神楽まぷ麿

毎週日曜14:00~14:55 フジテレビで放送中の『ザ・ノンフィクション』を観た感想…

神楽まぷ麿

毎週日曜14:00~14:55 フジテレビで放送中の『ザ・ノンフィクション』を観た感想を自分なりの視点で綴ります。 拙い表現・乏しい語彙力でも共感していただけるように気持ちを込めてお届けします。 自分の全てをさらけ出す覚悟を持った出演者へのリスペクトは忘れません。

最近の記事

【感想】東京 キッチンカー物語 ~25歳 夢を乗せた行き先~ 前後編

《みどころ》 キッチンカーに夢を乗せて走る2人の25歳がいる… コロナ禍による「巣ごもり需要」の追い風を受け、街角で当たり前のように見かけるようになったキッチンカー。今、そんなキッチンカーの開業を目指す若者が増えているという。購入すれば数百万円は掛かるキッチンカーの車両を月々10万円ほどでリースできる会社では、初期費用が低く抑えられることから、開業を目指す若者たちの「納車待ち」が続いているという。 関西の大学を辞めて1年半前に上京してきた康法(やすのり)さん(25)。六

    • 【感想】いつまで夢を追いますか ~路上役者 令和の路上物語~

      《みどころ》 番組では2週続けて、都会の街角で繰り広げられる人間ドラマ「令和の路上物語」をお届けする。 7年間、路上で一人芝居を続ける男がいる。 自らを「路上役者」と名乗り、「芝居を見ていきませんか」と道行く人に声を掛ける亮佑さん(35)。足を止めてくれた人に芝居を披露するのだ。 20歳の時、原宿で芸能事務所にスカウトされ、俳優としての道を踏み出した亮佑さんだが、仕事は鳴かず飛ばず…事務所を辞め、小さな劇団の舞台俳優として演劇を続けてきた。そんな時、公演のチケットを売るた

      • 【感想】ほめる人とほめられる人 ~褒めますおじさん 令和の路上物語~

        《みどころ》 毎夜、日本全国、どこかの街角に立ち、誰かを褒める人がいる… 「すごくほめます」と手書きの段ボールを掲げる「褒めますおじさん」(42)。 この2年間、足を止めてくれた人を、ひたすら褒め続けてきた。容姿から始まり、会話で気が付いたささいなこと…おじさんに褒められた多くの人は、笑顔でその場を後にする。 かつては、地元・栃木で会社勤めをしていた褒めますおじさんだが、ギャンブルにのめり込み、生活はひっ迫…父が病に倒れ、住宅ローンが支払えなくなった実家は差し押さえとな

        • 【感想】新宿二丁目の深夜食堂 ~人生を奏でるビール瓶~特別編 前後編

          《みどころ》 新宿二丁目の深夜食堂が53年の営業を終えてから約1年。あの名物ママは、初めて過ごす穏やかな暮らしの一方で、持病である糖尿病が悪化、さらに、がんの手術に臨んでいた… 2023年9月30日。新宿二丁目で数え切れない孤独や絶望を受け止め、人々の背中を押してきた深夜食堂「クイン」が“最後の夜”を迎えていた。 別れを惜しむように店にあふれる客。店内に入りきらない客が、店外の階段で列をなしていた。わざわざ休暇を取って駆けつけた会社員。自分の店を抜け出してやってきた“二

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          【感想】『ザ・ノンフィクション』花嫁のれん物語 ~能登で生きる家族の18年~

          《みどころ》 2024年1月1日、能登半島を襲った大地震。各地で大きな被害が出る中、番組が18年取材を続ける、七尾市の和倉温泉・多田屋も甚大な被害を受けていた。 創業140年の老舗旅館「多田屋」。地震発生時に館内にいた約150人の宿泊客、従業員を全員避難させ、安堵したのもつかの間…若女将の弥生さん(46)が目にしたのは、信じがたい光景だった。天井が落ち、至る所に入った亀裂、七尾湾に面した自慢の大浴場や、客室の露天風呂も無残な姿に… 嫁ぎ先の仏間に掛けられた「花嫁のれん」

          【感想】『ザ・ノンフィクション』花嫁のれん物語 ~能登で生きる家族の18年~

          【感想】『ザ・ノンフィクション』猫をさがすふたり~被災地の猫物語~

          《みどころ》 2024年1月1日、能登半島を襲った大地震が街の光景を一変させた。石川・輪島市の観光名所「朝市通り」では、大規模な火災も発生し、通りのほとんどを焼き尽くした。 朝市通りに暮らしていた輪島塗八代目の桐本滉平さん(31)と妻の萌寧さん(27)夫婦の自宅兼工房も火災で全焼。初詣に出かけていた2人は無事だったが、飼っていた3匹の猫が行方不明となった。 跡形もなくなった自宅があった場所で猫を捜す滉平さん・・・その姿を海外メディアが取材し、世界で報じられた。 しかし、なか

          【感想】『ザ・ノンフィクション』猫をさがすふたり~被災地の猫物語~

          【感想】『ザ・ノンフィクション』東京 家賃2万5000円 ~僕が四畳半で見る夢~前後編

          《みどころ》 彼らにはこの小さな部屋に住む理由がある… 東京23区内で家賃2万5000円。広さは4畳半、風呂なし・共同トイレの木造アパートだ。 石川県から4年前に上京してきた金子翔さん(33)が暮らすのは、蒲田にある築80年の部屋。自炊をしながら、生活費を切り詰めて追うのは「俳優になる」「演劇の世界で生きていく」という夢だ。 2024年の正月、震災に見舞われた故郷へ里帰り。引きこもりだった自分の人生を変えてくれた地元の市民劇団の演出家が関わる公演を目にし、思いを新たに。あ

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