見出し画像

医ケア児育児ナレッジシェアの取り組み始動!

2021年は東京へ転勤となったり、保育園の園長職についたりと変化の年。

僕の中で、2021年は学びと挑戦の年として日々奮闘しております。


今年2月に僕が今後取り組みたいと思っている「家族支援」についてのnoteを書きました。

やはり、思いを言葉にすると形にしたくなり、この中の一つでも実現に向けて動き出すことを決めた4月。

その中で「家族の知りたいを支える」という家族支援の事業化に向けて、チームを発足しました!


家族の経験・知見に価値がある社会を創る

これまでいち専門職として家族と接する中で、専門的な知識や情報の提供を行ってきました。

曲がりなりにも「生活をみる専門家」と思って従事してきた10年間。

しかし、twitterで出会った家族の方々のTLに溢れる情報は、僕の知りたかった情報や、知りもしなかった情報に溢れていました。

僕は生活をみていると言いながら、生活の中の一部に特化した専門家でしないことを痛感。

そして、色々な専門家がいる中、家族の生活の一番の専門家は同じ家族ではないのだろうかと思うように。

そこから僕は、家族の方々との交流を通して、家族の生活について勉強させてもらっています。

こうした経験から、専門家が家族へ情報提供するのと同じように、家族の持つ経験や知見は価値ある情報として位置づけれるべきだと思っています。


「悩み苦しんだ思い出」は、他の家族の希望になる

専門家の特権は、多くの家族の人生に触れ、寄り添えることだと思います。

たった十年ですが、新生児期の家族にも就学期の家族にも、卒後の家族にも、親亡き後の家族にも寄り添い、悩みや不安を聞いてきました。

そこでわかったのは、ライフステージ各々で共通悩みが存在するということ。

そうした悩みに専門家は過去の経験から、こういった対応がありますよと情報提供できたりします。

そうした、情報は専門家だけがもっているかというとそうではなく、同じ悩みを経験し、向かい合ってきた先輩家族はたくさんいます。

今家族が悩んでいる問題は、5年前に他の家族が悩んだ問題かもしれない。

今家族が悩んでいる問題は、3年後他の家族にも訪れる悩みかもしれない。

僕はこうした家族の縦の繋がりを通して、悩みを共有することは重要だと感じています。

あの日悩み苦しんだ思い出は変わらないかもしれない。

でも、その思い出は他の家族にとっては喉から手が出るほど欲しい情報だったら。。。

もしかしたら、あの日悩み苦しんだ思い出の”意味”は変えることができるかもしれない。

そんな事業を展開していきたいと思っています。


専門職の経験年数のハンデをなくしたい

また、いち専門職として感じていたことがあって

専門的な知識や技術は正直その人の努力によってカバーできます。

勉強していないベテランの専門職より、努力し勉強している3年目の方が頼りになる、なんてことが起こりえます。

昔と比べてインターネットによって多くの情報にタッチできるようになり

SNSによって多くの専門家との交流や勉強会の存在を知り参加しやすくなりました。

なので、そうした知識・技術を学ぶための行動のハードルはどんどん下がっていて、

向上心があれば経験年数の差はなくなりつつあります。


それでも、実際の臨床場面では経験年数ベテランの先生には勝てないところがあって

それは安心感のような頼れる先生感のような。

この差は何かというと

それは、問題と向き合ってきた家族のロールモデルの数だと思う。


知識や技術は取りに行けるけど、実際の家族がどういう問題に直面しどう問題と向き合い解決しようとしてきたかというロールモデルは経験年数にやっぱり左右されやすい。

もしここがカバーできたら

経験年数のハンデはかなりなくなるのではないかと思います。

これは、支援者を指名できない家族にとっても大事なことで

一番変化のある時期に、経験年数の少ない若手の先生が担当になっても

その経験年数のハンデがなくなるだったら安心して頼れるのではないのかなと思っています。


医ケア児育児ナレッジシェア

僕はこんなことを考えながら

家族の経験・知見を共有するサービス

”医ケア児育児ナレッジシェアベース”

を創るために今チームと作戦会議を行っています!

※今後の取り組みによっては変わってくるかもしれません


これは、twitterで日々行われるtweetやリプ

そして、相互フォロワーさんで当事者家族でもある方が主催されている

#難病児ツイオフなど

多くの家族の知見溢れるtwitterを見ていて着想したものです。


「あーこの投稿あの時知ってたらな〜」とか

「この投稿これから先も必要とする人いるよな〜」など

TLに流れるのはすごくもったいない知見・経験がTLには溢れています。


しかし、どうしてもTLは流れるし

あのtweetは誰がしてたっけ??と検索するのも大変。

そうした家族の持つ知見・経験をストック(蓄積)し共有できる

プラットフォーム作りを考案中です。



医ケア児育児ナレッジRadio #医ケアwiki

そんなプラットフォームを作るための取り組みの第1段として

Twitterのスペース機能を使って、新企画を立ち上げます!


その名も

「医ケア児育児ナレッジRadio~#医ケアWikiで経験・知見をシェアしよう!~」

です!

画像1

日程は
・10月9日 21:00~  共同ホスト:林めぐみさん 
 テーマ:医ケア児育児に役立つライフハックのナレッジシェア


・10月16日 21:00~    共同ホスト:未定 テーマ:未定


・10月26日 21:00~  共同ホスト:まこぴーさん(ファイナンシャルプランナー) 
  テーマ:なかなか聞けないお金に関するナレッジシェア

となっております。

各回テーマを決めて、テーマのナレッジをみんなで共有していこうという企画になります。


聞きたい悩み、共感してほしい不安など

#医ケアWiki

をつけてtweetしてください!

当日そのナレッジについてみんなと共有し、掘り下げていきたいと思っています!!


また、テーマに限らずシェアしたい、みんなの知見・経験を聞いてみたいと思うことがあれば #医ケアWiki でシェアしましょう!

2回目のテーマも募集中です♪


ぜひお楽しみに!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?