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新しい3Dスタイルが道案内と位置把握を向上|Mapbox Standard

新しいMapbox Standardスタイルは現在すべてのアカウントでパブリックベータ版をご利用可能になりました。

新しいMapbox Standardコアスタイルは、動的なライティング(照明)機能、象徴的な3Dのランドマークにより、高性能な3Dマッピングを可能にします。
現在パブリックベータ版として提供されているこの新しいスタイルは、道案内においてユーザーの方向感覚を高め、独自データを表現するためにも洗練されたキャンバスを提供します。Mapbox Standardは、WebおよびモバイルSDKの最新バージョンのプレリリースでご利用いただけます。

動的なライティングで昼夜を自然に演出

Mapbox Standardには、厳選された「昼、夜、夕暮れ、夜明け」の4つの照明プリセットが用意されています。太陽が移動すると、ユーザーの位置情報に基づいて影が移動し、マップのさまざまなエリアが強調されます。動的な照明は臨場感を生み出し、それにより、ユーザーは現実世界で自分の位置を確認しやすくなります。
開発者やデザイナーにとって、Mapbox Standardを使用することで、スタイルが完全に変更可能になるため、「昼」と「夜」のマップスタイルを別々に維持・移行する必要がなくなります。

ランドマークが3D地図の理解度を向上

Mapbox Standardの一部として、Mapboxは世界中の有名なランドマーク数百のデータセットを作成し、毎月追加しています。ランドマークとなる建物は地図環境にシームレスに統合され、照明の変化にも動的に反応します。

美しいランドマークは、デジタル地図をより楽しく、便利なものにしてくれます。遠くからでも認識可能な建造物を見つけやすくし、ユーザーに都市での方向感覚を与えます。

地図上の情報を強調する象徴的なデザイン

画像ベースの地図や、デジタルツインの地図は、特定のアプリケーションで使用するのに適していますが、ほとんどの場合、開発者やデザイナーは、位置情報や独自データを表現するキャンバスとして使用する上で、わかりやすさ、読みやすさ、柔軟性に最適化された地図スタイルを好みます。

そこでMapboxは、Mapbox Standardのために洗練され、象徴的なデザインを作成しました。その結果、ランドマーク、建物、道路、樹木などの要素が明確に識別可能でありながら、地図が非常に読みやすく、アイコンやラベル、独自データの邪魔にならない程度に抽象化された、美しい地図が完成しました。

Mapboxの特長であるパフォーマンスと柔軟性

多くの開発者やデザイナーは、新しい3D要素を使いたい反面、シンプルかつ高いパフォーマンスを発揮する2Dマップも捨てがたいことでしょう。Mapbox Standardは、2Dと3Dの両方にスタイルを統合し、2Dと3Dの間をスムーズかつシームレスに移行することで、これを解決します。

Mapbox Standard:デフォルトのコアスタイル

Mapbox Standardはお客様やそのユーザーに幅広いメリットを提供します。旅行、不動産、モビリティ、フィットネス、デリバリー、メディアなどの業界ごとのMapbox Standard機能のメリットをご紹介します。

旅行プランニング

ランドマークや観光スポットと、その場所の位置の関連性を高めることにより、旅行プラン体験を最適化し、より多くの予約を促進します。

不動産

物件を目立たせ、ユーザーが関連する物件情報を見る時間を最大化します。Mapbox Standardは、物件の土地、サイズ感、周辺環境、学校や公園などへの方向を認識しやすくします。物件にどれだけ日光が当たるかさえ把握できます。

モビリティ

Mapbox Standardを活用して、ライダーや配置スタッフが近くの車両を素早く見つけやすくなり、正確に降車できるようにします。

フィットネス

アウトドアやフィットネスのアプリに位置情報をより忠実に再現したルートプラン体験を提供します。また、記録したルートを共有するための美しい3Dキャンバスをユーザーに提供します。

デリバリー

デリバリーのために都市部で高精度の位置認識を提供する3Dスタイルにより、配達の精度を高め、ドライバーの安全性を向上させ、ユーザーの追跡機能も向上させます。

ニュース・メディア 

驚くほど詳細に場所を表現する3D地図でストーリーを強化します。読者や視聴者は、非常に魅力的な没入体験の中で、ニュース記事の空間的背景を得ることができます。

Mapbox Standard を始める

Mapbox Standardは現在、WebおよびモバイルSDKの最新バージョンでPublic Previewをご利用いただけます。今すぐスタイルを活用するためには、GL JS v3およびMobile Maps SDK v11のiOSAndroidの移行ガイドをご覧ください。

*本記事は、Mapbox Inc. Blogの翻訳記事です。

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