未経験から3年で年商1000万稼ぐフリーランスになった方法
さて、具体的にどうやって成長していけば良いのか。そういう指針がないことでたくさんのエンジニアが苦悩し挫折し業界を去っていくのかと思います。じゃあ、一つの成功例としてボクの22歳から24歳頃までのお話をしましょう、というノートです。
お題はこちら。
これちゃんと覚えていけば3年目が終わる頃には単価80万程度はいけます。それにちょっとした仕事プラスすると年商1000万の出来上がり。
最後のほうは画像は少なめ。前半は画像なども多めとなっています。
【 0ヶ月目から6ヶ月目 】
・メモは取らない、検索出来るカンペを作るべき
・開発案件ではなくテスター案件に入る
・テスター案件でやるべきこと
【 7ヶ月目から12ヶ月目 】
・最初の開発案件で見ていくべき画面
・同じような画面をどんどん巻き取ること
・入力パターンとバリデーションパターンを極めること
・ループ処理での入力とバリデーションを極めること
・画面構造からテーブル設計が想像出来るようになること
【 13ヶ月目から18ヶ月目 】
・開発担当の画面の工数見積もりが出来るようになること
・基底コントローラーの設計に触れること
・共通部品の設計を理解していくこと
・フレームワークのカスタマイズに触れ始めること
【 19ヶ月目から24ヶ月目 】
・帳票印刷などの設計部分に触れること
・メール送信などの設計部分に触れること
・LINE、FacebookなどのAPI処理に触れること
・1つのフレームワークで2年程度の経験を目指すこと
【 25ヶ月目から30ヶ月目 】
・gitやsvnなどソース管理ツールに精通すること
・shellなどサーバー内での自動化に触れること
・環境構築などを率先して受け持つこと
・AWSなどのクラウドインフラに精通すること
【 31ヶ月目から36ヶ月目 】
・今後伸ばしていきたい業界(知識)を定めること
・サブとするフレームワークを定めること
・マネジメントなのか技術なのか方向性を定めること
・フリーランスとして必要なことを調べること
それではボクがどうやって未経験から3年で年商1000万稼ぐフリーランスになったのかを振り返ってみたいと思います。
メモは取らない、検索出来るカンペを作るべき
まずは学習していくにあたっての心構え的なことから。良くノートにメモを取っている人がいますが、これは先輩からの指示などを書き留めておくには良いでしょう。
しかしプログラムのことについてはノートに書き留めるのは止めましょう。検索が出来ません。例えば「テキストボックスにCSSでデザインを当てて見栄えを綺麗にする方法」みたいなものを手書きのノートに書いていても探しようがない(とても時間がかかる)わけです。
かつ、いつもノートを持ち歩きますか?WEB上で閲覧出来る場所に自分用の資料として溜めておくのが良いでしょう。
ボクの場合はAppleのメモ帳を使っています。昔はevernoteを使ったりもしていました。キャプチャがそのまま貼れたり、zipファイルが置けたりリンクが生きたままクリック出来たりするツールであれば、どれを使っても良いと思います。
ボクらエンジニアにとって一番大切なのは経験値なのですが、その経験に関しては一度経験しただけでは覚えられない量をこなしていくことになります。検索の出来るメモの形で残しておき、細かいこと全てを覚えるのではなく、経験してメモに残してあることを記憶しておきましょう。
例えばこんな感じで。
開発案件ではなくテスター案件に入る
スクール卒業生などは、もう既にプログラムが書けるようになったと勘違いしていることが多いのですが、それは弊害にしかなりません。スクールで学ぶことの多くは正常系の処理がメインで、異常系についての処理や複雑なビジネスロジックのテストをやったことが無い人が殆どかと思います。
一般的にテスターとは全てのロジックに対してチェックするだけではなく、非機能要件やセキュリティチェックなど仕様書には詳しく書かれていないこともテストしていきます。紙に書いてあることをただ実行してエクセルに貼り付けるだけの作業だと勘違いしている人がいますが、そのテスト仕様書を作ることすら未経験者には難しいのです。
まずは基本設計書や詳細設計書から、テスト仕様書を書き起こせるレベルになることが優秀なエンジニアの第一歩だと捉えましょう。プログラムは書きながら常にデバッグを繰り返して実装を完了に近付けていきます。バグを想定出来ないようでは一生プログラムが終わらないのです。テスターの経験を通して間違えやすいロジックや、一般的な入力チェックの方法、複合的なテスト方法などを学ぶ期間はとても重要なのです。
よってボクは開発案件からではなく、テスター案件から業界に参画することをオススメしています。
簡単なテストでもこうやって考えてみると楽しかったりします。
テスター案件でやるべきこと
WEB系の仕事がしたいという未経験の方がやたら多いですが、実はテスターについては業務系の仕事のほうが勉強になります。というのも、テスト仕様書がしっかりと作ってあり、それに従ってまず一般的なテストとは?というところから学べるからです。
WEB系はアジャイルということもあり、テストコードを書くことが多いのですが、コードで書かれたものよりもテスト仕様書のほうが未経験には理解しやすく書かれていることが多いと思います。テストコードでのテストが劣っているというわけではないのですが、一覧性や網羅性を確認しやすいのはテスト仕様書でしょう。
逆にテストコードで便利なのはレグレッションテスト(退行テスト)においてデグレを防ぐために優れています。業務系で学んだあとにWEB系に移行していくほうがエンジニアとしての一歩が踏み出しやすいのです。そして求人も多い。ここは未経験の方にとって一番大きな点ではないでしょうか?
テスターとして現場に参画することになりました。では何をすべきでしょうか。それはとにかくバグを見つけまくることです。バグを見つけ自分でも対応出来そうなものに対して手を挙げましょう。
その時に大切なことは「残業代もいらないので今日残って作業してみても良いですか?」の一言なのかもしれません。これはボクがそうやってきたからオススメするのですが、ヤル気のある人には上司はこう答えてくれます。「ありがとう助かるよ!でも残業代も請求して良いからね!」
仕事はこうやって貰うのです。他の人がつまらなさそうにしている仕事を喜んで引き受け、楽しそうにこなすのです。そういう人は周りから一目置かれ輝いて見えます。人が集まり自然と仕事も集まってくるのです。いまそこで腐っている場合じゃない。
【 0ヶ月目から6ヶ月目 】のまとめ
このあたりまでが未経験から半年程度で学ぶべき箇所かと思います。入社して最初から開発に携わることは無いと思った方が良いでしょう。関われたらラッキー。死に物狂いで食らいつきましょう。エンジニアというものの基礎としてテスターは必須です。頭の中にあるのはテスターとしての考察力なのです。
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