カレー店

昨晩、60年ぶりでブルドッグというカレー屋さんに行き、カツカレーを食べた。
中学生の時、友人宅の敷地内でカブという原付🛵を乗り回して遊んでいた。どういう流れだったか、友人と一緒にブルドッグというカレー屋さんに行った。恐らく、気の利かない中学生が昼時になっても帰らないので、親御さんがカレーでも食べておいでとお金を渡した・・・くらいのことだったのでしょう。そのブルドッグという店の場所は記憶になかったが、昨晩行った店の周辺風景とは何となく違う気がしたので、帰り際、思いきって尋ねてみた。
「この店は60年前からあったのですか?」
その頃はここではなく中央郵便局の傍にあったのだと。
あ~、そうか!それで周辺風景がおぼろな記憶と合致した。
サッカー部のキャプテンだったその友人も親の転勤とともにどこかへ引っ越してしまい、それっきり。
この歳になると、生きているのか死んでしまったのか五分五分、知る由もない。それでいいのだと思う。
店の場所は変わっても、カレーの味は60年前と同じだった気がする。

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