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麻雀格闘倶楽部Sp ラグ読み講座
セガサミーフェニックスのサポーターなのにKONAMIに課金し続けている男、まんぼーです。みなさまこんにちは。
ネット麻雀は鳴ける牌が出ると、プレイヤーが鳴く・鳴かないを判断するために画面が止まります。いわゆる「ラグ」です。ラグを利用して、相手に持たれている牌を推理するのがネット麻雀特有の技術、ラグ読みとなります。
特にサンマはチーができないため、ラグが入る=ポンできる牌ですから、相手が2枚以上持っていることが確定するので大きな読み材料となります。さらに麻雀格闘倶楽部Spは鳴き無しボタンを押していても一瞬ラグが入るというふざけた珍しい仕様ですので、ラグによってかなりの情報を得ることができます。
Lesson1 薄い待ちを知る
たとえばニ筒が切られてラグが入ったとします。サンマだとポンラグなので、その時点でもうニ筒は多くても残り1枚しかありません。最悪は空テンです。
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上の手牌は四筒引き(三面張+一通含みの変化)を考えて、普通ならソーズのカンチャン三索一索に手をかけるかと思います。しかし、もし「二筒にラグが入った」という情報があれば一筒を切るという判断をすることができます。これが基本のラグ読み利用方法です。
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国士無双をテンパイしました。しかし、キツイ牌を引いてきたらオリるつもりでいました。なぜなら、上家が4巡目に切った白にラグが入っていたからです。もしかすると白が雀頭で山に1枚残っているかもしれないのですが、国士がいるのに白を鳴かないというのは少し考えにくいです。そもそもネット麻雀だと役牌を二鳴きする人自体が少ないです。白はリーチのトイメンに暗刻で持たれている可能性が高く、この国士無双はほとんどあがれません。この時はたまたま流局まで安全な牌しか引かなかったのですが、危険牌を引いたら断腸の思いでオリていたと思います。
この例では白が1枚残っている可能性に賭けるのもアリだと思いますが、例えば国士無双をやっているときに、捨てられたヤオチュー牌に2回ラグが入れば実質4枚目が見えてしまったことになります。そういうときは、無理にテンパイも目指さずオリることをお勧めします。
Lesson2 相手の手役を見抜く
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下家から異様な捨て牌でツモ切り追いかけリーチが入りました。ドラも切っているし、まさかの国士リーチがあるのでしょうか・・・?
しかし、この時は下家に国士がないことは分かっていました。なぜならば、北と一索に両方ラグが入っていたからです。国士なら雀頭が2個あることになり、おかしいですよね。したがって下家は七対子が本線だと読むことができます。
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Lesson3 危険な牌と安全な牌を見極める
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トイメンからリーチが入っています。ここでポイントになるのは上家が1巡前に切っている二索です。もしラグが入っていれば一四索は危険な筋です。 二二三索からの二索切りリーチはいかにもありそうです。しかし、二索にラグがなければ二索は1枚しかもっていなかったことになるので一四索はないことになります。麻雀格闘倶楽部Spは鳴き無しボタンを押していても一瞬ラグが入る仕様なので、一四索待ちはないと断定できます。
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例えば自分の手がこのような勝負にならない形だったとします。ラグ読み要素がなければ中筋の四筒を抜くところですが、もし上家の二索にラグが入ってないという状況であれば一索を三連打するという手も有力になります。(一四索の両面がラグ無し読みで否定できるので、単騎待ち以外当たらない)
Lesson4 安全な牌を見極める その2
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ダブ東を鳴いている親が三索を切りました。前巡の二索と合わせて一四索の両面ターツを外しているわけですから、テンパイしたかもしれません。かといって、一四索待ちの可能性もあるので手の内に安全な牌は二索しかありません。自分の手にはドラも赤もなく、非常に苦しい状況です。
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イーペーコーのみのテンパイ。ヤミテンにして三索を切ったところでラグが入りました。もしこのラグが下家のポンラグであれば、三索のノーチャンスで一索が通せるようになります。ただし、上家が三索を2枚持っているケースはまだ否定できません。二索がすでに3枚見えているので22334の形がなく、あるとすれば23345です。この形ならまだ上家に一四索でロンと言われる可能性があります。
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その後、下家が三索を手出ししたので自分が三索を切ったときに止まったのは下家のポンラグだったことが判明しました。すでに色々通っていますが、これで一索も安全牌として自信を持って切ることができます。下家はダマテンにしていますが、仮に下家がリーチだとしても、この後危険な牌を引いたら九筒ではなく一索を切ってオリるべきです。九筒は上家の六九筒待ちに刺さる可能性が普通にあります。
Lesson5 通りやすい牌は?
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3巡目に九索を切るとラグがありました。四巡目に上家が九索を切ると今度はラグがありません。ということは、上家は2枚ある九索のうち1枚を切ったことなります。
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上家がリーチをしてきたとしましょう。現物以外に通しやすい牌が1つあります。それは八索です。上家は2枚持っている九索を1枚切っているので七八九索の面子があることが確定しています。
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カンチャンならイーペーコーに固定するのが早すぎます。シャンポンも中膨れの形に決めずにギリギリまで九索を引っ張ることの方が多いのでなさそうです。(くっつきテンパイがシャンポン待ちになってしまったケースならありえます)リャンメン五八索待ちは出てきてもおかしくないのですが、677899の形なら八索引きのイーペーコーの可能性をもう少し見ることが多いかなと思います。
検証すると、通常よりも八索の危険度はかなり下がっているのではないでしょうか。もし七索が3枚見えた場合は最もありえるリャンメンのケースを消去できるので八索は相当安全になります。
ラグ読みに関しては古くからネット麻雀で戦術としてありましたが、まだまだ研究の余地があるのではないでしょうか。特に麻雀格闘倶楽部Spはラグ読み天国といえる環境ですので、なにか気づきがあればまたこの記事に追記をしていこうと思います。
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