見出し画像

夢であってほしかった


と目が覚めるたびに思う。


ひとつの区切り

四十九日法要が終わった。
どこかでお経を聴いて少しは癒されていたらいいな。



今書いた言葉は半分が本音で半分はうそ。
ちがう世界になんて行かないで帰ってきてよ。会いたい。謝りたい。会いたい。生きてきた跡がひとつずつ消えていくのに触れるたび、胸が爆発しそうだった。

過去形なのは、きっとこの世で見るのは最後になるのであろう名前を法要のために書き、目に焼き付けてきたから。わたしたちの中で居なくなることはないし、名前だって呼び続けるけど本人は永久に不在のまま。


趣味を純粋に楽しめているし占い屋も楽しい。宅トレ(自宅で筋トレやストレッチをすること)も続いていてめっちゃ充実してる!!!と、自他ともに噛みしめていたある日、世界が180回転してしまった。
頭も心もパーン状態の中、表面的には冷静に対応できてしまうから人間ってすごいなあと、他人事のように思いながら体だけが動いてた日々。

生きていたらどんな感情でも時間は進んでいき、もうすぐ四十九日がやってくる。それまでの期間はあの世にいけるか審判中のようだが、わたしはあまり死後の世界は信じていない。それぞれの人が感じたり思うことだと考えてきた。


だけど、もしもあの世がほんとうにあるのなら。
どうか苦しみやしんどさから解放され、心から安らかになってほしい。さっさと帰ってきてほしいし会いたいしひっぱたきたいし謝りたい。抱きしめてみたりもしたい。
いろんな感情をくり返していてなかなかコントロールするのがむずかしい。毎日がそんな感じだ。
もちろん自分も辛いけど、周りの人のケアにフォーカスをあてた方がいいんじゃないか、とも思い始めている。

だから正直、占い屋を続けていくかどうかはっきりした答えは出てない。
ずっと力が入りっぱなしなのに気力が湧かない状態なので、四十九日が過ぎたら、少しずつ心も体も動かしていきたい。あせらず。あわてず。
それまでは亀ペースの自分をゆるす。🐢


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?