[NR]デッキ紹介:六花森羅


デッキレシピ

第3回NR研究発表会で使用

スポーア ×1
森羅の実張り ピース ×3
森羅の神芽 スプラウト ×3
六花のひとひら ×3
陽竜果フォンリー ×3
森羅の影胞子 ストール ×3
薔薇の聖弓手 ×3
森羅の水先 リーフ ×3
バラガール ×1
にん人 ×1
六花のしらひめ ×3
森羅の番人 オーク ×3
六花精エリカ ×2
六花精スノードロップ ×2
六花精ヘレボラス ×1
超栄養太陽 ×3
獣王無塵 ×2

ヘル・ブランブル ×1
瓔珞帝華-ペリアリス ×2
サークル・オブ・フェアリー ×1
No.50 ブラック・コーン号 ×1
六花聖カンザシ ×3
No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ ×2
聖天樹の幼精 ×2
聖蔓の守護者 ×2
聖天樹の精霊 ×1

特徴

六花で展開補助・妨害をしながら、森羅でデッキをめくって様々な効果を使っていく展開デッキです。
六花といえば捕食植物と組み合わせることが多いですが、森羅も六花との相性は抜群です。

森羅は8期に登場した植物族テーマで、この時期のカードとしては珍しくモンスター効果が2種類共通効果で搭載されています。
1つ目は個別の条件でデッキトップをn枚めくり、植物族は墓地へ送ってそれ以外はデッキボトムに戻す共通効果。
2つ目はカードの効果でめくられ墓地へ送られた時に個別の効果が発動する共通効果。
六花の補助を受けながら展開を伸ばし、各種効果を使用していく形になります。

回し方

このデッキの最優先事項は《六花のひとひら》を場に出すことです。
サーチ効果、自己蘇生する効果どちらも非常に優秀なので、このカードをデッキから出力しないと始まりません。
これだけモンスターで固めている中で《超栄養太陽》が3枚入っている理由です。

次に初動ですが、《六花のひとひら》のサーチから必要になる「六花」をサーチし、狙えれば《六花聖カンザシ》のエクシーズ召喚、できなければ《聖天樹の幼精》をリンク召喚し次のターンへの準備をします(苦しいところではありますが、《聖蔓の守護者》を出してやり過ごすことができます)。

最終的に初動の終着点は効果破壊耐性を付与できる《六花聖カンザシ》を構え、手札が良ければ《六花のしらひめ》によるモンスター効果への妨害、素引きできていれば《薔薇の聖弓手》による罠カードへの妨害を狙います。

《六花精スノードロップ》も大事なカードで、レベル調整から《六花聖カンザシ》、《No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ》に繋げていきます。

これらの展開力や妨害力を活かして戦うのがこのデッキです。

注意点

《森羅の実張り ピース》《森羅の神芽 スプラウト》の特殊召喚した時の効果は時の任意効果なので、チェーン2以降だとタイミングを逃します。
チェーンが重なる事も多いので組み方に注意するか、どうしてもチェーン2以降になる場合は別のカードを特殊召喚する等しましょう。

《六花のひとひら》の自己蘇生条件は自分フィールドにモンスターが存在しない場合、または自分フィールドのモンスターが植物族のみの場合です。
「壊獣」モンスター、《DNA改造手術》、《寄生虫パラノイド》等の別種族が自分フィールドに来る、種族を変更される効果が致命的に刺さります。
また、種族を参照できない裏守備表示が存在する場合も自己蘇生できません
《森羅の影胞子 ストール》をセットした場合や《月の書》等で裏守備にされてしまうと自己蘇生できないので割り切っていきましょう。

相性のいいカード(テーマ外)

森羅、六花のカードは次の項目でまとめて解説します

《紅姫チルビメ》
攻撃誘導と相手によって墓地へ送られると同名以外の植物族をリクルートできます。
採用率の高い《バージェストマ・ディノミスクス》は《薔薇の聖弓手》でケアできるので、リクルート効果は狙いやすいかもしれません。

《薔薇恋人》
墓地から除外して手札から植物族1体を特殊召喚できます。
謎の罠耐性もついてくるのでお得ですが、素引きが弱いのが気になる所。

「壊獣」モンスター
このデッキは永続効果には非常に弱いです。
条件を満たした《超越竜グレイスザウルス》は完全に何もできません。
対策として《獣王無塵》をチョイスしましたが、永続罠なので除去に弱く不安定です。
《獣王無塵》を入れるくらいならこちらにしましょう。

《増草剤》
通常召喚権を破棄して墓地から植物族1体を特殊召喚できます。
自壊効果はエクシーズ素材にすることで回避できるので、ターンを跨いで使うことも可能。

《リィラップ》
自己再生や蘇生できるモンスターが複数存在し、突破不可能な相手が汎用として存在するので大真面目に採用意義のあるカードです。

ちょっと込み入った解説(長いよ)

このデッキは「森羅」の効果をできる限り活かすためにデッキのほとんどが植物族(32枚)です。
更にその中でも色々と分類があるので、一覧にして見ていきましょう。

手札に来て嬉しいカードの評価
○手札に来て嬉しい(20枚)
ひとひら、薔薇の聖弓手、バラガール、しらひめ、オーク、エリカ、スノードロップ、超栄養太陽
△手札に来てもそんなに(20枚)
スポーア、ピース、神芽スプライト、フォンリー、ストール、リーフ、にん人、ヘレボラス、獣王無塵
×手札に来ないで
特になし

△のカードも手札や盤面次第では活用できるので、このデッキで引いて弱いカードはほぼありません。
ただ、初動札がなく《森羅の影胞子 ストール》をセットでエンドする時は完全にお祈りです。

森羅の効果でめくられ墓地へ送られて嬉しいカードの評価
○落ちて嬉しい(24枚)
スポーア、ピース、神芽スプラウト、ひとひら、フォンリー、ストール、リーフ、バラガール、にん人、しらひめ
△落ちてもあまりうれしくない(6枚)
オーク、エリカ、ヘレボラス
×落ちないで(2枚)
スノードロップ
×そもそも落ちない(8枚)
薔薇の聖弓手、超栄養太陽、獣王無塵

デッキの4/5は墓地に落ちるカードになっています。
そしてデッキの3/4は落ちていいカードになっています。
《森羅の影胞子 ストール》、《森羅の水先 リーフ》は相手フィールドに破壊できるカードの有無で嬉しくない側に回るので、厳密には変わってきますがおおよそこの数字通りで大丈夫です。

ここで採用・不採用としたカードとその理由について書いていきます。

採用カード

《スポーア》
自己蘇生できるレベル1の植物族チューナーモンスター。
デュエル中1度の効果とはいえ、軽いコストで墓地から自己蘇生できる効果は便利。

《森羅の実張り ピース》
召喚・特殊召喚時にデッキトップを1枚めくる効果、めくられ時に墓地のレベル4以下の植物族1体を蘇生する効果を持つレベル1の植物族モンスター。
召喚と特殊召喚の両方に対応しており、蘇生効果も対象が広く腐ることのないカード。
ただ初動として使うには物足りない。
蘇生効果は名称ターン1がある。

《森羅の神芽 スプラウト》
特殊召喚時にデッキトップを2枚までめくる効果、めくられ時にデッキからレベル1の植物族を特殊召喚できる効果を持つレベル1の植物族モンスター。
《森羅の実張り ピース》と違い召喚には対応してないですがめくれる枚数は2枚。
リクルート効果はこのデッキに採用しているカードがどれも強いので、腐ることがありません。
リクルート効果は名称ターン1がある。

《六花のひとひら》
起動効果で「六花」モンスターをサーチする効果、相手エンドフェイズに条件を満たしていると自己蘇生できる効果を持つレベル1の植物族モンスター。
このデッキのエンジン。
毎ターン1アド稼げる最強カード。
展開する場合は《六花精スノードロップ》《六花のしらひめ》を、妨害を構える場合は《六花のしらひめ》《六花精ヘレボラス》をサーチします。
《六花精エリカ》も状況によってはサーチをします。

《陽竜果フォンリー》
モンスターの効果で墓地へ送られると自己蘇生しフィールドのモンスター1体の攻守を半減させる効果、戦闘・効果で破壊される場合1回だけ代わりにデッキの植物族を墓地へ送れる効果を持つレベル1の植物族チューナーモンスター。
自身の効果で同名を墓地に送れるので自己完結していますが、基本的には「森羅」モンスターの効果で墓地へ送って自己蘇生をしていきます。
攻守半減は場に植物族がいることが条件ですが、自己蘇生効果にチェーンで除去されてなければ基本的に満たせます。
また、対象を取らず永続で半減させる効果なので非常に強力。

《森羅の影胞子 ストール》
リバース時にデッキトップを5枚までめくる効果、めくられ時にフィールドの魔法・罠カード1枚を破壊する効果を持つレベル2の植物族モンスター。
効果のタイミングが遅い分めくれる枚数が多いですが、効果破壊されない・《スリーバーストショット・ドラゴン》等で無効にされない事をお祈りになります。
めくられた時の効果は植物族で不足している魔法・罠カードの除去です。
「六花」では相手の魔法・罠ゾーンのカードに触れないので貴重です。

《薔薇の聖弓手》
自分フィールドに植物族モンスターが存在する時に相手が発動した罠カードを無効破壊できる手札誘発の戦士族モンスター。
相手の魔法・罠カードを破壊する手段が少ないなら、手札誘発で無効にしてしまえばいいという理由で、非植物族でありながら採用しています。

《森羅の水先 リーフ》
召喚時にデッキトップを2枚までめくる効果、めくられ時にフィールドのモンスター1体を破壊する効果を持つレベル3の植物族モンスター。
めくる効果は初動にはなりますが、できればこのカードを初動にはしたくありません。
できれば初動展開を終えた後の余った召喚権に使いたいです。
めくられた時の効果もやはり初動以外でめくられてほしい効果。
《陽竜果フォンリー》の破壊身代わり効果を能動的に狙えますが、その条件が満たせるパターンはかなり少ないと思います。

《バラガール》
自分フィールドの植物族モンスターが墓地へ送られた場合に手札から特殊召喚できる効果、自分フィールドに植物族モンスターが存在する場合に墓地から手札に回収できる効果を持つレベル3の植物族チューナーモンスター。
効果はいずれかターン1ですが、どちらも発動条件が非常に緩いです。
《にん人》のコスト、《六花聖カンザシ》の破壊身代わりコストに最適。
自力で特殊召喚できる《六花のしらひめ》と合わせて7シンクロも狙いやすい。
複数枚採用してもいいカードだと思います。

《にん人》
自分の手札・フィールドの植物族モンスター1体を墓地へ送って自己蘇生できるレベル4の植物族モンスター。
緩い条件で1900打点に変換できる優秀なモンスター。
余裕があればアクセスしておきたい。

《六花のしらひめ》
無条件で手札から特殊召喚できる効果、自分フィールドに「六花」モンスターが存在する時に相手が発動したモンスター効果を無効にできる効果を持つレベル4の植物族モンスター。
POTE産のカードはパワーが桁違い。
特殊召喚効果は植物族縛りが付随してますが、このデッキは植物族しか出さないので影響は一切なし。
モンスター効果の無効効果は手札・墓地から自身をデッキに戻し自分フィールドの植物族モンスター1体をリリースするコストがあります。
デッキに戻す効果であるため、《六花のひとひら》と合わせて延々とサイクルできます。
素引きしても簡単に出力でき、「森羅」の効果で墓地へ落ちれば無効を自動的に構えられて最強です。
NRに存在するのがおかしい

《森羅の番人 オーク》
起動効果でデッキトップを3枚までめくる効果、めくられ時に墓地の植物族モンスター1体をデッキトップに戻す効果を持つレベル6の植物族モンスター。
自前で場に出る効果はありませんが、無条件で3枚めくれる効果が強力であり、「六花」にとって都合の良いレベル6モンスターという点が最大に噛み合います。
《六花精スノードロップ》の効果で特殊召喚したい最優先モンスターであり、めくった時に《陽竜果フォンリー》があれば自己蘇生から《瓔珞帝華-ペリアリス》をシンクロ召喚、そのまま釣り上げ効果でこのカードを蘇生して3枚めくりをもう1度使えます。
この流れで《瓔珞帝華-ペリアリス》《六花聖カンザシ》が並ぶ理想盤面となります。
「六花」と「森羅」を組み合わせる上で一番重要なカードだと思っています。

《六花精エリカ》
自身以外の植物族モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に、手札・フィールドからリリースしてその自分モンスターの攻守を1000上げる効果、墓地に存在する時に自分フィールドの植物族モンスターがリリースされた際に守備表示で自己蘇生できる効果を持つレベル6の植物族モンスター。
攻守を上げる効果でありながらダメステに発動できない点が痛いですが、上がる数値が1000と高めであり《六花聖カンザシ》の効果を誘発できるため腐ることはありません。
《六花聖カンザシ》で蘇生されて効果が無効であってもリリースはコストであるため誘発はできます。
どちらもターン1の効果ではありますが、相手ターンに蘇生して生き残っていれば追撃用として使えるので覚えておくと役立つかもしれません。
自己蘇生効果はフィールドから離れる場合に除外されるデメリットがありますが、エクシーズ素材にしてしまえばいいので問題はありません。

《六花精スノードロップ》
自分フィールドの植物族モンスター1体をリリースし、手札から自身ともう1体の植物族モンスターを特殊召喚する効果、自分フィールドの植物族モンスター1体を対象とし、自分フィールドの全ての植物族モンスターのレベルを対象と同じにする効果を持つレベル8の植物族モンスター。
《六花のひとひら》で真っ先にサーチしたいカードであり、《六花聖カンザシ》をエクシーズ召喚しやすくするカードです。
基本的には6に合わせますが、盤面次第では自身の8に合わせて《No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ》を狙うこともあります。
3枚入れていいカードだと思います。

《六花精ヘレボラス》
自分フィールドに「六花」モンスターが存在する状態で自分フィールドのモンスターを対象とした相手モンスターが発動した時、手札・フィールドから自身をリリースしてその効果を無効にする効果、墓地に存在する時に自分フィールドの植物族モンスター1体をリリースして守備表示で自己蘇生する効果を持つレベル8の植物族モンスター。
基本的には《六花のしらひめ》で十分です。
余裕がある時に複数構えられたら強いかなと思いましたが、無効にできる範囲が狭いのでこの枠は《六花精スノードロップ》で十分だなと感じました。

《超栄養太陽》
自分フィールドのレベル2以下の植物族モンスター1体をリリースし、リリースしたモンスターのレベル+3以下の植物族モンスター1体をデッキから特殊召喚できる永続魔法。
《六花のひとひら》にアクセスするためのカード。
アクセス済みの場合は《森羅の神芽 スプラウト》《バラガール》《にん人》などのカードにアクセスします。
いつ引いても無駄のないカードです。
リリース発動なので《六花聖カンザシ》等のカードが反応できます。
注意点は永続魔法なのでチェーンサイクロン等に弱いです。
また、滅多に遭遇しませんが《DNA改造手術》で植物族以外が宣言されている場合、モンスターをセットしてからこのカードを発動することですり抜けることが可能です。
※リリースして発動するタイプはセットモンスターをリリースできる裁定です(《ゴッドバードアタック》等を参照)

《獣王無塵》
自分のモンスターが同じ縦列のモンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に、その自分モンスターと同じ縦列のカードを持ち主の手札に戻す効果を持つ永続罠。
《超越竜グレイスザウルス》等のこのデッキで対処できないカード対策として入れましたが、「壊獣」モンスターや《六花の風花》で良かったと思います。
後悔枠。

《ヘル・ブランブル》
お互いに手札から植物族モンスター以外を召喚・特殊召喚する際に1000LPを徴収するレベル6の植物族シンクロモンスター。
基本的には1+1+4、3+3で出すことになります。
1回出しておけば《瓔珞帝華-ペリアリス》で蘇生でき、《六花精スノードロップ》の対象としての役割も持てます。

《瓔珞帝華-ペリアリス》
自身の攻撃力を自身以外の自分フィールドの植物族モンスターの数×400上げる効果、自分の手札・墓地からレベル5以上の植物族モンスターを特殊召喚する効果を持つレベル7の植物族シンクロモンスター。
ノーコストでレベル5以上の植物族モンスターを特殊召喚できる効果が弱いわけがありません。
EXデッキの主力の1枚。

《サークル・オブ・フェアリー》
植物族・昆虫族の召喚権を1つ増やす永続効果、自分の植物族・昆虫族モンスターの戦闘でモンスターが破壊された時、その破壊されたモンスター1体の攻撃力の半分のダメージを相手に与え、その数値分自分のLPを回復する効果を持つレベル7の植物族シンクロモンスター。
基本的に7シンクロは《瓔珞帝華-ペリアリス》で十分ですが、バーン効果が地味ながら役立つこともあり採用しています。
あると幅が少し広がるだけなので、採用しなくても問題ないと思います。

《No.50 ブラック・コーン号》
自身の攻撃力以下の攻撃力を持つ相手モンスター1体を墓地へ送って1000ダメージ与えるランク4の植物族エクシーズモンスター。
EXデッキに入る植物族の除去効果持ちがいないので必然的に入ります。

《六花聖カンザシ》
モンスターがリリースされた場合に自分・相手の墓地からモンスター1体を植物族として特殊召喚する効果、自分フィールドの植物族が効果で破壊される場合に手札・フィールドの植物族1体を代わりにリリースできる効果を持つランク6の植物族エクシーズモンスター。
ターン1ではあるが植物族モンスターへ効果破壊耐性を付与できるので、優先して狙いたいモンスター。
破壊身代わり効果の注意点として、効果破壊されるカードをリリースすることはできないので、《激流葬》などの複数破壊カードには気をつける必要があります。
幸い、無限コストにできる《バラガール》や墓地に行っても問題がない《六花のしらひめ》がいるためリリースコストに困ることはほぼありません。
効果破壊をこのカードで受けれるので、効果破壊以外の罠カードは《薔薇の聖弓手》、モンスター効果は《六花のしらひめ》でそれぞれ受けることができます。
特殊召喚する効果はモンスターのリリースであれば何でも反応します。
攻める際にも活用ができ、《六花精エリカ》で攻撃、次にこのカードで攻撃宣言した時に攻撃済みの《六花精エリカ》の効果を発動し、このカードでその《六花精エリカ》を蘇生する動きが可能です。
がら空きであれば2400+3400+2400で8200となりワンショットキルできます。

《No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ》
1ターンに1度、3種類のうち1つの効果を使用できるランク8の植物族エクシーズモンスター。
その効果は以下の通り。
●相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象に発動。そのカードはこのカードが存在する限り発動できない。
●フィールドの植物族1体を対象に発動。そのモンスターを裏守備にする。
●フィールドの植物族1体を対象に発動。そのモンスターの攻撃力を300上げる。
主に1つ目の効果を使用していきます。
このモンスターは素材に3体要求するため出しにくいですが、セットされた魔法罠を封印できる点は他の妨害効果と合わせると強力になるため出す価値があると思います。

《聖天樹の幼精》
攻撃対象にならない効果、自分がダメージを受けた場合その数値分だけLPを回復しEXデッキから「サンヴァイン」モンスター1体を特殊召喚する効果を持つリンク1の植物族モンスター。
《聖種の地霊》をリンク素材にすると「サンヴァイン」魔法・罠カード1枚をサーチできる効果もありますが、六花森羅に入れる余裕はありません。
ダメージを受けた時に《聖蔓の守護者》を出してバトルフェイズ終了を狙っていきます。
出しやすいランク1モンスターがおらず、フィールドにレベル1の植物族が余ることが多いので、このカードを出す機会はかなり多いです。

《聖蔓の守護者》
自分フィールドの「サンアバロン」リンクモンスターが効果でフィールドから離れた場合に自壊する効果、「サンアバロン」リンクモンスターとリンク状態になってるこのカードが攻撃された場合にその戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを半減する効果、戦闘で破壊された時にバトルフェイズを終了させる効果を持つリンク1の植物族リンクモンスター。
通常モンスターを入れてないので正規召喚はできません。
延命用以外の役割はありません。

《聖天樹の精霊》
攻撃対象にならない効果、自分がダメージを受けた場合その数値分だけLPを回復しEXデッキから「サンヴァイン」モンスター1体を特殊召喚する効果を持つリンク2の植物族モンスター。
「サンアバロン」リンクモンスターを含む植物族モンスター2体で出せるリンク2ですが、盤面を空けたい時のみ出します。
それ以外の役割はありません。

不採用カード

《森羅の仙樹 レギア》
起動効果でデッキトップを1枚めくり植物族モンスターであれば墓地へ送って1ドローする効果、めくられ時にデッキトップ3枚まで確認し任意の順番で戻す効果(強制効果)を持つレベル8の植物族モンスターです。
他の「森羅」と違いめくる効果で当たれば1ドローがついていて強力です。
しかし、めくる枚数が1枚でヒット率があまり良くなく、自力でフィールドに出る手段もないので《六花精スノードロップ》《瓔珞帝華-ペリアリス》の介護が必須です。
(アドバンス召喚する手もなくはないです)
また、めくられ墓地へ送られた効果が強制効果である点がこのカードの評価をガクッと下げます。
他の森羅のめくられて墓地へ送られた効果は任意効果であるため、必ずこのカードがチェーン1で発動されます。
つまり注意点で書いた通りピース、神芽スプラウトにとって不都合です。
レベル8という点も相まって、今回の構築に合わないため不採用。

《森羅の賢樹 シャーマン》
「森羅」モンスターが墓地へ送られた時に手札から特殊召喚できる効果、起動効果でデッキトップを1枚めくる効果、めくられ時に墓地の「森羅」魔法・罠カード1枚を手札に回収する効果を持つレベル7の植物族モンスター。
緩い条件で特殊召喚できる2600打点という点は優秀。
その代わりか、めくる効果が1枚だけ。
そして③の効果は弱い罠2種類しかなく採用しないため効果が死んでいます。
めくられた時に全く美味しくないカードということで不採用。

《森羅の渡し守 ロータス》
起動効果でデッキトップを相手フィールドのカードの数までめくる効果、めくられ時に墓地の「森羅」モンスターを5枚までデッキボトムに戻す効果を持つレベル5の植物族モンスター。
めくる効果が相手依存で先行1ターン目に使えない点が弱く、安定して3枚めくれてレベル6である《森羅の番人 オーク》の方が使い勝手がいいです。
めくられた時の効果はデッキの植物純度を上げてくれるいい効果ですが、こちらもある程度動いた後でないと活かしにくいです。

《森羅の葉心棒 ブレイド》
戦闘で相手モンスターを破壊した時にデッキトップを1枚めくる効果、めくられ時に自己回収できる効果を持つレベル4の植物族モンスター。
戦闘破壊して1枚だけしかめくれず、めくられた時の効果ももっと緩い条件で自己回収できる《バラガール》が存在するので不採用。

《森羅の花卉士 ナルサス》
召喚時にデッキトップを1枚めくる効果、めくられ時にデッキの「森羅」モンスター1体をデッキトップに置く効果を持つレベル4の植物族モンスター。
《森羅の水先 リーフ》でいいですね。

《森羅の蜜柑子 シトラ》
フィールドで相手によって破壊された時にデッキトップを1枚めくる効果、めくられ時に自分フィールドの全ての植物族の攻守を300上げる効果を持つレベル3の植物族モンスター。
任意のタイミングで上げることのできない攻守アップであり効果量も控えめ。
めくる効果もフィールドで相手に破壊してもらう必要があるのにめくれる枚数が1枚と非常に少ない。
カードパワーの低さが目立つので不採用。

《森羅の隠蜜 スナッフ》
手札・フィールドから墓地へ送られた時にデッキトップを1枚めくる効果、めくられ時にデッキトップを1枚めくる効果を持つレベル1の植物族モンスター。
森羅で唯一どちらの効果もデッキトップを1枚めくる効果。
デッキ枠が余っているなら採用していいカードだと思います。
カンザシで蘇生しても機能するのも評価点。
しかし枠が余らなかった。

《森羅の姫芽君 スプラウト》
フィールドのこのカードをリリースしてデッキトップを1枚めくる効果、めくられ時に1~8のレベルを宣言して自身を特殊召喚する効果を持つレベル1の植物族モンスター。
森羅で唯一めくった時に植物族以外も墓地へ送るモンスター。
②の効果が非常に強く、《六花聖カンザシ》を立てやすくなります。
ただし、素引きが弱すぎてマイナス5億ポイントなので不採用。
植物族以外がめくれた時の損失も大きいんですよね。

《森羅の恵み》
手札を1枚デッキの一番上か一番下に戻し、自分の手札・墓地から「森羅」モンスター1体を特殊召喚する効果を持つ通常罠。
カードの効果を受けない耐性を付与されるがエンドフェイズにデッキのトップかボトムに戻るため、ディスアド面が目立つのとデッキの植物純度を下げるため不採用。

《森羅の滝滑り》
相手モンスターの攻撃宣言時にデッキトップを1枚めくる効果、ドローフェイズのドローをデッキトップ1枚めくる効果に変換する強制効果を持つ永続罠カード。
どちらも使いづらく、デッキの植物純度を下げるだけのカードなので不採用。

《六花精シクラン》
手札・フィールドのこのカードをリリースして自分フィールドの植物族モンスター2体までのレベルを2下げる効果、このカードがリリースされたエンドフェイズに墓地から特殊召喚できる効果を持つレベル4の植物族モンスター。
レベルを下げる効果なのが使いづらい。
レギア軸なら採用意義はできそうですが、アドを産むタイミングが遅く実質ディスアドであるので採用は難しい。

《六花精プリム》
自分フィールドのモンスターがリリースされた場合に手札から特殊召喚する効果、自分フィールドの植物族モンスターを2体までレベルを2上げる効果を持つレベル4の植物族モンスター。
1枚くらい採用しても良さそうではあります。
シクランと違い場に出しやすく、レベルを上げる効果であり、無条件で特殊召喚できるレベル4のしらひめと合わせてレベルを上げてカンザシになれる点が優秀。
フォンリーのレベルを2上げてこのカードと合わせて7シンクロも狙える。

《六花の風花》
自分フィールドの「六花」モンスターがリリースされた場合に相手に自身のフィールドのモンスター1体のリリースをさせる効果、エンドフェイズに自分フィールドに植物族以外の表側表示モンスターが存在する場合に自壊する効果を持つ永続魔法。
耐性持ちをリリースできれば美味しいが、リリースさせたいモンスター1体のみの時に発動しないといけないのが難しい。
採用候補の1枚でした。

《六花深々》
自分の墓地の「六花」モンスターを特殊召喚できる通常罠。
テキスト外効果で植物族1体をリリースして発動した場合、さらに自分の墓地の植物族モンスター1体を蘇生できる。
効果は悪くないが、デッキの植物純度の理由で不採用。

《六花の薄氷》
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象に、ターン中フィールドで発動する効果を封じる効果を持つ通常罠。
テキスト外効果で植物族1体をリリースして発動した場合、さらに対象モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得て、植物族扱いにする効果がある。
防げる範囲が狭く、NRではこのカードによる妨害で得られるメリットが少ないため不採用。

《フラボット》
墓地へ送られた場合に1枚ドローし手札1枚をデッキトップに戻す効果を持つレベル3の植物族モンスター。
素引きが強くなく、デッキトップ操作もこのデッキでは活かしにくいので不採用。

《聖蔓の乙女》
EXデッキから特殊召喚された植物族モンスターを対象とする相手が発動した効果を無効にしながら自身を特殊召喚する効果を持つレベル1の植物族モンスター。
《薔薇の聖弓手》と違い効果対象は狭いが、無効にできる範囲が広い手札誘発。
EXデッキから出す前に除去をされてしまうと腐ってしまうため不採用。


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