【アナ雪】LetItGoは開き直り自棄っぱちソングである

アナと雪の女王の続編が公開されるみたいですね。楽しみです。
私はアナ雪の公開当初は、正直ディズニーのミュージカルアニメなんぞと思っており、恥ずかしながら見くびっておりました。
その後、ズートピアが公開されたタイミングで両方見て、いやこいつは凄いと、アナ雪めっちゃ面白いやんけと。大好きになったわけです。

何が好きかって「Let It Go」が好きなんですよ。ありのままで。
そらあんだけ有名な曲誰でも好きだわと思われるかもしれませんが、
ここで私はクソオタク特有の「わかってないな~」という顔をします。

「Let It Go」は「ありのままで」の日本語訳で抱いた前向きで明るいイメージとは裏腹に、開き直りと自棄っぱちに身を任せた、溜め込んだ怒りの発露というドロドロとした熱意に溢れるパワフルな曲なのです。私はそれが好きで好きでたまりません。
原語で映画を見て、はじめて「Let It Go」を聞いたときに、今まで抱いていた「ありのままで」のイメージと真逆なその歌詞に、私は興奮して震え上がりました。

その興奮についてそれはもう語っていきたいと思います。乱文ご容赦ください。

さて、そもそも「Let It Go」を語るためにはそれまでのストーリーの流れが必要ですので、そちらも軽く紹介します。圧倒的ネタバレなので注意。

<ストーリーザックリ解説>
エルサとアナの姉妹は王女であり、王国の城に住んでいる。
氷魔法の使い手であるエルサは幼い時、誤って妹のアナに魔法をぶつけてしまう。
幸いアナは一命をとりとめたが、エルサは強いトラウマを抱いてしまう。
自身の強い魔力を恐れたエルサは、城を固く閉ざして部屋に引きこもる。
事故で両親(国王)が死亡し、エルサが次の女王として即位することに。
しぶしぶ城を開け放ち、人々を招き入れるが、エルサは自分の魔法がバレないか戦々恐々。
しかし結局、人前で魔法が暴発してしまい、集まった人々から恐れられるエルサ。
エルサは一人雪山に逃げる……

という所で高らかに歌われるのが「Let It Go」です。
まず日本語の歌詞を見ていきたい。

<ありのままで 日本語歌詞>

降り始めた雪は足跡消して
真っ白な世界にひとりのわたし
風がこころにささやくの
このままじゃダメなんだと

とまどい傷つき
誰にも打ち明けずに悩んでた
それももうやめよう

ありのままの姿見せるのよ
ありのままの自分になるの
何も怖くない 風よ吹け
少しも寒くないわ

悩んでたことがうそみたいね
だってもう自由よなんでもできる
どこまでやれるか
自分を試したいの
そうよ変わるのよわたし

ありのままで空へ風に乗って
ありのままで飛び出してみるの
二度と涙は流さないわ

冷たく大地を包み込み
高く舞い上がる想い描いて
花咲く氷の結晶のように
輝いていたいもう決めたの

これでいいの 自分を好きになって
これでいいの 自分信じて
光浴びながら歩きだそう
少しも寒くないわ

<日本語歌詞 ここまで>

いいですね、とても前向きな曲です。
「このままじゃダメ、一人で悩むのはやめよう」
「ありおままの自分を見せよう、変わるのよ私」
「自分を好きになっていいのよ」
素晴らしい内容です。悩みもう解決したじゃん。
もうここでエンディングでいいんじゃないかとさえ思いますね。

では次から原語である英語歌詞を見ていきます。
長いので、各段落ごとに私の語りを入れていきます。

ちなみに英語歌詞と日本語訳は以下のサイトを参照しています。

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The snow glows white on the mountain tonight
Not a footprint to be seen.
A kingdom of isolation,
and it looks like I’m the Queen
The wind is howling like this swirling storm inside
Couldn’t keep it in;
Heaven knows I tried

山には今宵 雪が白く輝いて
足跡ひとつ見えない
孤立した王国
きっと私が女王なの
(私の)中で渦巻く嵐のように 風がうなっている
押さえ切れなかった 天は私ががんばったことを知ってる

******************************

物理的に雪山に一人でいる状況と、
人々から恐れられ孤立した状況を合わせて歌っています。
注目すべきは「Heaven knows I tried」で、
「天(神)は知っている、私が頑張ったことを」です。
もう完全に悲観的です。「私は頑張ったけど無理だったんだよ」という凄まじく後ろ向きなイメージを受けます。神を持ち出すのは弱ってる証左です。

******************************

Don’t let them in,
don’t let them see
Be the good girl you always have to be
Conceal, don’t feel,
don’t let them know
Well now they know

誰も中に入れてはだめ
誰にも見せてはだめ
いつもいい子でいなさい
隠しなさい、感情を出してはだめ
知られてはいけない
ああもう、みんな知ってしまった

******************************

中に入れるな、誰にも見せるな、良い子でいろ、隠せ、知られるな。
はい、全部命令形です。
「~~してはいけない」「~~しなければだめ」のオンパレード。
「Be the good girl you always have to be」
なんて1文で2回も命令形が出てきてます。
「Let~」「have to ~」「動詞から始まる」
「命令形」の英文法の教材になりそうなレベルです。

対応する日本語歌詞は
「とまどい傷つき、誰にも打ち明けずに悩んでた。それももうやめよう」
という、制約を能動的に解き放とうという前向きさがありますが、原語は
「知られてはいけないのに、みんな知ってしまった」
という、受動的で後ろ暗い感じです。
もう知られちゃったからどうだっていいよね、っていう開き直りです。

LetItGoの途中ですが、この曲を語るにはこれ以前に妹のアナが歌った曲
「For The First Time in Forever」(生まれてはじめて)
についても語らなければなりません。

「生まれてはじめて」は、妹のアナがはじめて城の外に出て、
色んな人や物を見ることが出来る感動と喜びを歌った曲で、徹頭徹尾明るい曲です。
元々アナは外交的な性格なのに、エルサのせいで城に閉じこもるしかなく、鬱憤が溜まってたんですね。
しかしアナが喜びを表現する裏で、エルサは不安に苛まれています。
「生まれてはじめて」の曲中にはエルサが歌うパートがあるのですが、そこでは

Don’t let them in,
don’t let them see
Be the good girl you always have to be
Conceal, don’t feel,
don’t let them know
Make One Wrong move
And everyone will know

と歌っています。LetItGoの上記の歌詞とまんま同じです。
エルサはずっと「一つでも間違えればみんなに知られてしまう」と不安でした。

その後、エルサとアナの歌が重なります。
「それも今日だけだ」「それも今日だけだ」
「待つ時間が苦しい」「待つ時間が苦しい」
同じことを言っているのに持つ意味が正反対です。なんて美しく完成された歌でしょうか!
その後、城のゲートが開き大勢の人々が城になだれ込みます。
「こんなの生まれてはじめて!」とはしゃぐアナの裏で、エルサはうわごとのように

Don’t let them in,
don’t let them see
Be the good girl you always have to be
Conceal, don’t feel,
don’t let them know

と歌い続けます。何度も何度も自分に言い聞かせています。もはや呪いです。
その呪いがLetItGoまで続いています。全く同じフレーズが繰り返されます。
しかし最後に「ああでも知られてしまった……!」と入るわけです。

******************************

Let it go, let it go
Can’t hold it back anymore
Let it go, let it go
Turn away and slam the door
I don’t care
what they’re going to say
Let the storm rage on.
The cold never bothered me anyway

ありのままで(いいの)
これ以上隠しておけない
ありのままで(いいの)
背を向けてドアをピシャリと閉めて
私は気にしないわ
彼らが何を言おうとも
嵐よ吹き荒れなさい
少しも寒くないわ

******************************

サビの部分です。
どうですか、すごい自棄っぱちに見えませんか?
「これ以上隠しておけないから、ありのままを見せよう」
「何を言われようと気にしないわ」
「少しも寒くないわ」
どう見ても強がりです。しかも「Let the storm rage on.」です。
「嵐よ吹き荒れろ!」です。嵐とは先ほどの歌詞であったように、エルサ自身の心の内で吹き荒れているものです。
「rage」とは「怒り」という意味でもあります。強がって当たり散らしているわけです。何に対する怒りなんでしょうか。多分エルサ自身にも分かっていないと思います。
皆さんにもありませんか? 自分で自分に「~~してはいけない」と言い聞かせているのに、それが出来ないことに苛立つことが。私にはありました。隙あれば自分語り。

これは特にアニメ本編で顕著なのですが、
ここの歌詞を謳い上げるシーンで、エルサはいままで俯いて暗い顔をしていたのが一転して笑顔を見せ始めます。
そして、手袋もマントも脱ぎ捨て、
今まで隠していた魔法を存分に周囲に撒き散らせながら
「ありのままでいいんだ!」と歌うわけです。
いや良くねーだろ!!!

******************************

It’s funny how some distance
Makes everything seem small
And the fears that once controlled me
Can’t get to me at all

おかしなことね
距離があらゆることをちっぽけに見せてくれるの
かつて私を支配していた恐怖も
もう私には一切とどかないわ

It’s time to see what I can do
To test the limits and break through
No right, no wrong, no rules for me,
I’m free

今こそ、私ができることを知るとき
限界にチャレンジして、それを打ち破るために
正しいこと、間違ったこともない、ルールもない
私は自由だわ

******************************

これもアニメ本編を見ると分かるのですが、ここのエルサめっちゃ楽しそうなんですよね。曲調もここで一転して楽しげな感じに変わります。
雪山の上で一人でいるのに、エルサは楽しくて楽しくてしょうがないといったはしゃぎっぷりを見せます。これまでの抑圧されおどおどしていた感じからは想像もつかないような変貌っぷりです。

歌詞も凄い。
「It's funny」という嘲笑的な言葉に始まり
「To test the limits and break through」自分の魔法の限界を確かめてそれを越えてみたいと言いながら巨大な氷の城を建てます。
「No right, no wrong, no rules」と、NOを3つも繰り返しながら「I'm free」私は自由だ!と叫ぶんです。
正しいこともない! 間違ったこともない! ルールもない! 私は自由だ!
そう言いながら思う存分に強大な魔法を繰るエルサの、これが自棄以外の何に見えますか。悲痛ですよ。全然前向きじゃない。

対応する日本語歌詞は

悩んでたことがうそみたいね。だってもう自由よなんでもできる。
どこまでやれるか、自分を試したいの。
そうよ変わるのよわたし。

ですが、原語と意味が殆ど正反対になってます。自由の温度感が全然違う。

******************************

Let it go, let it go
I am one with the wind and sky
Let it go, let it go
You’ll never see me cry
Here I stand
And here I’ll stay
Let the storm rage on

ありのままで(いいの)
私は風と空と一体になる
ありのままで(いいの)
もう私は決して泣き顔をみせない
私はここに立っている
そしてこれからはここにいる
嵐よ吹き荒れなさい

******************************

サビの繰り返しですが、私がここで一番好きなのは
「You’ll never see me cry」です。
直訳すると「お前はもう私が泣くのを見ることはない」になります。
「私は泣かない」ではなく「お前は私が泣くのをもう見ることはない」です。
主語が「I」ではなく「You」なんです。
わかります? ここが良いんですよ。
いや、ただ単に英語だとこういう言い回しになるだけかもしれないんですけど、英語のこういうとこ好きなんですよね。
例えば「誰もいない」を「No one is there」つまり「無がそこにいる」と表現する、日本語にはない言い回し。クールだなあと思います。

で話し戻すと「Here I stand」です。私はここにいるぞ! と力強く主張しています。
アニメでもここで地団太のごとく力強く地面を踏みつけ、氷の城を召喚しています。
しかしこの力強さは自棄っぱちからくるものです。

あと「never」です。この歌は「never」が5回も使われてます。
サビの「The cold never bothered me anyway」(少しも寒くないわ)にもneverが入ってます。
これも主語が「I」ではなく「The cold」
「私は寒くない」ではなく「冷たさは私を少しも悩ませることはない」です。Coldはもちろん冷気の意味もあるでしょうが、周りからの目線などの比喩表現とも取れますね。
never(絶対ない)という強い否定形を繰り返し使う。
これがこの時点のエルサなわけです。

ところで妹アナの歌う「生まれてはじめて」はタイトルからして「For The First Time In Forever」
サビで同様のフレーズが9回繰り返されます。
「Forever」と「never」が対比になっているように感じてしまいます。

******************************

My power flurries through the air into the ground
My soul is spiraling in frozen fractals all around
And one thought crystallizes like an icy blast
I’m never going back, the past is in the past

私の力は 空中をへて大地をゆるがす
私の魂は氷の粒となりあたり一面で渦巻く
想いは氷の爆風のように結晶となる
もう二度と戻らない 過去は過ぎ去った

******************************

ここ、私が一番好きな部分です。
何が好きかってめっちゃ韻を踏んでるところと、個々の単語が力強いところです。

「My power」と「My soul」
「ground」と「around」
「blast」と「past」
「spiraling」と「crystallizes」
聴いててすごい気持ちいいです。テンション超上がります。

「グラウンド」「スパイラリング」「フローズン」「クリスタライジス」「ブラスト」「ゴーイング」「パスト」
濁音と破裂音のオンパレード。正にブラスト、爆発です。歌自体もこの単語に力を込めて発声・発音されており、言葉に強い想いが込められています。

これを歌うエルサのテンションも爆発しています。
自分の力を試すかのように複雑な造形物を産み出しながら、王冠を放り棄てて髪を振りほどき掻き乱しながら、地団太を踏むように踊り狂うのです。
口こそ笑っていますが、眉は下がっています。狂気的ですらあります。
ヤケ酒を飲んだくれる人みたいになってます。ほんと好き。

******************************

Let it go, let it go
And I’ll rise like the break of dawn
Let it go, let it go
That perfect girl is gone
Here I stand
In the light of day
Let the storm rage on
The cold never bothered me anyway

ありのままで(いいの)
私は夜明けのように立ち上がる
ありのままで(いいの)
完璧な女の子はもういないわ
私はここに立ってる
光を浴びて
嵐よ吹き荒れなさい
少しも寒くないわ

******************************

最後のサビです。やっぱりここの見どころは
「That perfect girl is gone」ですね。
ザットパーフェクトガールイズゴーン。
完璧な少女はいなくなった(死んだ)
序盤の歌詞で歌われる「Be the good girl you always have to be」と対比になってます。
いつも良い子でいなくてはならない、けど今その少女は消え去った!
「ざまあみろ!」と聞こえてきそうです。

そして繰り返される「Here I Stand」
最後は「少しも寒くないわ」と吐き捨てて完全に扉を閉めるのです。

「生まれてはじめて」の歌で扉が開いたのとは対照的です。
あちらではエルサは怯えながらも扉を開けろと命令を出しましたが、
こちらでは恐れることなく扉を閉めています。

日本語の歌詞
「これでいいの、自分を好きになって。これでいいの、自分信じて。光浴びながら歩きだそう、少しも寒くないわ」
から感じる前向きさは毛ほどもありません。
そこにあるのは開き直りと自棄です。
これでいいわけないだろ! 絶対自分を好きになれてねーよ!
そう自分に言い聞かせてるだけじゃねーか!

そうです。この歌詞、どう考えてもエルサが自分自身に「これでいいんだ」と言い聞かせてるだけです。本当は良いわけないのを分かっていながら、自分を無理やり納得させるための歌詞なのです。
そもそも「見せてはいけない」「知られてはいけない」「良い子でいなくちゃ」というのも全て、エルサが自分自身にそう言い聞かせているだけです。自分で自分にかけた呪いなのです。
妹のアナも、両親も、エルサにそんなこと一言も言ってません。むしろアナは(エルサの魔法のことを知らないとはいえ)エルサを外に誘っています。それを拒絶し、扉を閉じ続けたのは当のエルサ本人です。
そして「Let It Go」で歌われている状況は、確かに自分を抑え込んでいたものを取っ払ったものの、依然エルザは一人っきりです。
卑近な例でたとえると「実家で自分を抑えて生きてきたけど、一人暮らしをはじめて自由を感じてテンション上がってる」状況です。自由にこそなりましたが、孤独であることに変わりはありません。それを「少しも寒くないわ」と強がってるだけです。
「Let It Go」は物語の中盤で歌われる曲です。この時点で、エルサを取り巻く問題は何も解決していません。だからこそ「Let It Go」はドロドロとした情念に満ちています。ハッピーな要素が何もないからです。

この後、氷の城にエルサを迎えに来たアナ。一悶着あり、色々な事件が重なり、なんやかんやあって最終的にエルサの呪いは真の意味で解けます。
エルサの存在は魔法もひっくるめて国の人々に迎え入れられ、妹やその仲間たちの笑顔に囲まれて真にエルサは救われます。自分の力に対する恐れも、自由と引き換えに選んだ孤独も乗り越えて、エルサは本当に「ありのままで」「少しも寒くなくなった」のです。

①自分の力を恐れ、自己規範でぐるぐる巻きになりながら他者を拒絶し孤独を選ぶ
②自分の力を受け入れ、規範を全て取っ払って孤独の中の自由を得る
③自分の力を周りに受け入れてもらい、恐れもなく孤独もない愛を得る

エルサの劇中での環境の変化はこの流れで、LetItGoの状態は②です。
それはエルサにとって必要な儀式だったのかもしれませんし、人によっては②の状況こそが一番望ましい場合もあるでしょう。
確かに一人ぼっちでいれば何をするにも自由で、誰にも咎められないし自分を抑える必要はありません。しかし人間は一人では生きられないもので、自分の特性と向き合いながら、社会を拒絶することなく受け入れ、上手く付き合うことが大事だということです。

「ありのままで」の日本語歌詞は、③のエンディングを迎えたエルサの心情には合致すると思います。「自分を好きになって、自分を信じて」それによってエルサは魔法の制御に成功してるわけです。
しかし、エルサが劇中に「Let It Go」を歌う時点ではエルサはその境地に至れていません。全然「ありのままで」いられてません。
だからこの曲は、原曲のほうがアニメのイメージと合ってると思うんですよね。もちろん日本語歌詞は日本語歌詞で素晴らしいんですけど。「ありのままで」というのは意訳にしてもニュアンスに大分隔たりがあると思うんですよね。

まあとにかく、LetItGoが歌われるシーンが大好きなんですよ。
自分で自分を抑え込んできたエルサが、自分を縛り付けるものを放り棄て(手袋やマントやティアラなども物理的に投棄している)駄々っ子のように暴れ、ガキ大将のように自分の魔法をひけらかしながら、魂の叫びと共に虚構の城を築き上げて仮初の自由に寂しげな笑みを浮かべ強がる。
最高のカタルシスじゃないですか。初見でめちゃくちゃ興奮しました。まるで飲み会で酒の勢いに乗って職場の愚痴を言いふらすみたいな爽快感があります。それは確かにありのままの姿ではないかもしれないけれど、制約から解放された自由というのはとにかく甘美なものです。結構昔の自分と重なる部分があって胸熱ですね。

アナと雪の女王は全体を通してみても面白いのですが、やはり私は未熟なエルサが開き直って歌うあの一連のシーンが大好きなんです。皆さんも是非最初から最後まで見ていただきたい。
続編も楽しみにしております。


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