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流産手術後の生活・こども達からの手紙【リアタイ妊活14】

流産手術から一週間たち、専業主婦なので、家事とソシャゲ中心の生活が続いている。病院から出された薬の服用は土曜日で終了。たまに軽い出血・腹痛がある以外は身体は元気なように思う。

今の悩みは、空白の2ヶ月間なにをするかだった。妹に事務などの派遣の仕事をするのはどうかと勧められた。しかし、いずれ始まる通院と両立できるのかと悩み、全く動けないでいる。

とりあえず、分娩予約していた病院に電話し、流産した為、予約キャンセルしたいと伝えた。あっさり受け付けてもらえた。

3/20に漢方の中国人先生と電話相談。流産手術が終わった事を報告する。
「残念でしたね・・・まあ、頑張っていきましょうよ」
と明るく励ましてくれた。基礎体温を再びつけて、見てもらう事になった。流産によって消耗している身体を補い、養う煎じ薬「十全大補湯」を処方してもらう。他は補腎の煎じ薬なども出た。漢方も2週間分で1万7千円と高額なので続けるか悩んだが、夫と相談して、もう少し続けてみる事にした。

昨日3/22に、去年まで保育士として勤めていた職場の保育園から封筒が届いた。開けてみると、私が最後に参加した去年の卒園式集合写真と、今年の卒園児のこどもからの手紙が入っていた。

先日、元職場で卒園式があった。
しかしコロナ影響で来賓なしになり、元職員として出席できなかった為、私は卒園児に手紙を書くことにした。
手紙を書いたのは、奇しくも流産手術を受ける数日前だった。なにかしなければ、辛い気持ちにのまれそうで、少しでも気晴らしになればと手紙を書いた。
今年の卒園児の代は担任はつとめたことは無かったが、元職場の保育園では5年間勤めていたので、ちょうど彼らが0歳の時から知っていた。

手紙を書いた時に色々思い出した。
延長保育で夜遅くまでゆりかごに揺られ、過ごしていたあかちゃんだった彼らが、ある日一歩踏み出して、歩けるようになった事。おはなしを少しづつするようになった事。
名前を呼んでくれるようになった事、頑張って苦手な牛乳を飲もうとした事・・・彼らが成長していく姿を、数年間見守り、関わってきた事を思い出した。今となっては、とても大事な思い出だ。
このこどもの成長を間近で見てきた経験があってから、妊活を始め、私がこどもが欲しいと願った初心を思い出す事ができた。

卒園児達の手紙の最後に
『これからしょうがっこうへいっても、ほいくえんですごしてきたことはずっとやくにたっていくとおもいます。
そつえんしてしょうがっこうにいっても、ほいくえんのことをおもいだしながら、げんきにすごしていってくださいね。
ずっとみんなのことをおうえんしています。
そつえん、おめでとう。』
と書き、流産手術前日に投函した。

昨日届いたこども達からの手紙は、私が書いた手紙の返信だった。

ほんとにおせわになりました
だいすきだよ
ありがとうございます

とひらがなで書いてあった。
中には眼鏡をかけている、私らしきイラストを描いてくれている子もいた。
今年はコロナ影響で園にも全く顔を出せなかったのに、彼らの記憶力や成長に驚き、覚えていてくれていた事が嬉しかった。

大事な思い出と初心を思い出せて良かった。写真と手紙は宝物にしようと思った。
身体が回復するまでの間はどうするかまだ決めていないけど、まだまだ人生捨てたもんじゃないなと思えた。


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