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会社というもの

現在、日本には星の数ほど「会社」と呼ばれる組織がある。そして街を歩けば「求人募集!」というものばかり。

ところが、日常仕事を求める人は少なからずいるが一向に改善しない。単純なミスマッチや、入社して発覚した悪質な職場環境、所謂「ブラック企業」の存在などの問題が多数存在する。

働きやすい環境や賃金を自分が求める理想に近付けたいと思うのは至極当然。一昔前は大卒なら必ず大手有名企業に就職出来て将来も安泰...というモノがあったが、最近では例え大卒でも自らが臨んだ先に必ずしも就く事が出来ない、などという話も聞く。

企業側も新しい人材は欲しいが多額のお金を掛けて採用活動するよりも、経験を積んできた世代を採用した方が効率的だし、懐も痛まないと判断するところもある。

新卒側もより注意深く会社を探るようになったこともあるかもしれない。就職前に会社の雰囲気を掴んで参考にしてもおうとする「インターンシップ制度」が古くから存在するが、実際に体験したり社員の話を聞くうちに自分が考えていたモノと違う...ということになり新たに探す...という繰り返し。

ある程度我慢は必要だが、勿論身を苦しめるほどの我慢は必要ない。ただ若ければ若いほど働く価値観がどんどん変化していることは確かで「賃金が安くても良いから転勤なし、出張なし、残業なし、休日出勤なしを希望したい」と言う人もいる。

ただ責任を伴うから長時間労働や高い賃金があるのが事実。一方、安くても良いという事は厳しく言えば、責任逃れや他人任せとも言える。これが続けば将来的に日本の労働環境は弱体化し、世界的に誇りであった「MADE IN JAPAN」は廃れていく一方である。

YouTuberやUbereatsなど新しい働き方がどんどん出来ているが、ものづくりや職人による手仕事が潰えようとしていることもまた事実。

「楽をして稼ぎたい」というのは誰しも夢見ること。働き方改革も良いが、一度この辺りで再考するべきなのではないだろうか。

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