沼、とは。の続き
なんかちょっと天啓というか、追加で思いついたことがあったのでまた書きます。
先日、沼についての文章を書きました。
これね。
で、沼っている状態については書いたけど、沼に落ちるトリガーが何かは書いていないなと思っていたんですよ。
私自身、裏垢でお会いする相手に沼る経験をしているわけです。
そうなる相手とならない相手がいる理由がなんとなくでも分類できなくて、ずーっと喉に刺さった魚の小骨みたいな違和感を持ち続けていたんですよね。
今日、あぁこれかなと思うことに行き当たったので、忘れないうちに殴り書きしておきます。
沼っている。とは。
状態としては「軽度の依存」、感情としては「執着」で表せると思っています。
ということを前回の記事で書きました。
しかし、最初から相手に対する感情が「執着」であるはずがないと思うんです。初対面の人間に「執着」する状態は健全な精神ではないでしょうから、こちらは相応の治療を受けていただく案件かと思います。
何かから、「執着」に、どこかで変わるタイミングがあるんじゃないか。
その何かは人によってさまざまだと思いますが、私は「期待」で表せるのではないかと思います。プラスの感情であることは間違いないですね。
「期待」はあくまで「自分の望みを投影した結果」としての「期待」としてください。なんか、「期待」にも種類があるような、ないような…。
この「期待」って、とても怖いんですよね。
持ってしまうと、結果がそこに到達していない場合は損した気分になるんですよ。何であっても。
例えば、お得なセール品を買えなかったら損したような気持ちになるアレです。お金、1円も使ってないのにね。
特に、人間関係に「期待」を持ち込むと大変ややこしくなります。
友だちと「期待」
友だちって、いつもそこにあるような、ないような。
ふと、なんとなくまた会いたいなと思って、気兼ねなく連絡して、ダメならダメでそれはそれ、という感じ。
こういう、緩い関係が一番続くのかなと社会人になってから感じています。
セ.フ.レも「フレ」なんだから、何かの縛りもなく、緩くつながる関係性が本当は人間関係として健全なんじゃないかとふと思ったんですね。
「期待」を持たず、お互いが緩く、素のままで繋がれるということが、本来の友だちなのではないかと。
裏垢関係ない、普段の友人関係で長く続いている人って、自分も相手も「期待」って持ってないでしょ?
私は持ってないです。そのままのあなたでいてって感じだし、そのままのあなたがむしろ一番おもろいってやつしかいない。
だから、本当は「期待」を持った段階で人間関係に歪みが出てしまうんじゃないかと思いました。
ここが、「執着」の入り口なのではないかと。
裏垢での「期待」
裏垢での「期待」って何でしょうね。
片方が勝手に相手に「期待」する場合もあります。自家中毒的な感じですね。これはもう、己との戦いなのでちゃんと自分の中で線を引く練習をした方がいいです。人間関係を作る時の基本。
関係性の中で「期待」させるという意味だと「二人の未来を語ること」が当てはまるかと思います。
これね、別に悪いことではないんですけれども、この言葉に持たせる責任というか重さというかが二人の間でズレる可能性が高いことが問題なんですよ。
「また会いたいです」
「これからもよろしく」
「今度は○○に行こうね」
という言葉を最後に関係が終わる。
こういうことが裏垢では割とよくあるんじゃないかなと思います。
私も経験済みです。「また会いたい」と言われながら、ピンポイントの予定が難しい旨を伝えたらそこから返信が二度とこないとか。
会いたいんとちゃうんかいw
リップサービスが悪いとは言いませんが、あえて口にする意味ね。
言葉に責任を持とうとする真面目な人ほど、こういうズレに苦しめられるのかもしれません。
良い意味で「期待」させないこと
あえて言わないこと、そう願ったとしても口にしない方がいいこと、そういうものがあるんじゃないかと最近思います。
「期待」させない、距離を寄せ過ぎない、そういうことが心遣いになることもある。
割と最初期にこの記事で書きました
裏垢で女を沼らせる男は二流
という言葉の大切さを改めて感じています。
裏垢って、人間としての関係性を深める前に身体を重ねてしまうことが醍醐味だと思いますが、そこで止まってしまうんですよね。私はね。
その人のことなんか何一つ知らないのに。私のことなんか何も伝えていないのに。どこまで踏み込んでいいか分からないまま、全然対話出来ていないと私は思っているんですけども。
ぐだぐだ喋るだけの時間があって、初めて相手のことが見えてくることもあります。もちろん、それでもわからないこともありますけど。
裏垢でそういう時間を取ってくれる人に出会ったことがあまりない。
私には人間として魅力がないのだろうね、なんてしょんぼりすることもありますね。
ま、雑談が下手くそすぎて自分のことを伝えることもできないのは本当になんというか…。臆病である、ともいえるのかもしれない。ね。
とりあえず、沼についての追加事項はこんな感じです。