうなるの?」というトラブルも防げます
むしろ対面でもなかなか知る機会のないエピソードも多いので(私を表すキーワード/故障かな?と思ったらなど)、リモートに限らず出社ベースの会社でも、このトリセツが活躍しそう!

コンテンツマーケティング担当:Miyukiさん(2024年6月入社)

素敵な感想をいただけました!
実はMiyukiさんはこういった自己分析・診断系が大好きだそうで、業務で人と関わるにあたって普段から意識しているそうです。ヒアリングをしているときに、「チームメンバーはそれぞれ個性があって、タイプが違う人が集まった方がおもしろいし、その方がチームがうまくいく」というお話もされていました。

まだあまり相手を知らないうちから、相手のいいところに目を向けられるという点でも、いい取り組みだなと思います。

トリセツのテンプレートをご用意しました!

ストレングス・ファインダーは受けたあとの活用が重要です。ヌーラボのマーケティング課で使った ①エピソード ②トリセツ はCacooを使ってまとめています。今回、こちらのCacoo配布用テンプレートをご用意いたしましたので、ぜひ複製して使ってみてください。
※誰でも閲覧できる状態にしているので、必ずご自身のフォルダに複製して使ってください!
※Cacooをご利用中の方に限ります。気になった方はぜひトライアルを!

まとめとして

ストレングス・ファインダーを活用することで得られる最大のメリットは、単に自己理解を深めることだけではありません。このツールを通じて、チーム内外のさまざまなメンバーの資質を理解し、それぞれの長所と短所を明確に把握する貴重な機会を得ることができます。

最近の働き方では、単一部署内に留まらず、社内の他部署やさまざまなステークホルダーを巻き込んでプロジェクトを進行していくことが必要になります。こうした状況だからこそ、メンバーそれぞれの個性と能力を認識し、お互いの強みを活かしあうことが、チームビルディングに欠かせないのではないでしょうか。

誰しも得手と不得手があります。いいチームというのは、それぞれの個性を理解し、得意と不得意を補い合うことができるチームだと思います。メンバーが変わることで新たなスキルや個性が加わり、それを活かして組織全体を成長させていくことが可能です。

この過程で重要となるのが「チームワークマネジメント」です。チームワークマネジメントにおいては、各メンバーの個性を尊重し、その能力を最大限に発揮させることが求められます。

今後の働き方では、これらの理解と適応がさらに重要になってくることが考えられます。チームとしての強みを活かし、柔軟に対応することで、多様な環境でも成功へと導くことが可能です。自己成長だけでなく、組織全体の成長を促進するために、「チームワークマネジメント」という概念を私ももっと理解していきたいですし、Backlogがそれを支える存在だということを伝えていきたいと思います。

#チームワークマネジメント が気になる方は、ぜひこちらの記事もお読みください。だんだんと理解が深まってくることを実感するはずです!


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