イシハラ カレン

27歳独身(女性) 落語と裁判傍聴の趣味

イシハラ カレン

27歳独身(女性) 落語と裁判傍聴の趣味

最近の記事

ゾーンに入る

さいきんになってようやく気付いた。 自分の中での「方程式」というか、ゾーンの入り方というか、コンディションの整え方のようなものなんだけれど、 私、疲れてるとわりといい文章が書けるみたいです。 一日中仕事してたり動き回ってたりしてくったくたの状態でやっと椅子に座って携帯に向かっていると、余計な力が入らずに心と手が一心同体になったような感じでサクサクと思っていることを書ける。 これ、いかに平常時に余計な力が入っているかがよくわかるよなぁ。 要らない筋肉まで使って動かして

    • 美容は投資ですね

      そういえば私は人生において「美容」に関することを、ほっとんど何もしたことがない。 なのにこんなに綺麗なんですよ〜?と本当は言いたかったのだが、やったことがないので、綺麗な人に比べたらそれは見劣りするはずだ。 そこらへんに関しては本当に無頓着だし、こだわりもなければ、お金をかけようとも思わない。 それでやっていけるのではなく、ただ単に興味がないだけなのだ。 いまや美容は女性のみならず、男性にも必須というか、気にせず美容のことをしている人も多くなってきたと聞く。 ただね、約

      • コンプレックスを聞いた

        私にはそのときどきで「ハマっている質問」がある。 例えば、半年くらい前は「さいきん見直した野菜ってありますか?」だったし、3ヶ月ほど前は「誰かが心にやわらかく触れてくれた瞬間っていつですか?」だった。 そのほかにも、自分なりの質問がいくつか頭にメモされている。この質問を考えたり思いついたときがいちばん楽しいのよね。 この質問、あの人にもこの人にも、あいつもどいつも聴いてみたい!ってなるもの。 最近のそれは「自分のコンプレックスってなんですか?」だ。 これがねー、なかなか

        • 流していない音について

          飲食店でも、服屋でも、本屋でも、何屋でもいいのだけれど、昨今は特にほとんどのお店で音楽が流れている。 なんなら、「無音」の、音楽を流していない店を見つける方がむずかしいくらいだ。 それほどまでに音楽は人の生活に根付いているし、私  たちも「流れていない」ことが珍しいと思うほど馴染んで絡んで混ざっている。 音楽を使ってその空間や時間を彩ろうとしたり、味付けをしようとすることは多い。それは音楽の持つ力の大きさを表していることでもあるし、音楽ひとつで我々人間が、こうも簡単に影

          温度の話

          こだわりというほどではないのだが、私が「敏感」なものってなんだろう?と考えたとき、ひょいっと顔を出したものがあった。 それが「温度」だった。 自分自身、温度にうるさいというわけではないが、 温度にはわりあい敏感な方なのかもしれない。 というか「温度」が好きなのだ。 私のいう「温度」ってやつは、単なる体温だとか、気温だとかの数字そのものではない。おしりに「感」をつけて感覚にしてしまっていいほどの「温度感」ってやつだ。あたたかいとかひんやりとか、あっちっちだとか、ほっこりだ

          焼き魚はさぁ、から始めたら

          「悪口」のことについては、このnoteでもそれなりに取り扱ってきた。 悪口をいうのはなかなかやめられないことだったり、よくないと分かったりしていても、ついつい口にしてしまうことだったり、愚痴と悪口のちがいはなんだ?だったり。 どうして悪口はやめられないのだろう?と考えたときに、自分がさいきん「あれは悪口だったなぁ」と思った会話を、なるべく鮮明に思い出してみた。 そこで気付いたのが、私たち本当は「悪口を言いたい」わけじゃないということだった。 悪口には、続きがあるのだ。

          焼き魚はさぁ、から始めたら

          趣味に付き添わせてもらう

          ゆるやかに絶えず考えていることは、「自分の興味の範囲外」に触れるための方法だ。 自分の好きとか興味の外側に、いかにして触れるか。 オススメのアルゴリズムから抜け出して、まだ触れたことない、見たことない景色を観るためには、どうすればいいか?と、わりと本気で何度も考えている。 そういえば昨日、カメラマンの知人が、おもしろいことを言ってた。彼には1歳半になる子どもがいるのだけれど、一緒に「アンパンマン」を観ているうちに、自分もどんどんハマったんだって。もちろん、子どもとは違う

          趣味に付き添わせてもらう

          頑張ってねという声かけ

           例えば、自分の恋人が明日なにか大きな勝負事があったとします。仕事で関わっている大きなプレゼンでもいいし、国家試験でもいいし、好きな人に告白する、なんてのでもいいです(ダメか)。さて、その事実を聞いたときに、あなたは恋人になんて声をかけますか。「応援してます」「がんばってください」「楽しんで」 …このあたりが多そうでしょうか。 ただ、ここで立場を逆にしてみる。 あなたが明日、何か人生を左右するような勝負事があるとき、なんて声をかけられたら嬉しいだろうか。 その声かけの仕方は

          頑張ってねという声かけ

          顔は入口、中身は道中

          あらゆるものは「顔」と「中身」であらわすことができるんじゃないか?と、今日もまたへんてこなことを考えている。 人間は言わずもがな、商品にしたってパッケージのデザインにあそこまでこだわるのは、そのデザインによって売り上げが変わってくるからですよね。で、それって、言ってしまえば「顔」だと思うんです。 みんなまずは「顔」を見て、それを判断しようとしちゃうんですよ。 そう思えば「ファッション」という言葉で語られる、身だしなみにしたって、その人の「顔」だと言えるだろう。本にしたっ

          顔は入口、中身は道中

          私の良い店、味な店

          私には大事にしたい年季の入った大衆居酒屋がある。 店内はホワイトボードに手書きのメニュー、喫煙可能でメニューは、おでんとか魚のフライなどオーソドックスなものから、グラタンやオムレツなんてものまであり、ファミレス並みのバリエーションである。 ふらりと入った酒場が、ものすごく暖かい接客で忘れられない、というのはあるだろう。そして、ふらりと入った酒場が、接客はすばらしいのだがマズかった、という経験をしたことはお有りだろうか? それが、先日ふらっと入ったとある酒場なのである。

          私の良い店、味な店

          泥酔で歯を磨く人

          とある深夜三時、血だらけで泣きながら懸命に歯を磨いている男が突如私の目の前に降臨した。 顔面に情報が詰め込まれすぎたその男は、聞いたことのない神話に出てくるような設定だが、残念ながらもちろん神ではない。残念ながら、私の友人である。 酒癖の悪い人間をこれまで幾人も見かけてきた。 笑い上戸が過ぎて顎が外れ、外れた顎で酒を部活終わりのアクエリのようにドブドブ飲み干す女(知り合い)。ヤフオクでチェックしていたレコードを酔った勢いで片っ端から買い漁り、翌朝その日の飲み代47回分の請

          泥酔で歯を磨く人

          丸ごと愛して欲しくなかった人

          「何をしてでもモテたい!」という下心が、全身の毛穴という毛穴から分泌されている人を見かけたことはないだろうか。 私の友人には一人、「何もしてないのにモテまくる」友人がいる。特段イケメンというわけでもないが、そいつのモテっぷりは果てしない。 まず一緒に飲んでいると必ず連絡先が一人分は増えている。彼はエンジニアだが、ホストになっていようものなら今頃、芦屋の六麓荘でハーレム生活を送っているに違いないと断言できるほどだ。 「モテるってのも考えものだよ」 彼はツイッターにつぶや

          丸ごと愛して欲しくなかった人

          テレビの前の皆さん

          めっきり「テレビ」よりも「YouTube」という世の中になった。 実際のところはわからないけど、少なくともわたしの周りではほとんどの人がテレビではなく、Youtubeといった「番組」ではなく「動画」をみる人が大半だ。 なんならテレビでやっているものを後から動画サイトで見ることだってある。 知り合いの子どもが「テレビってどうして時間決まってるの?」って言ってたの思い出すなぁ。 たしかに、とちょっと納得してしまったもの。 かくいう私も、今やテレビではなく動画サイトで様々

          テレビの前の皆さん

          文句

          花粉症。というのは、これを読んでいるあなたもそうかもしれないし、仮にそうじゃなかったとしても、 あなたの周りの数人がすでに口酸っぱく言っていることだろう。 しかし、あえて言わせてほしい。 本当に花粉症というのは、つらいのだ。 同じ花粉症である人間とは痛みを分け合わないと気が済まないし、花粉症でない人間には八つ当たりをしたくなるほどつらいもの。どうかゆるして、 花粉症予備軍の皆様。 そんな文章を書いている今も、わたしは鼻がどん詰まりなので、口呼吸を強いられている。 せっかく

          縁の下の力持ちになってはいけない

          「縁の下の力持ち」という役職について、 ちょっと本気で考えたことがある。 というか、疑ってかかったに近かった。 縁の下の力持ちは、本当にいるのだろうか?と。 「縁の下の力持ち」と聞くと私たちは人の目の届かないところでチームや誰かのために仕事をこなしている、みたいなイメージを持つ。 そしてそれは、素晴らしいことだと評される。 もちろん、人の目の見える見えない関わらず、 チームや誰かのために動けるその姿勢は たいへんに素晴らしいものだと思う。 ただ、だよ。 あくまで見

          縁の下の力持ちになってはいけない

          スパイスを計るように

          「毎日カレーを作っていると舌が慣れて、どんどん辛くなってくねん。スパイスの量は感覚じゃなくて毎回計ることが大切。」 そんな話をカレー屋の友人がしてくれた。 その話を聞きながら、 「どこか人生のようだな」なんて思った。 毎日、変化のあるような刺激的な生活をしていればその刺激にも次第に慣れてしいくし、 人が羨むような華やかな環境に身を置けば、 それすらも日常になってしまう。 誰かの優しさや愛情に対する感謝ですら 慣れてくれば物足りなく感じるし 逆に、好きな気持ちが強すぎ

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