ゴリラの天体観測記 (オマケ)
この記事は「もなふわすい~とる~む Advent Calendar 2021」24日目の記事のオマケです。
■ 何を話すのか
この記事では本編で語れなかった以下の点について話していこうと思う。
ほぼほぼ天体撮影の初学者である自分が、経験上得たTips的なものだと思ってもらえれば良い。
天体観測に必要なもの
レンズの選定について
■ 天体観測に必要なもの
季節によって変わってくるものもあるが、以下のものが挙げられそう。
(主にカメラに関連しない「その他アイテム」をメインに列挙)
マスト
懐中電灯 (「光が強い物」と「赤い光を放つもの」の2点が理想)
星座表 (スマホアプリでも代替可能)
折りたたみ椅子
春〜秋に必要
虫除け
秋〜春に必要
防寒具
▼ 懐中電灯について
ライトは理想を言えば「光が強い物」と「赤い光を放つもの」の2点が理想である。
前者は主に天体観測スポットへ向かう際の道中の道を照らすのに利用する。
特に新月前後の月明かりのない夜道は「一寸先は闇」と言う諺を体現しているレベルで真っ暗であり、それなりの光量を持った懐中電灯が手元にあると安心できる。
ちなみにスマホのライト機能でも行けなくはないが…光が弱すぎて一歩先ぐらいしか見えないので個人的にはあまりオススメはしない。
参考程度に自分が愛用しているライトを貼っておく。
後者の「赤い光を放つもの」については、目的地に付いたときに手元を操作するときに利用する目的がある。
別に前者のライトでも出来なくはないが…逆に光が眩しすぎて迷惑になる可能性がある。
特に自分がよく行く城ヶ島と言った天体観測スポットは、自分以外にも天体観測及び天体撮影を行っている方がチラホラとおり、自分だけならまだしも他に人が居る状況で上述のライトを付けたりするとかなり目立ってしまう上に最悪他の人の作品にレンズフレアと言ったノイズを載せてしまう原因にもなりかねる。
そのために目的地での手元の操作は以下のような赤い光を放つライトをオススメする。(光の刺激が少なく、比較的周りに影響が出にくい)
ちなみに自分はこちらを愛用しており、手元を操作する際には頭に巻き付けてヘッドライトにしている。
ほぼほぼ思いやりの部分ではあるが、折角足を運んできた天体観測スポットで嫌な思いはしたくないので、なるべく自分は気を使うようにはしている。
ただし、行き帰りの暗い道で↑のライトを使うと流石に暗すぎて危険なので、そのときには素直に光の強い方を使うのが良きかと。
▼ 星座表について
特に語る部分はないが、アプリを入れておけば方角が分かったりして色々と便利。参考程度に貼ると自分は以下のアプリを愛用している。
ただし、冬場など寒い環境ではバッテリーの減りが早まったりするので、モバブなども持っていくと良いかも。
▼ 折りたたみ椅子
無くてもなんとかなるが、あったほうが良いシリーズ。
正直ずっと立ち続けて空を見上げるのは思った以上にしんどい。
なので、持ち運びが便利な折り畳める椅子(寄りかかれると尚更良い)も合わせて持っておくと無駄に消耗することがない。
(寝っ転がって見上げたいならシートを持っていっても良いかも)
▼ 虫除け (春〜秋)
春から秋と書いたが、要は蚊などが湧いてくる時期にあったほうが良いアイテム。ちなみに選定できるなら「顔まで塗れるタイプ」が良い。
天体観測中はずっと停止していることも有り、その間、奴らは容赦なく顔もぶっ刺してくる。
塗るのを怠ったり、顔だけ塗らないとかやっていると…次の日朝起きて鏡を見たら顔に虫刺され痕で星座が出来ていたなんてことになりかねないので注意。
ちなみに撮影の邪魔にならない程度に心地良い風が吹いている日は虫が集ってくる確率が低くなるので、地味に天体観測に適していたりする。
■ レンズの選定について
何を撮りたいかによって変わってくるところがあるが、もし「星を目立たせる感じで撮りたい」「星座を主役にして撮りたい」と言った要望があるならフィルターを装着できるレンズがオススメできるかも。
本編でも話に出てくる「SAMYANG MF 14mm F2.8 MK2」はかなり良いレンズではあるものの、公式でレンズフィルターを装着できないという弱点がある。(非公式?なアタッチメントを付けたりすると無理やり装着することも出来るが…高い…)
ちなみにレンズにフィルターを付けられるかどうかについてはレンズの製品ページを見て「フィルターサイズ φ○○mm」と言う表記があるかどうかで大体分かるはず。
▼ フィルターの有無
フィルターの有無の具体的な作例や比較については以下が参考になるのでこちらを参照。(自分も愛用しているKenkoさんのフィルター)
ちなみに上記にも挙げているKenkoさんのレンズフィルターは重ねて装着することが可能なので、自分はよくソフトフィルター + スターリーナイトと言う組み合わせで撮影することが多い。
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