予期せぬ相続者

これは、実は前から狙ってた作品。
イ・ジェウクくんの作品なので、見たいなぁと。
ジェウクくんは、「偶然見つけたハル」という作品で初めて知り、あの役が切なくて...あの作品の推しキャラでした！！
そんなジェウクくんの作品に～ダイブです！

予期せぬ相続者

イ・ジェウクさん演じるハン・テオは、優れた頭脳と冷酷な理性、並外れた野心を持つ青年。
どん底から抜け出すため、イナと同盟を組む。

イ・ジュニョンさん演じるカン・イナは、韓国最大の財閥カンオグループの会長の婚外子。
カンオグループを乗っ取り、トップに立つ計画を企てている。

ホン・スジュさん演じるナ・へウォンは、知性と美しさを兼ね備えた野心的な女性。
厳しい人生から抜け出すため、テオとイナに近づく。

ストーリーは……

継父から長年虐待を受けていたテオは、優れた頭脳と並外れた野心の持ち主だ。
その頭脳をもって継父を刑務所に入れ、テオは別の街で新たな生活をスタートさせる。
転校先の高校では、韓国最大の財閥「カンオグループ」の会長の婚外子、イナがコネを武器に周囲を威圧していた。
テオはイナに目をつけられたが、2人はそれぞれ「財閥家のトップを狙う」という目標のために同盟を結ぶことに。
そんな2人の前に、どん底の人生から這い上がろうとする野心的な女性、へウォンが現れる。
へウォンとの出会いをきっかけに、テオとイナの運命は変化していく…。

12話という話数の中で、本当に色々あるです。
高校生でイナとテオは最悪の出会いの末、お互いの将来の目的のため、友達となり同盟を組む。
それから、2人は韓国大学でへウォンという女性と出会い、3人はそれぞれの夢のために絡み合った道を進んでいくことになるのですが...
なんだかんだで、仲良い2人が一人の女性が現れたことで、少しずつ変化していき、3人の道がひとつになりそして...
話の最初と最後では、とんでもなく話が変わってきて、カン一族との人間関係の絡みも面白いし、なかなか見応えある作品でした。
そして、意外なところで意外な人が味方になったり...協力関係になったり、裏切ったり...
面白い人間模様が、見られました。
イナを中心としたトップの座を乗っ取るリベンジドラマかと思いきや...
そんな簡単な話でなくて...最後まで目が離せないストーリーでした。

ここからネタバレ......

いやー、楽しかった！
グループトップになるという協力関係になった同級生が、友情を育みながら持ちつ持たれつな感じで。
策士のテオがイナのために、会長に秘書として尽くして...
なかなかすごい頭脳の持ち主で。
でも、結局は会長もイナとテオにはきづいてたのよね。

でも、そのうちどこからだったのだろう...
イナはテオをハメて、2人の関係は壊れた。
どこから彼はテオを裏切ってたのだろう...
そして、どこからへウォンにまで見下し、あんな扱いをするように。
多分、テオとへウォンが自分の知らないところで2人きりで繋がっていて...、それ知った時が見限った瞬間だったのかも。
許せなかったのかも。
テオのへウォンへの気持ちも、へウォンのテオへの気持ちも。
でも、大学の時から...もう既にそうだったのか...？
いつからイナはあんな悪い男になったのか...
元からだったのか...
イナは元から一人勝ちするために、本性隠してたのか...？
テオとイナは、何だかんだで最後まで...友達でいて欲しかった。
結局、イナは自ら命を絶った。
面会の時、本当は最後になるかもしれないから、呼び止めてテオに何かを言おうとした...
謝罪だったのか...何をおうとしたのか...

そして、テオは会長になり、カンオグループのトップになった。
へウォンもテオも、お互いが若い頃に見た夢の途中にまだいる。
イナを除いて...

18で出会ったテオとイナ。
きっと2人には、少しは友情があったはずなのに...
どこから2人は...
切ないでしたね...それだけが。
人間関係の駆け引きや、お金だけで繋がってる人、お金では繋がらない人など...人間らしさが見えた作品でした。