安心していい

やる気がでないとき、今まではその状況にひたすら耐えることで、どうにかやり過ごしてきた。
しかしある日、運動をしていなさすぎて、右ふくらはぎが痛くてたまらない日があった。とにかく今すぐに足を動かさないと、と思い、散歩に出掛けた。家の回りでも歩くかと、20分ちょっと歩くと、気分も落ち着き気が楽になったのか自然と直近1週間位の予定を考え始めていた。歩くだけで気持ちが落ち着くのなら、毎日歩こうかな。いや、月水金の3日にしようか、いやいや最初からきっぱり決め事を作ると後々苦しい思いをすることになるぞ。と、考えているのは楽しかった記憶はあるが、しだいに直近の予定は立ち消えている。
家に戻って歩いている最中考えていた内容の続きを考え始めた。
運動もしていない。限界が来ないと行動しない。計画をたてても言い訳をつけてキャンセルする。こんな状況、こんな自分は全然安心できないじゃないか。この先きっと大変な思いをする。と気づくとひとり思い詰めていた。
そこでふと思った。自分以外の誰かが私に向かって「安心していいんだよ」などと優しい言葉を投げ掛けてきたとしたらどうだろう、と。
きっと俺は「安心なんて出来ない!今の状況、かなりヤバイかも!いやヤバい!マズイ!」とか言う。そこでそいつは言う。「でも安心していいヨ」
しばらく考え込んだあと、俺は何となく納得する。「安心できないし、大変だけど、安心していいんだ。」

自分の中で、「安心していいんだよ」と唱えると、「安心できるわけない」「でもどうにもならない」「全ては気分次第だろう」などとごちゃごちゃ考え始める。考えるのに疲れたタイミングか、
眠い
寝る


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