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【週刊】ドル円相場分析と今後のシナリオ【2020/01/19】FXサンデーレポートvol.22

今週のドル円は、週明けから週末まで買いが強い上昇相場が続きました。

これまでにレジスタンスとして3回働いていた109.700ラインをついに突破し、110円台をつけました。17日には110.290まで上値を伸ばしており、週末も110円台をキープしています。

今週の主な上昇要因としては、売りのストップロスをかなり巻き込んでいることが考えられますね。1月8日の急落以降、108~109円前半台での売りポジションがかなり溜まる形となりました。
109円後半でも逆張りの売りが意識されていました。しかし、これまでにレジスタンスとして意識されていた109.700も突破されたので、売りの損切りが発生し、110円台まで価格を伸ばしたと考えられます。

個人的には押目をつけて110円台を目指して欲しかったですが、一気に行ってしまいました。先週は押目候補を分析・予想しましたが、完全に当てが外れましたね。

週明けはさらに続伸か、それともやっと押目をつけるのかに注目です。一気に上がっているので波形が読みにくい相場です。
それでは、2020年1月19日時点のドル円相場分析と今後のシナリオを考えていきます。

月足:1月第2週は続伸して陽線を伸ばす

月足レベルでは
・「トライアングル」が完成している
・月足レベルの上昇トレンドが始まりつつある

をメインシナリオとしています。(先週のnoteから引用)

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今週は直近の最高値を更新し、110.290まで上値を伸ばしました。週末にかけても110円台をキープしており、下値が堅い状況が続いています。

18日時点のポジション・オーダーを見ると
・109円後半に売りポジションが捕まっている
・110.300~700までストップロスが溜まっている

OANDAのオーダーブック参照)
以上の2点から、まだ上値を伸ばす可能性があると考えられます。

マイナス材料となる報道や発言がない限りは、上昇トレンドがじりじりと続きそうですね。
一方で、マイナス材料が出ると、利益確定売りによって短期的な下落トレンドを作りそうでもあります。

日足:推進3波による上昇トレンドの可能性がより高くなった

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上図のように、これまでには推進1波(白線のダイアゴナル)と修正2波(黄線のC波拡大フラット)が完成していると考えられます。

今週にて109.700の直近高値を更新して110円台まで価格を伸ばしたことから、より「推進3波の始まり」である可能性が高まったと考えます。
また、赤丸のように単純移動平均線(SMA)が「パーフェクトオーダー(の始まり)」を作っています。
現時点では、客観的に見ても日足レベルの上昇トレンドが始まっている可能性が高いと言えるでしょう。

押目なく上昇しているため、推進3波の副次1波が形成中か完成しているかは先週に引き続いて判断が難しいところです。
今後、副次1波が完成した後は「点線矢印」のような上昇トレンドをざっくりと考えています。

4時間足:週明けの上値と下値の見積もり

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副次1波が完成しているかどうかは、現時点で判断することができないので今回は上値と下値をそれぞれ考えてみたいと思います。

週明けに上値を伸ばすのであれば、
110.300からのストップロスをヒットするので、図のような赤い価格帯110.500~111.000まで価格を伸ばすことが考えられます。
週明けに110.300をローソクの実体で更新するかどうかに注目です。

下値の候補は、フィボナッチが引けないのでざっくりとなりますが、上図のような青い価格帯109.700~108.600になるのではないかと考えます。
・109.700ライン:これまでのレジスタンスがサポートに転換、押目が浅い
・109.00ライン:SMA(200)のレジスタンスとキリ番が意識されやすい
・108.600ライン:報道・発言でマイナス材料が出て深掘りする場合

今後の上値とフィボナッチ23.6%の価格によりますが、
もしも、次の下落で108.400~500を割るとこの上昇シナリオを考え直す必要が出てきそうです。

まとめ

1時間足では、今回は特に述べることが思い当たらないです。

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あえて取り上げるならば、107.650~110.290までの上昇トレンドを見ると上昇の勢いは落ちてきているようには見えます。(緑矢印の傾きが緩やかに)
とはいえ、ストップロスが上に控えているので週明けは110.300を突破していくかどうかに注目です。

今週は長らくレジスタンスとして働いていた109.700を越えて110円台前半まで価格を伸ばしました。
現時点では、特にマイナス材料候補も見られないのでさらに上値を伸ばすのかに注目です。

・上値候補:110.500~111.000
ストップロス買いは110.300~700が溜まっている状況
・下値候補:108.600~109.700
衝撃的なマイナス材料がなければ、109.000~109.700が有力候補
・上昇トレンドが怪しくなるのは、108.400~500割れ
判定を厳しくするならば、108.600を割れると怪しいと考える

以上、2020年1月19日時点でのドル円シナリオ分析レポートでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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