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いつか友人が一人暮らしをしたら

(前置き)
私はうつ病を患った友人と同居生活を送っているアラサーの会社員です。
友人との関係や日常について、「#日記」のタグで備忘録や頭の整理を目的にnoteを書いています。

性格が真反対なふたり

私の友人は先日の日記にも記した通り、できれば一日中誰かと繋がっていたいというくらいの寂しがり屋です。
何か作業をするときは必ずといっていいほど、誰かと通話したり、配信サービスを使ってリスナーと会話しています。

対して私はというと、ひとりでいるのが好きです。
ひとりで外食したり、映画を観たり、ウィンドウショッピングしたり、YouTubeを見たり、基本的にはひとりでの行動を好み、寂しいとは滅多に感じません。

正直なところ、友人と私は一緒に暮らしていますが、一日のほとんどをそれぞれの自室で過ごしているので会話のない日も多いです。
そうすると、一緒に住んでいる意味がないようにも感じます。

私が友人と一緒に暮らすこととなったきっかけは、友人がうつになり、一人暮らしの家賃が支払えない経済状況に陥っていたからです。
訳あって友人は親元に帰ることもできず、うつを治したくて療養に専念しようと思っても、お金の問題がそれを許しませんでした。

今、友人は契約社員として社会復帰を果たし、家賃負担もしてくれています。
いつか、友人はまた自分で一人暮らしした方が良いんじゃないか、と最近は考えています。

一人暮らしという選択肢

以前は、正直なところ友人が一人暮らしをするイメージよりも、恋人をつくって私との同棲を解消するイメージの方が現実味があると思っていました。
極度の寂しがりの友人は、恋愛の面においても相手に依存するきらいがありました。
傍から見ると「やめときなよ」という相手でも、友人からすれば「だってこの人は私の話を親身に聞いてくれる優しい人だから」となるわけです。
ですが、今は自分の身辺も落ち着いてきて、相手を見極めたり、相手の何処に惹かれているのか感情を整理する余裕が生まれてきたようです。
以前に比べて、相手に依存し過ぎないようになりました。

友人はいつかきっと、「また一人暮らしをする」という選択肢を手に入れることができるはずです。
まずはその選択肢を手に入れてもらうために、私は口酸っぱく「貯金」を促しています。

友人が「一人暮らしできる」と気が付いた時、私は友人にとってお役御免になるかもしれません。
何故なら私は友人の話をあまり聞かないからです。
冒頭でも記した通り、私はひとりでいるのが結構好きで、自室でぼーっと静かに過ごしているときに安らぎを感じるような性分の人間です。
常に誰かと話していたい友人にとってはおもしろくない相手です。

その日がきたら


「私、また一人暮らししようかなぁって」

もし、そう言われたら。

そう言われる日を心待ちにしているような、でもやっぱりそんな日が来たら寂しいような、言葉で形容するのが難しい不思議な気持ちです。

私と友人の性格が真反対で相性が悪いとしても、私たちは親友です。
きっと、同棲を解消する日は、私らしくもなく寂しさで泣いたりするんだろうな。

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