今日のウェブトゥーン

これは確か先にプライムビデオで配信されてて、見たいなぁと思いつつ倍速出来ないのでなかなかプライムビデオで見ることが出来ず、やっとU-NEXTに来たので、見ることが出来ました!
日本のドラマの「重版出来」の韓国版らしく、実は「重版出来」自体は少しだけ見たことあるのですが、全話では無いのでストーリーは把握できてないけど…見てみることに!


今日のウェブトゥーン

チェ・ダニエルさん演じるソク・ジヒョンは、NEONウェブトゥーン部の副編集長。
マウムの教育係で、時に厳しくアドバイスしながら、温かく見守っている。

キム・セジョンさん演じるオン・マウムは、NEONウェブトゥーン部の契約社員。
柔道の韓国代表選手になるが、試合時のある出来事をきっかけに柔道から離れてしまう。

ナム・ユンスさん演じるク・ジュニョンは、エリートコースを歩んできたNEONウェブトゥーン部の新入社員。
存続が危ぶまれるウェブトゥーン部に配属され、不安と不満が隠せない。


ストーリーは……

元柔道選手のオン・マウムは、NEON主催のウェブトゥーンのイベントのアルバイト中に、大好きな漫画家と会えて大喜びする。
これがきっかけとなり、マウムはNEONの求人募集に応募し、一度は不合格となるもウェブトゥーン部に契約社員として就職が決まるのだった。
彼女と同じく、ウェブトゥーン部に配属されたク・ジュニョンは、配属先が会社の花形部署ではないことに不満を抱えていた。
2人はそれぞれ先輩と共に仕事を開始し、ジュニョンは慣れない漫画を読み続け、早速疲れを見せる。
一方、漫画家との打ち合わせに向かったマウムは、副編集長のソク・ジヒョンに納期管理の重要性を説かれるが、その後思わぬトラブルに見舞われてしまう。


これは、見てよかった!
最近恋愛モノばかり見ていて、たまにはガッツリ恋愛モノじゃないドラマを!と思い、前回の「スティーラー」や今回の「今日のウェブトゥーン」をチョイスしたのですが…
なかなかこれは面白い。
細部まで面白いドラマです。
恋愛モノとは違う…細部まで行き届いたストーリー展開があり、メインストーリーとは切り離されたサブ的なストーリーがあり、作家や同僚であるPDやら登場人物が多いのに、ちゃんと全てを拾い上げてて、どれも中途半端じゃなくストーリーを最後に完結させてる。
見ていてどんどん見たくなる作りでした。
主人公のマウムはもちろん、新人から大御所ウェブトゥーン作家や、新人から先輩担当PDたちにもスポットを当てて、全てがちょうどいいバランスで描かれてました。
これは、続編とかあれば絶対に見たくなる…
個人的に、「ユミの細胞たち」とは描かれているテーマも違うけど、それに同じくらいの自分の中での好き具合いでした。
あの作品も続編はた見たくなるのでw





ここからネタバレ……






とにかくハキハキ明るく真っ直ぐな主人公に好感が持てました。
実はキム・セジョンさんはお初な方ですが、彼女が演じる雰囲気と主人公のキャラクターがとても合っていて、セジョンさんで大正解だと思いました。

ウェブトゥーン業界の現実や、作家の思いや苦悩も描かれていて。
それは日本も韓国も変わらず同じで。
作家が描く素晴らしい作品は、作家だけでもPDだけでも成り立たない。
モ作家が劇中でも、そんなような事言ってましたよね。
最後まで見ると、本当にそう思いました。

最初クォンPDは、凄く嫌な人だな…と思いましたが、何故あんな役回りになったのかを知った時、かつての悔しさや存続することの大変さを知ってるから、自ら悪役を引き受けてるんだなぁと。
ジンジャーが無くなった時、みんな当時のスタッフたちは悔しさや辛さが残って、同じことが繰り返されないように踏ん張ってきたんだなぁ。

作家さんたちはクセ強な人もいるけど、みんな基本はいい人だった。
みんな色んなものとPDと一緒に乗り越え戦って、作品を生み出し続けてる。
そして、新人作家たちにもたくさんの苦悩や挫折、悩みもあって。
それぞれが乗り越えなきゃいけなくて。
もちろんアシスタントさん達にも、色んな苦悩はあった。
なかなか芽が出ず、業界を去っていく人。
挑み続ける人。
努力したから報われるという世界でもないらしくて、天才や才能があってもそれを上手く見い出す人がいて初めて世の中に出せる。

このドラマ泣くことは無いだろうと思ってたけど、意外にも泣けちゃうシーンもありました。
マウムとお父さんの、何度も柔道と今の仕事について向き合うシーン。
10年も努力していたアシさんが辞める時。
ジュニョンの姉がずっとジュニョンを見守っていて、姉の死と向き合えた時。
シン作家が母親との問題が解決し、作品がカラーになった時。

仲間や作家達がそれぞれの心の傷と向き合う事で、マウムも自分の心の傷と向き合うことが出来たんだと思う。
ずっと避けていた、かつて自分が傷つけてしまった親友へやっと会いに行けた。

マウムとジュニョンの恋も気になるところで終わったけど、また続きが見たい。
(個人的にはソク副編集長と…と願ってたんだよなぁ)
そんなに恋愛強めでは無いけど、このくらいのストーリーが心地よいバランスでしたね。

そんな彼ら全員をまた続編で見られたらなぁ…と。


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