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卵(卵黄)を食べるメリット。黄斑変性や白内障の予防

卵黄に含まれるカロテノイドに、ゼアキサンチンルテインというものがあります。これは食材の黄色っぽさや赤っぽさといった色素の理由にもなる化学物質です。卵黄の他にも海老やサーモン、アボカドなどにも含まれます。

ルテインやゼアキサンチンは眼(網膜の黄斑部や水晶体)に多く存在する物質です。このことからこれらのカロテノイドは、黄斑部の変性や水晶体に関わる病気の予防を助けてくれます。特に黄斑部において加齢とともにリスクが高まるAMD:age-related macular degeneration や水晶体が濁り視力低下をきたす白内障のリスク低下につながるのが、ルテインとゼアキサンチンなのです。

また、AMDや白内障の発症のリスクを高める要因として黄斑部や水晶体の、フリーラジカルによるダメージがあります。キャノーラ油や大豆油、とうもろこし由のような植物油の頻繁な使用は、体内のフリーラジカルを増加させ炎症を誘発します。もし眼の健康のためにルテインやゼアキサンチンの摂取レベルを高める意識があるのであれば、同時に植物油の使用は避けたいところです。

※補足
ルテインはブルーライトを吸収する性質をもつ。

ベストな卵の調理法は??

カロテノイドは熱に弱いので、卵黄を半熟状態でとどめるような調理方法を選ぶと良いでしょう。ちなみに生で食べる際は、卵白は除いたほうが良いかと思います。理由は、生の卵白に含まれる糖タンパク質であるアビジンという物質がビオチンと結びついてしまいビオチンの吸収を阻害し得るからです。つまり生卵白の長期摂取はビオチン欠乏症を引き起こす可能性を高めてしまうということ。なのでポーチドエッグや半熟茹で卵、半熟スクランブルエッグといった調理法を選ぶことをお勧めします。

調理や卵そのものを食べないという方のために、ルテインとゼアキサンチンのサプリメントのリンクを一応貼っておきますね!



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