時が巡って現在
私はうつ病を患った友人と同居生活を送っているアラサーの会社員です。
友人との関係について、「#日記」のタグで備忘録や頭の整理を目的にnoteを書いています。
過去のnoteでは、アルバイトを始めて社会復帰した頃の友人と過ごしている日々の悩みについて書き留めていたと思います。
季節は巡り巡って2022年6月になりました。
友人は、私との約束を守って契約社員として一般企業に勤めています。
すごいな、友人。ちゃんと働いていて、すごいよ。
私が口をすっぱくして『貯金して』とお願いしていたこともあり、給料からちゃんと貯蓄もしているようです。
私はというと、少しずつ安心を取り戻していっています。
正直、少し前までは友人に自身の命を人質にとられているような、複雑な心境でした。
わかりにくい表現ですが、簡単に言うと、私の何気ない態度、一言、行動で、友人が死ぬのではないかという不安がありました。
友人はよく「死ぬ」とか「死にたい」という言葉を口にします。
本人に全くそうした意図がない文脈であったとしても、その言葉を聞く度に私は強いストレスを感じていました。
イライラもありますが、恐怖が一番大きかったと思います。
少し前から、「友人は『死』と友だちになったのだ」と考えるようになりました。
友人はうつになって、強い自殺願望とともに長い日々を過ごしてきました。
今さら「絶対に死にたくない」と、意識を丸ごとひっくり返すことはとてもじゃないけどできないのではないでしょうか。
「死にたい」気持ちがあることには変わりない、でも、生きていけてる、そういう風に友人は変わったのではないかと思っています。
友人が睡眠薬を服用する頻度が減っていくのと同時に、私は少しずつ友人の顔を見ても安心を得られるようになりました。
この前、リビングに新しく家具を設置したいねと2人で話しました。
大昔に2人でルームシェアを夢見てた頃に思い描いていたのは、こういった会話のある生活だったはずです。
私はたぶん、今とても幸せです。
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