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コンカフェ

世の中の大半の人はコンカフェと聞いてもよく分からないだろうが、正式名称は「コンセプトカフェ」と呼ばれる場所。お店ごと一つのテーマにスポットを当てて、そこにピンときた人達が集う。

カルチャーの発信地、東京・秋葉原を中心に各地に存在する。よくあるメイドカフェとコンセプトカフェはどう違うの?と思われる人もいるかもしれないが、メイドカフェは「メイド」をコンセプトにしたカフェなので、大分類としては同じもの。独特の文化を獲得し、10数年前には大きなブームにもなりました。

さて、そんなコンセプトカフェ。お店で働くキャストさん(店員さん)と仲良くお話ししたり触れ合ったり出来る場所でもあるんですが、お客さんの中には何かを勘違いし「俺に気があるから話しかけてくるんだろ?」「他の奴より色々知ってるし偉い」「もっともてなせ」「他の奴と話すな」「他の子より可愛くないのに俺に話しかけるな」「お気に入りの子と仲良くするな」などと言ったり態度に表すなどしてくれる人がいます。勿論ごく一部ですが。

自分の推し以外の人にあからさまな態度を取ると結果的に本人へ伝わる訳ですが、夢中になっている時は周囲のことなんて分かってないですからね。

結局「要注意人物」と認定され、最悪の場合「出禁」なんて事もあります。(過去に出禁扱いとなったオタクがいたことを私も知ってます)

コンセプトカフェに限らず、他人に迷惑行為を繰り広げる人はダメですよ。当の本人は何が悪いのか分かってないケースもあって、よくこんなんで生きてこれたなと理解に苦しむ事もしばしば...。

カフェで働く店員さん達も1人の人間ですので傷付いたりします。特に心が。誰しもキツい言葉で罵倒されたり、ぞんざいな態度をされたら嫌ですよね?

自分がされて腹が立ったり悲しい思いをするような事は絶対にやめましょう。それにお客様は神様ですと一般的な職業に使う言葉ではありません。

この言葉は故・三波春夫さんが仰られたものですが「歌う時に私は、あたかも神前で祈る時のように、雑念を払ってまっさらな、澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せすることはできないと思っております。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせることは絶対条件です。ですからお客様は絶対者、神様なのです」

お客様を神様とみて一生懸命舞台につとめ、楽しんでもらうという心構えの元にこの言葉があります。決して、「お客様から何を言われようが、何をされようが黙って我慢して尽くしなさい」という事にはならないのです。

いつしか客側の自己的且つ拡大解釈が、客側が優位としての「お客様は神様です」とひとり歩きしてしまい今に至ってしまっています。ここ数年で客側が優位とした考え方は少しずつ改善傾向にありますが、間違った解釈を改め本当の意味をしっかり学んで欲しいと思います。(自ら学ぼうと行動を起こす人が減ったとも言わざるを得えませんがね)

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