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もうすぐ死にます

久々にプライムビデオ作品を見ようと…
プライムビデオで予告を見て、ホラー?と思いきや…

もうすぐ死にます

ソ・イングクさん演じるチェ・イジェは、大学卒業後から就職に失敗し続ける30歳。
死を軽視したことで「死」という存在から直接“死期の近い人間に12回転生する”という罰を与えられる。

パク・ソダムさん演じる「死」は、遺書を残したイジェを直々に罰しにやって来た。
人外的な存在で、「死」そのものという存在。


ストーリーは……


大学生だったチェ・イジェは、愛する恋人・ジスともラブラブで幸せいっぱい。
そしてテガングループの最終選考に残り面接に向かっていたのだが・・・
途中、交通事故を目撃しその動揺が収まらぬまま面接では失敗し就職は叶わず。
それから7年、正規採用を目指しバイトしながら勉強し再びテガングループの面接にこぎつけるのだが不採用に。
恋人のジスには自分から別れを告げ、友人からは投資詐欺に遭い、家賃が払えず家を追い出されたイジェは、もはや生きる希望を見い出せずビルの屋上から飛び降り自殺を図る。
そして目を覚ましたイジェを待っていたのは女性の姿をした「死」だった。
イジェが軽んじた「死」に怒り、イジェに12回の転生の罰を与える。
イジェが転生するのはいずれも死を間近に控えた人物たち。
けれどもし、死を免れることができれば残りの人生を生きてよいと言われ・・・



イジェが死んで楽になろうと、自ら死を選んだことからストーリーは始まります。
初めはファンタジー的なホラーなのか?と思ってたら、ホラーではなくファンタジー寄りでした。
基本はイジェという人物が転生して、それぞれの役者さんが転生したイジェとして演じてます。
ストーリー的には、その人物が亡くなるまでがその役者さんが演じるわけなんですが、そのカメオ出演される役者陣が豪華な方々ばかり。
ほんと主役級な方々ばかりで、各キャラクターの人生をオムニバスのような感覚で見ていくことが出来ます。

しかも、実は全員のキャラクターは少しずつ繋がりがあるんです。
本人たちは意図してないところで繋がってたり、ある人を介して繋がってたり。
全く無関係ではなかったり。
職業も年齢も違うキャラクターがイジェが転生することにより、繋がっていくんですよね。
1話ずーっと出ているキャラクターや、ホント少しだけで終わるキャラクターもいたり…

約1時間×全8話で4話位からめっちゃ泣けてくるんですけど。
最終話は大号泣して、見てました。
違う人の人生を歩むことで、見えてくるもの感じるものが、話数が進む毎に…
初めはパク・ソダムさん演じる「死」という存在に、反抗的というか敵視しているような態度だったけど、少しずつ「死」が発言することの意味がわかってきます。
思ってたドラマの感じでなく、いい意味で期待していたものとは違いました。
フレッシュな役者さんから重厚感ある役者さんまで、色んな方々がイジェとして演じられていて、とても素晴らしい作品でした。
それぞれの役者さん達がリレーのように、一つの作品として繋げていって完成した素晴らしい作品でした。





ここからネタバレ……






1人で苦しみ自分本位に命を絶ったこと、残された人や家族、どんな思いでイジェが居なくなった世界で生きているか…
見ていて本当に泣けました。
イジェも辛かったかもだけど、自分一人が苦しんでる訳じゃない。
残された人は後悔の念や、途方もない苦しみが残されてる。

そして、パク・テウに全ては繋がってた。
6話には、あらゆるキャラクターが総出演で、テウに復讐したんですね。
なんか、少しスッキリしました。
生き地獄を見せてやる的な…感じがしましたね。

でも、ラストに…自殺する手前に戻されたイジェはまた生きることになり、自ら死を選んだ事…
後悔してまたあの時に戻ってきたけど、ではテウは…どうなったんだろう。
いや、テウだけではなく転生したみんなはまた生きてることになるけど、どうなるんだろうか…とふと思ってしまった。
悪人もいたけど、ゴヌとかヒョスクとか赤ちゃんとか…そんな悪いことしてないのに、また死を迎えるのだろうか…
それがちょっと気になってならない。

そして、「自分が自分でいられなければ生きている意味がない」…イジェの恋人ジスが言った言葉が、刺さりました。

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