契約主夫殿オ・ジャクトゥ

何の情報も得ずに何となくちょっと古くさい感じがするドラマだと思いつつ、とりあえず見てみよう!離脱しそうな予感しかしない!と思いつつ見始めたドラマでした。


契約主夫殿オ・ジャクトゥ


キム・ガンウさん演じるオ・ジャクトゥは、山奥で薬草採りをして生計を立て、村で困っている人がいると助けながら生きている。
初恋の人が忘れられず、心に深い傷を持つ37歳。

ユイさん演じるハン・スンジュは、番組製作会社のやり手PD。
家族のために働き、恋愛とは縁遠い35歳。


ストーリーは……


番組製作会社で働くやり手のプロデューサーのスンジュは、独身主義で恋愛もせずに仕事一筋の生活を多くっていた。
ある日、番組で探している人物を探すため、地方に出張に。
数日留守にするため、旅行者に部屋を間貸しすることにした。
しかしその間に、自宅で殺人事件が発生。
帰宅したスンジュは、血だらけの遺体を発見し、トラウマを抱えてしまう。
警察からの帰り道、スンジュは突然家の前で何者かに襲われていたところ、屈強な男性に助けられる。
その男性は、ジャクトゥというスンジュが亡き叔母から譲り受けた山に住む薬草採りの男だった。
山でリゾート開発が予定されていると聞いて、開発中止を訴えに権利者であるスンジュを訪ねてきたのだった。
事件のトラウマで独り身が怖くなったスンジュは、リゾート開発を止める代わりに、ジャクトゥに自分と結婚してほしいと迫る。
家を守りたいジャクトゥは、スンジュの提案を受け入れることに……


約40分×34話という長さのドラマ。
これは多分・・・離脱すると思っていたのです。
それが意外と最初から引き込まれる展開!
だっていきなり、恋愛ドラマなのに殺人起こるんですもん。
しかもちゃんと現場も映って、ご遺体がなかなかホラーw
え?ラブコメ?ミステリー?ってちょっと混乱w
でも34話だけあって、ラブだけじゃないし、家族の話あり、友情も、仕事も、とにかく色々てんこ盛り。

キム・ガンウさんは、野暮ったい風貌の山男なんです。
正直・・・イケメン度は低め。
でも、中盤からだんだんイケメン度上がってきます。
正直最初は、イケメンでもなく魅力も感じられなかったけど、この武骨さが癖になって、恐ろしいことに慣れって怖いw
最後の方は、あれジャクトゥはイケメンなのかも……と思えてくるから韓ドラマジック!
ドラマにはいろんな伏線があったりしましたが、割りと回収されてた気がする。
見始めた時のドラマが、こう着地したのか!と安定でもあり、その過程を思うと、結果これでよかった!とも思えるラストでした。
最後までイッキ見できて楽しかったです。










ここからネタバレ……










まず言いたいのは、スンジュの母親の毒親っプリよ!
娘に頼りすぎだし、勘弁してほしい。娘を金づるにするなよ。
弟は悪い子ではないんだけど、大学も出てるのに変なプライドと自信持ちすぎて、無能すぎ。
それぞれがちゃんと自立して、生きていくこと考えてほしい。
親も子も一人の人間なんだから、それぞれの人生であることを自覚してほしい。
セミの旦那もなかなか失礼なこと言うこともあるけど、スンテ親子に厳しく言うのは正解だと思った。

スヨンやセミという理解者がいて、スンジュは救われてたんだろうな。
彼女たちがいなかったら、きっと荒波のなか強く生きてこれなかっただろうし、ジャクトゥともここまでこれなかったかも。

そしてスンジュとジャクトゥの恋愛にたいしてピュアな感じがかわいくて、いいんです!
ジャクトゥがまっすぐすぎて、常に優しくて。

そして、エリックの存在も最高でした。
人妻であっても、スンジュのことを常に意識して、切ない男でした。

ただのラブコメというだけじゃない、ちょっとサスペンスもあるし、家族のいざこざも、仕事における対立も、揺るがない友情も、三角関係?四角?もあり、いろんな要素が散りばめられているんですが、見るまでの勝手なイメージを払拭してくれるドラマでした。

そして今回の推しキャラは……
エリックです。
途中エリックが、ペラペラと恋愛における独り言をずっと語ってて、もうこれは主役交代なのか?と思うくらいw
あれ?これ主役はエリック?みたいなw
でもね、エリックもキャラがキャラなのですが、なかなか切ない役どころなんです。
コメディなエリックなんですが、想いは深くて切なくて、どこまでもスンジュを応援してていつも常に力になりたくて、とうとう恋敵であるジャクトゥにもいろいろ応援してしまうという。
辛くて切ない役なんですよね。
後半になるにつれ、彼の人柄が良く見えてくるという…不思議w
彼のお陰で、シリアスな雰囲気も和みに変わるという。
いいキャラなので、今回の推しキャラにしました!

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