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小学生の児童が認知症VR体験 #167

VR体験の話題が過去もいくつかありますが自治体さんに聞いていると今年も増えそうですね。

この記事では小学生が授業でVRの技術を使って認知症の症状を体験しているということが新しいと思います。

福井県大野市の阪谷小学校で開かれたもので、はじめに児童たちは社会福祉協議会のスタッフから、認知症は年をとると、かかりやすくなる脳の病気だと説明を受けています。
この後、児童たちはゴーグルとヘッドホンをつけて、VRの技術を使って再現された認知症の症状を体験しました。

ゴーグルには認知症の人の視野が再現されていて、車を降りるちょっとした動作でも認知症の人にとってはビルの屋上から降りるように見えます。
ゴーグルをつけた児童たちはすり足で恐る恐る足を進めながら、認知症の人にとってまわりがどう見えるのか体験し、認知症や患者への理解を深めました。

授業に参加した児童の中で「屋上から落ちるような感覚で、『ゆっくり歩いて』と言われましたが、怖くて動けませんでした」と話しています。

また、別の児童が「認知症で困っているお年寄りがいたら、優しく声をかけて助けてあげるようにしたい」と話しており、通常の認知症サポーター養成講座や重りを付けての高齢者体験とは違い、現在の小学生だからこそ感じるところは多かったのではないかと感じました。

児童たちが授業でVRで認知症の症状を体験 大野市の小学校

出典 NHK福井


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